2021.03.09 プレミアリーグ観戦記プレミアリーグ観戦記2020-21
【Chelsea×Everton】カイ・ハヴェルツは覚醒間近!? 堅守チェルシーがエヴァートンを完封して4位キープ!
プレミアリーグ4位のチェルシーが勝てば、4ポイント差のマンチェスター・ユナイテッドと3ポイント差のレスターは射程圏内。5位エヴァートンが勝てば、チェルシーをかわしてCL出場権圏内に突入します。TOP4より1試合消化が少ないアンチェロッティ監督にとっては、ライバルを直接叩いて2位を窺うポジションに着くための大事なシックスポインター。エヴァートンの中盤は、アランが先発復帰しています。
スタンフォード・ブリッジでライバルを迎え撃つトゥヘル監督の11人をチェックしておきましょう。GKメンディ、3バックにアスピリクエタ、クリステンセン、ズマ、WBにリース・ジェームズとマルコス・アロンソ。中盤センターはコヴァチッチとジョルジーニョ、2列めのハドソン=オドイとカイ・ハヴェルツの前にヴェルナーという顔ぶれです。キックオフから、ポゼッションはチェルシー。エヴァートンの前線は強いプレスをかけず、縦へのパスコースをカットする網を敷いています。
5分のショートコーナーは、ボックス入り口のヴェルナーが無理な体勢で打ったボレーが大きくアウト。チェルシーの速いパスワークに、エヴァートンの中盤が振り回されていますが、ボックス付近に入るボールはかろうじてカットしています。15分、右からドリブルで上がったリース・ジェームズのミドルは、ゴドフリーがブロック。CKのクリアを叩いたジョルジーニョのボレーは左のポストの外を抜けていきました。
エヴァートンのジョルジーニョ&コヴァチッチ包囲網が機能し、カイ・ハヴェルツやヴェルナーが孤立するシーンが目立ちますが、複数の選手で中央をカバーするため、WBを自由にしがちです。29分、ボックス手前でジョルジーニョがリシャルリソンを引っかけてFK。ディーニュのキックは壁に阻まれてしまいました。
31分、ハドソン=オドイが斜めに出したパスがマルコス・アロンソに通り、ボックス左からの高速クロスがニアのカイ・ハヴェルツに入ります。右足で合わせたボレーがゴドフリーに当たってゴールイン。攻めなければならないエヴァートンは、39分にアランの奪取からカウンターを仕掛けますが、リシャルリソンのドリブルをクリステンセンに止められました。
41分、ジョルジーニョのロングフィードがラインの裏に入り、マルコス・アロンソがピックフォードと1対1。左足のシュートは間に合ったマイケル・キーンが足に当て、ピックフォードが右手で外に押し出しました。前半終了間際のディーニュのハイクロスはメンディがパンチ。イオビの落としを受けたアンドレ・ゴメスのミドルもメンディががっちりキャッチしました。
ハーフタイムは1-0。後半もチェルシーがポゼッションを主張しています。プレスの強度を高めるエヴァートン。51分、ニアを狙ったマルコス・アロンソのFKは、ピックフォードが上に弾き出しました。53分、ハドソン=オドイのクロスをトラップしたカイ・ハヴェルツが、左足のボレーでネットを揺らしますが、VARを通したジャッジはハンド。57分にシグルズソンのラストパスが右のリシャルリソンに通りますが、右足のフィニッシュはニアに外れました。
60分、コヴァチッチ、マルコス・アロンソ、ハドソン=オドイとつながった左からのアタックは、カットインしたウインガーのシュートをピックフォードがセーブ。64分にコヴァチッチの鋭い縦パスでカイ・ハヴェルツがボックス左に抜けると、飛び出したピックフォードが足を払ってPKを取られてしまいました。ジョルジーニョが落ち着いて左の転がし、2-0。エヴァートンは最も警戒していたパスで失点を喫してしまいました。
トゥヘル監督は、ここでハドソン=オドイを下げ、メイソン・マウントを投入。ジョシュア・キングが前線に入ったエヴァートンが反撃に出ています。80分、コヴァチッチに代わってカンテ。直後にロングフィードを追ったヴェルナーがゴドフリーをかわしてGKと1対1になりますが、ニアを狙った一撃はブロックされてしまいました。
85分、メイソン・マウントが敵陣で奪ったショートカウンターは、ラストパスをもらったヴェルナーがまたしても1対1でピックフォードにぶつけ、リバウンドをフリーで叩いたカンテも大当たりの守護神にセーブされてしまいます。トゥヘル監督の最後のカードは、90分にヴェルナーをプリシッチ。4-0で勝てる試合でしたが、オンターゲット9対1の完勝という表現に違和感はないでしょう。
先制点はオウンゴール、美しいトラップ&ボレーはハンド、縦に抜けたと思ったらGKに転がされてチームメイトにPKをプレゼント。すべてのゴールシーンに関与しながら、スコアシートに名を刻めなかったカイ・ハヴェルツをMVPに指名したいのですが、カルヴァート=ルーウィンを完封したクリステンセンと、左サイドを活性化したマルコス・アロンソも選びたくなる一戦でした。
トゥヘル監督就任後、プレミアリーグ8試合を6勝2分。失点は2つしかありません。マンチェスター・ユナイテッドは勝ち切れない試合が多く、レスターは負傷者が続出しており、負け知らずの新生ブルーズがいずれ2位にジャンプアップするのではないでしょうか。ヴェルナーとカイ・ハヴェルツの覚醒という条件付きではありますが…。
スタンフォード・ブリッジでライバルを迎え撃つトゥヘル監督の11人をチェックしておきましょう。GKメンディ、3バックにアスピリクエタ、クリステンセン、ズマ、WBにリース・ジェームズとマルコス・アロンソ。中盤センターはコヴァチッチとジョルジーニョ、2列めのハドソン=オドイとカイ・ハヴェルツの前にヴェルナーという顔ぶれです。キックオフから、ポゼッションはチェルシー。エヴァートンの前線は強いプレスをかけず、縦へのパスコースをカットする網を敷いています。
5分のショートコーナーは、ボックス入り口のヴェルナーが無理な体勢で打ったボレーが大きくアウト。チェルシーの速いパスワークに、エヴァートンの中盤が振り回されていますが、ボックス付近に入るボールはかろうじてカットしています。15分、右からドリブルで上がったリース・ジェームズのミドルは、ゴドフリーがブロック。CKのクリアを叩いたジョルジーニョのボレーは左のポストの外を抜けていきました。
エヴァートンのジョルジーニョ&コヴァチッチ包囲網が機能し、カイ・ハヴェルツやヴェルナーが孤立するシーンが目立ちますが、複数の選手で中央をカバーするため、WBを自由にしがちです。29分、ボックス手前でジョルジーニョがリシャルリソンを引っかけてFK。ディーニュのキックは壁に阻まれてしまいました。
31分、ハドソン=オドイが斜めに出したパスがマルコス・アロンソに通り、ボックス左からの高速クロスがニアのカイ・ハヴェルツに入ります。右足で合わせたボレーがゴドフリーに当たってゴールイン。攻めなければならないエヴァートンは、39分にアランの奪取からカウンターを仕掛けますが、リシャルリソンのドリブルをクリステンセンに止められました。
41分、ジョルジーニョのロングフィードがラインの裏に入り、マルコス・アロンソがピックフォードと1対1。左足のシュートは間に合ったマイケル・キーンが足に当て、ピックフォードが右手で外に押し出しました。前半終了間際のディーニュのハイクロスはメンディがパンチ。イオビの落としを受けたアンドレ・ゴメスのミドルもメンディががっちりキャッチしました。
ハーフタイムは1-0。後半もチェルシーがポゼッションを主張しています。プレスの強度を高めるエヴァートン。51分、ニアを狙ったマルコス・アロンソのFKは、ピックフォードが上に弾き出しました。53分、ハドソン=オドイのクロスをトラップしたカイ・ハヴェルツが、左足のボレーでネットを揺らしますが、VARを通したジャッジはハンド。57分にシグルズソンのラストパスが右のリシャルリソンに通りますが、右足のフィニッシュはニアに外れました。
60分、コヴァチッチ、マルコス・アロンソ、ハドソン=オドイとつながった左からのアタックは、カットインしたウインガーのシュートをピックフォードがセーブ。64分にコヴァチッチの鋭い縦パスでカイ・ハヴェルツがボックス左に抜けると、飛び出したピックフォードが足を払ってPKを取られてしまいました。ジョルジーニョが落ち着いて左の転がし、2-0。エヴァートンは最も警戒していたパスで失点を喫してしまいました。
トゥヘル監督は、ここでハドソン=オドイを下げ、メイソン・マウントを投入。ジョシュア・キングが前線に入ったエヴァートンが反撃に出ています。80分、コヴァチッチに代わってカンテ。直後にロングフィードを追ったヴェルナーがゴドフリーをかわしてGKと1対1になりますが、ニアを狙った一撃はブロックされてしまいました。
85分、メイソン・マウントが敵陣で奪ったショートカウンターは、ラストパスをもらったヴェルナーがまたしても1対1でピックフォードにぶつけ、リバウンドをフリーで叩いたカンテも大当たりの守護神にセーブされてしまいます。トゥヘル監督の最後のカードは、90分にヴェルナーをプリシッチ。4-0で勝てる試合でしたが、オンターゲット9対1の完勝という表現に違和感はないでしょう。
先制点はオウンゴール、美しいトラップ&ボレーはハンド、縦に抜けたと思ったらGKに転がされてチームメイトにPKをプレゼント。すべてのゴールシーンに関与しながら、スコアシートに名を刻めなかったカイ・ハヴェルツをMVPに指名したいのですが、カルヴァート=ルーウィンを完封したクリステンセンと、左サイドを活性化したマルコス・アロンソも選びたくなる一戦でした。
トゥヘル監督就任後、プレミアリーグ8試合を6勝2分。失点は2つしかありません。マンチェスター・ユナイテッドは勝ち切れない試合が多く、レスターは負傷者が続出しており、負け知らずの新生ブルーズがいずれ2位にジャンプアップするのではないでしょうか。ヴェルナーとカイ・ハヴェルツの覚醒という条件付きではありますが…。
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チェルシー前線は生き残りをかけた競争が熾烈ですね。ピックフォードは神がっていましたが、ヴェルナーもあれだけ決められないと、、そろそろ序列が下がるのではないでしょうか。ハヴェルツは気合が空回りせず、前線からのプレスもサボらず、素晴らしいアタックでした。CLにFAも残っていますから、とにかく覚醒に期待します。おっしゃる通り、クリステンセンは素晴らしいですね。3バックと4バック、どちらも可変できる充分なメンバーを武器に、PLはひとつでも上を、カップ戦では是非タイトルを。