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偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

マンチェスター・シティ激痛!負傷リタイアのデブライネは最大で全治6週間!

彼らに、11ヵ月フィットし続けろとはいえない。ずっと3日おきにプレイしろともいえない。これだけコンペティションがあれば、身体は”もうたくさんだ”と悲鳴を上げる。誰もがケガしたいはずがない。それをはっきりしたがっている。5枚の交代枠を要求しているのは、こういうことがあるからだ。FAカップではできるのに、他でできないのはなぜなのか。ケヴィンだからいうわけじゃない。試合や大会が多すぎて、選手が苦しんでいる」(「BBC」1月22日付「Manchester City midfielder out for four to six weeks」より)

抗議の主は、ペップ・グアルディオラ。お気持ち、お察しします。昨季プレミアリーグで20アシストを決め、ティエリ・アンリと並ぶリーグレコードを記録したプレーメイカーが、アストン・ヴィラ戦の59分に太腿を痛めてリタイアしました。ケヴィン・デブライネに下された診断は、最大で全治6週間。プレミアリーグのリヴァプール、トッテナム、アーセナルの3連戦と、ボルシアMGとのCLラウンド16の緒戦は、エース抜きで戦わなければなりません。

アグエロが機能していない2020-21シーズンは、最前線に入ることもあったデブライネは、プレミアリーグ17試合3ゴール10アシストという数字を残しており、チャンピオンズリーグと国内カップでも6戦5アシストと本領発揮。2018-19シーズンに前半戦を棒に振った際は、素晴らしいパフォーマンスを見せたベルナルド・シウヴァと老獪なダヴィド・シルヴァが穴を埋めましたが、現在のベルナルド・シウヴァに同じ仕事を求めるのは酷でしょう。

昨シーズンのプレミアリーグで、デブライネが不在の試合は1勝2敗。ウルヴスとマンチェスター・ユナイテッドに2-0で完敗しています。ルベン・ディアスの獲得によって、守備力が格段に上がった今季はどうか。直近のプレミアリーグ10試合で2失点しか喫していないのは、デブライネ、ロドリ、ギュンドアン、ジョアン・カンセロらが攻守ともに機能し、CBの負担を軽減しているからでもあります。直近で当たるバーンリーはロングフィードの本数がリーグ1位、シェフィールド・ユナイテッドは6位、WBAは4位。中盤を省略し、ストライカーにボールを集めてくるチームに対応を誤ってゴールを許せば、エースを欠いた攻撃陣が焦りを募らせる嫌な展開になるかもしれません。

既に5ゴールをゲットしているギュンドアンと、4ゴールのフォーデンは大いに期待できます。膝の負傷、ハムストリング、コロナウイルス感染と踏んだり蹴ったりのアグエロは、2月に戻ってきます。プレミアリーグ5試合ノーゴールのストライカーがトップフォームを取り戻せば、司令塔リタイアのショックを最小限に抑えられるでしょう。フォーデン、ギュンドアン、ベルナルド・シウヴァ、アグエロが躍動するか、正確かつ高速のクロスを失ったアタッカーたちが孤立するか。来週のプレミアリーグは、12月にドローに持ち込まれたWBA戦です。10戦連続負けなしのチームの立ち回りに注目しましょう。


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