【Chelsea×MAN.CITY】チェルシー納得、マン・シティ痛恨…緊張感の高い直接対決はドロー決着!
プレミアリーグ首位を争うシックスポインターは、両者慎重な立ち上がり。7分、中盤でのインターセプトからヘスス・ナバスがフェルナンジーニョにラストパス。シュートは枠を捉えなかったものの、ここからのマンチェスター・シティのプレスはアグレッシブでした。最終ラインと駆け引きしながら常に裏を窺うジエゴ・コスタがいないチェルシーは、トップのロイク・レミーをうまく使えず、縦への推進力がありません。普段はあまり見られない、中盤や最終ラインのパス回しを狙われるシーンもあり、23分にはズマとイヴァノヴィッチの連携のまずさを突かれ、ミルナーのインターセプトからのショートカウンター。アグエロのシュートは、GKクルトワが素晴らしい反応でセーブし、チェルシーはピンチを逃れます。
プレミアリーグ首位クラブの最初のチャンスは29分。ロイク・レミーのクロスをオスカルが左足で狙うも、GKジョー・ハートが正面でキャッチ。ポゼッションは互角ながら、32分にはカウンターからテリの裏を取ってアグエロがフリーでシュートを放つなど、ゴールに近いのはマンチェスター・シティです。アザールの個人技以外に攻略の手立てがなかった劣勢のチェルシーは、しかし41分、ワンチャンスを活かして先制します。
このゴールは、右からサイドチェンジのボールを入れたイヴァノヴィッチの視野の広さがお見事。浮き球を受けたアザールの、ダイレクトの折り返しも絶妙でした。中央に走り込んだロイク・レミーは完全にフリーで、プッシュするだけ。オウンゴールを避けようと足を引っ込めたコンパニの判断は裏目に出ました。
1-0のまま終わるかと思われた45分、マンチェスター・シティが同点に追いつきます。ヘスス・ナバスのクロスに飛び出したクルトワが、珍しくパンチミス。落下点にいたアグエロの左足シュートは枠を外れていきますが、コース上にいたダヴィド・シルヴァが弾道を変え、ボールはネットに突き刺さります。前半は1-1。より危機感を高めているのは、効果的な崩しができないモウリーニョ監督のほうでしょう。
アップを始めたランパードにスタンドが湧いて始まった後半。出だしからペースを握ったマンチェスター・シティは、ダヴィド・シルヴァとサニャが執拗にヘスス・ナバスを走らせ、右サイドを制圧します。54分のフェルナンジーニョのヘッドは、強く叩きつけ過ぎてクルトワがセーブ。アウェイチームは何度も右からクロスを入れるものの、チェルシーの中央は堅く、水色の選手はいい形で触らせてもらえません。前半、不安定だった守備陣も、マンチェスター・シティの攻勢が強くなると、むしろ落ち着きを取り戻しました。
何としても勝ちたいペジェグリーニ監督が、スタンフォード・ブリッジのボルテージが上がるカードを切ったのは77分。フランク・ランパードの登場です。直後にモウリーニョ監督が傷んだウィリアンをドログバにスイッチすると、ペジェグリーニ監督はアグエロをジェコ。プレミアリーグの首位争いらしい緊張感が漂うゲームは、残り5分となると、ケーヒルを投入したチェルシーが完全に勝ち点1にギアチェンジします。87分、中盤を仕切っていたダヴィド・シルヴァのスルーパスに抜け出したミルナーのシュートはジャストミートせず。逆のポスト際を狙ったボールがゴールを横切ると、最後まで試合は動かず、1-1のままタイムアップの笛を迎えました。
悪いなりに、負けない戦い方を展開してうまくドロー着地させたチェルシーは、勝ち点差5をキープという結果は目論見通りでしょう。ペジェグリーニ監督にしてみれば、リスクを見極めながらのラスト10分勝負だったのかもしれませんが、勝ちにいくならランパードとジェコはもっと早く入れてもよかったかもしれません。この結果は、マンチェスター・ユナイテッド、アーセナル、セインツの3番手集団にとっても悪くありません。主力の大半が戻ってきたファン・ハール監督は、勝ち点5差なら逆転可能と思いながら、くっきり像を結んだ水色の背中を見つめているに違いありません。
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中三日の、そしてセスクとコスタの居ないチェルシーには勝たなかればいけない試合でしたが、シティはアグエロを筆頭に怪我から復帰組FW陣がまだ本調子じゃないようですね。ヤヤトゥーレとナスリの不在は大きい。。
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いちマンCサポさん>
32分のカウンターは、いいときのアグエロなら決めていたシーンでしたね。マンチェスター・シティ、惜しかったです。
チェルシーは勝ち点を考えれば、引き分け以上でOKっていうのも頭にあったでしょうね。
もちろん、最初から勝ちに行かないつもりではなかったでしょうが。
セスクとコスタがいない中、ほんとによくやってくれました。
ベンチも若手が多く、切れるカードも少なかったですし。
シュルレやサラーはベンチにもいなかったですし、放出は確実なんでしょうね(~_~;)
ズマは良かったですね!
ケーヒルは途中から出てきましたし、ポジションを奪ったのでしょうね?
クルトワは得意の空中戦でミスが最近目立ちますね(^^;;
これだとチェフと変えられてもおかしくないです。
イバノビッチやケーヒルのところでボールをとられるシーンはよくありませんね。
アザールはほんとに頼りになりますし、レミーは機会が与えられたら点をとってくれてありがたいです。
ウィリアンは大丈夫なんでしょうかね?
モウさん>
クルトワ、珍しくパンチミスしてしまいましたね。後半は完全にマン・シティペースだったので、うまくドローに持ち込んだなと思います。