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偏愛的プレミアリーグ見聞録

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【Leicester×Arsenal】着火剤はニコラ・ペペ!3発ゲットのアーセナルが敵地でレスターにリベンジ!

ラスト3分の決勝ゴールで、ヨーロッパリーグのベンフィカ戦を制したアーセナル。劇的な勝利の立役者となったオーバメヤンとサカは、プレミアリーグ26節のレスター戦はベンチスタートとなっています。GKレノ、DFセドリク・ソアレス、ダヴィド・ルイス、パブロ・マリ、ティアニー。セントラルはエルナニーとジャカ、2列めはニコラ・ペペ、スミス・ロウ、ウィリアンで、ワントップはラカゼット。アテネで体を張ったベジェリン、ダニ・セバージョス、ウーデゴーア、ガブリエウもスタメンから外れており、プレミアリーグ3位と戦うには、いささか不安な顔ぶれです。

対するレスターはEL敗退となり、現在のベストメンバーを揃えていますが、ジェームズ・マディソン、アヨゼ・ペレスらを負傷で欠き、オプションが少ないのが気がかりです。ヴァーディーとイヘアナチョが並ぶ4-4-2は、キックオフから積極的にプレスをかけ、ガナーズのパスコースを絞っています。アーセナルのロングフィードは、ことごとくシュマイケルがキープ。両者ともペースをつかめずにいた6分、レスターが最初のチャンスを活かします。右サイドでジャカを抜き去ったティーレマンスがボックス右に持ち込んで右足を振り抜くと、ボールは左のサイドネットに収まりました。

直後にキックをヴァーディーに当てたレノは、こぼれ球をキャッチして事なきをえました。10分過ぎからは、ビハインドを背負ったガナーズがポゼッションを取っています。12分、ボックスの右脇でラカゼットとワンツーをかわしたニコラ・ペペが、エンディディに引っかけられて転倒。レフェリーのジャッジはPKでしたが、VARの指摘はエリアの脇からのFKです。ペペのキックは、ルーク・トーマスが頭でクリアしました。

21分、中央から思い切りよく打ったハーヴィー・バーンズのロングシュートは、レノがセーフティー重視でセーブ。ダイレクトパスを交えながらサイドを崩そうとするガナーズに対して、レスターは縦1本を狙い続けています。27分にジャカの縦パスを受けたウィリアンが反転して左足を振り抜くと、ボールは右に切れていきました。30分のティアニーのミドルは、ティーレマンスがブロック。ガナーズのCKは味方に合わず、オンターゲットは未だゼロです。

38分、ニコラ・ペペを再三倒していたルーク・トーマスにイエローカード。ウィリアンのFKをダヴィド・ルイスがヘッドというブルーズコネクションで、同点ゴールが決まりました。キックオフの前にピッチに座り込んだスミス・ロウは見るからにアウトで、ウーデゴーアにチェンジ。45分、ニコラ・ペペのクロスをエンディディが腕でカットしてしまい、オンフィールドレビューの結果はPKです。ラカゼットがシュマイケルの逆を突いて左に突き刺し、1-2。ロジャーズ監督は、ペペにやられていたルーク・トーマスを諦め、カスターニュを左サイドに据えています。

後半開始から間もない48分、ハーヴィー・バーンズが膝を痛めてしまい、担架で運ばれていきました。代役は、プレミアリーグ初ゴールを期待したいウンデル。52分、ハーフライン手前でラカゼットが粘り、こぼれ球をジャカがさらってカウンターが発動します。パスをもらって右から上がったニコラ・ペペが中央のウーデゴーアに預けると、ボックス左に入ったウィリアンにスルーパス。ベテランウインガーが右足アウトで折り返し、フリーのニコラ・ペペが無人のゴールに流し込みました

62分、ウーデゴーアのミスパスをイヘアナチョがカット。左からスプリントしたオルブライトンのクロスは、ダヴィド・ルイスが冷静にクリアしました。66分、エルネニーに代わってトーマス・パーティー。69分にはジョニー・エヴァンスも負傷リタイアとなり、2点ビハインドの場面で最後のカードがアマーティです。オープンな展開となってもレスターのアタックはスピードがなく、ガナーズのカウンターのほうが可能性が感じられます。

82分、CKのクリアをしっかり押さえたティアニーのボレーは、惜しくも右のポストの外。84分まで前線で体を張り続けたラカゼットは、オーバメヤンに後を譲りました。87分にニコラ・ペペ、トーマス・パーティーと左につながったアタックは、中に持って右隅を狙ったオーバメヤンのシュートがぎりぎりで外へ。最後まで主導権をキープしたアーセナルが1-3で快勝しました。

ルーク・トーマスとニコラ・ペペのデュエルが、勝負を分けるキーポイントとなりました。右サイドを制圧したペペが奪取したセットピースとPKで逆転。ドリブルが冴えたレフティは、ラカゼットとジャカが起点となったカウンターで右からパスを出した後、ゴール左までスプリントしてフィニッシャーとなりました。いきなり失点した守備陣も、チームがポゼッションを確立した後は縦パスとクロスに冷静に対応。追加タイムには危ないシーンがありましたが、エミレーツで決勝ゴールを喰らったヴァーディーを完封しました。

勝ったガナーズは、暫定4位のハマーズに8ポイント差。敗れたレスターは勝ち点ロストよりも、ハーヴィー・バーンズとジョニー・エヴァンズの負傷のほうが激痛です。プレミアリーグ2020-21シーズンは残り12試合。昨季は終盤の失速で5位に転落したロジャース監督のチームは、CL出場権を獲得できるのでしょうか。12ポイント差のガナーズにひっくり返されるという事件は、さすがにないと思われますが…。


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“【Leicester×Arsenal】着火剤はニコラ・ペペ!3発ゲットのアーセナルが敵地でレスターにリベンジ!” への1件のコメント

  1. トマシュ より:

    ペペもラカZももっと使ってください。
    ある資源を最大限に利用してください。

    にしてもパーテイもっと見たい。出てきた瞬間に勝ったと思った。交代エルネニーじゃなくてジャカがよかったけど。ティアニーと2人、これ以上の怪我は勘弁して。

    なんかEL優先みたいな意見パラパラ見るが、反対。
    PL4位の方が簡単、とかそうじゃない。EL優勝の難易度を我々は認識すべき。なにをもって、16チーム中1位になれると思うのか?去年も一昨年もその前もそんなこと言ってすべってた。

    決勝4失点で負けたELと、最後の5試合1分3敗1pt差5位のPLと、どっちが惜しかったのか。EL?いやいや。

    4位まで8pts。まだシーズンは1/3を残してるし内容も悪くないよ(エメリ2年目の勝ち試合より今年の負け試合のほうがまし)
    何だっておこる。望みを捨てずに戦ってください。

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