2021.03.10 チームの話題(全体・他クラブ)
クラブ史上初のCL出場!? 躍進ウェストハムの攻守を支えるデクラン・ライス&ソーチェクに注目!
プレミアリーグ開幕節はニューカッスルに0‐2で完敗、2節のアーセナル戦は2-1で連敗。7節までは2勝2分3敗の14位で、16位に終わった2019-20シーズンの3勝3分1敗を下回っていました。首位に立っていたリヴァプールとの勝ち点差は8。そこからの20試合で、降格候補が昨季プレミアリーグ王者を捲るとは、誰も想像できなかったでしょう。デヴィッド・モイーズ率いるウェストハムが、14勝6分7敗で5位に着けています。後半戦は5勝1分2敗と絶好調。彼らよりポイントを稼いでいるのは、マンチェスター・シティとチェルシーだけです。
4位チェルシーとは2ポイント差ですが、ハマーズは消化試合がひとつ少なく、TOP4フィニッシュにより近いのはイーストロンドンのほうです。「ウェストハムにとっては、TOP10のポジションでも素晴らしい。しかし今は、はるかに高いところにいる。私は、上を見ているよ」。デヴィッド・モイーズ監督は、クラブ史上初のチャンピオンズリーグ出場権獲得にチャレンジする姿勢を鮮明にしています。昨季の27節終了時は、降格ゾーンの18位にいたチームは、何が変わったのでしょうか。躍進のキーとなる数字を、いくつか拾ってみましょう。
攻撃に関するスタッツを調べてみると、最初に目を引くのはゴール前での競り合いの強さです。セットピースから決めた14ゴールは、今季プレミアリーグNo.1。ゴールエリア内からのシュートは1試合あたり1.9本で、マンチェスター・シティの1.3本を大きく上回るぶっちぎりのTOPです。ヘディングで11ゴールは、カルヴァート=ルーウィンを擁するエヴァートンに次ぐ2位。プレミアリーグ27試合8ゴールのトマシュ・ソーチェクは空中戦勝利155回で、シェフィールド・ユナイテッドのマクバーニー(131回)を20本以上も引き離す最強王者となっています。
空中戦に強く、セットピースが得意と聞くと、フィジカルに長けた選手たちがガツガツぶつかるチームを想像しますが、守備におけるアドバンテージは当たりの強さではありません。タックル成功数、シュートブロック、試合あたりのファール数はいずれも14位。最も特徴的なスタッツは、インターセプト320回です。1試合あたり11.9回は、フラムに次ぐ2位。この数字を押し上げているのは、MFとしてリーグ2位の52回を記録しているデクラン・ライスで、44回のソーチェクも4位にランクインしています。
2人のセントラルMFが縦パスをチェックし、危険なスペースを埋めてくれるため、最終ラインは余裕をもって守れています。証拠として提出したいスタッツは、マン・シティとリヴァプールの次に少ないイエローカード31枚。前半戦のハマーズのCBコンビは、オグボンナとバルブエナだったのですが、クレイグ・ドーソンが定着してからプレミアリーグ8勝2分2敗で失点10と強度を高めました。「ファーストチームでプレイした4年のなかで、今のウェストハムが最高のチーム」と語る22歳の主将デクラン・ライスについて、指揮官は極上のほめ言葉で奮闘を称えています。
「デクラン・ライスが1億ポンドのフットボーラーであるというオーナーの主張には同意しかねる。1億ポンドなど、はるかに超えている。もっと、もっと高いよ」
今季プレミアリーグで27試合フルタイム出場を続けるワールドクラスのセントラルMFについて、話し続けるうちに熱を帯びる指揮官は、うっかり口を滑らせました。「デクランをキープするために、チャンピオンズリーグ出場権が必要かって?ノー。契約を結んでいるのだから、何があってもどこへも行けない」。いやいやいや、チャンピオンズリーグ出場権を狙ってるんですよね?デクラン残留の必須条件ではないかもしれませんが、デリケートなこの時期に、そんなにはっきりノーといわんでも…。ビッグ6が次々に崩れる千載一遇のチャンスです。クラブのためにお願いします!(デクラン・ライス 写真著作者/Steindy)
4位チェルシーとは2ポイント差ですが、ハマーズは消化試合がひとつ少なく、TOP4フィニッシュにより近いのはイーストロンドンのほうです。「ウェストハムにとっては、TOP10のポジションでも素晴らしい。しかし今は、はるかに高いところにいる。私は、上を見ているよ」。デヴィッド・モイーズ監督は、クラブ史上初のチャンピオンズリーグ出場権獲得にチャレンジする姿勢を鮮明にしています。昨季の27節終了時は、降格ゾーンの18位にいたチームは、何が変わったのでしょうか。躍進のキーとなる数字を、いくつか拾ってみましょう。
攻撃に関するスタッツを調べてみると、最初に目を引くのはゴール前での競り合いの強さです。セットピースから決めた14ゴールは、今季プレミアリーグNo.1。ゴールエリア内からのシュートは1試合あたり1.9本で、マンチェスター・シティの1.3本を大きく上回るぶっちぎりのTOPです。ヘディングで11ゴールは、カルヴァート=ルーウィンを擁するエヴァートンに次ぐ2位。プレミアリーグ27試合8ゴールのトマシュ・ソーチェクは空中戦勝利155回で、シェフィールド・ユナイテッドのマクバーニー(131回)を20本以上も引き離す最強王者となっています。
空中戦に強く、セットピースが得意と聞くと、フィジカルに長けた選手たちがガツガツぶつかるチームを想像しますが、守備におけるアドバンテージは当たりの強さではありません。タックル成功数、シュートブロック、試合あたりのファール数はいずれも14位。最も特徴的なスタッツは、インターセプト320回です。1試合あたり11.9回は、フラムに次ぐ2位。この数字を押し上げているのは、MFとしてリーグ2位の52回を記録しているデクラン・ライスで、44回のソーチェクも4位にランクインしています。
2人のセントラルMFが縦パスをチェックし、危険なスペースを埋めてくれるため、最終ラインは余裕をもって守れています。証拠として提出したいスタッツは、マン・シティとリヴァプールの次に少ないイエローカード31枚。前半戦のハマーズのCBコンビは、オグボンナとバルブエナだったのですが、クレイグ・ドーソンが定着してからプレミアリーグ8勝2分2敗で失点10と強度を高めました。「ファーストチームでプレイした4年のなかで、今のウェストハムが最高のチーム」と語る22歳の主将デクラン・ライスについて、指揮官は極上のほめ言葉で奮闘を称えています。
「デクラン・ライスが1億ポンドのフットボーラーであるというオーナーの主張には同意しかねる。1億ポンドなど、はるかに超えている。もっと、もっと高いよ」
今季プレミアリーグで27試合フルタイム出場を続けるワールドクラスのセントラルMFについて、話し続けるうちに熱を帯びる指揮官は、うっかり口を滑らせました。「デクランをキープするために、チャンピオンズリーグ出場権が必要かって?ノー。契約を結んでいるのだから、何があってもどこへも行けない」。いやいやいや、チャンピオンズリーグ出場権を狙ってるんですよね?デクラン残留の必須条件ではないかもしれませんが、デリケートなこの時期に、そんなにはっきりノーといわんでも…。ビッグ6が次々に崩れる千載一遇のチャンスです。クラブのためにお願いします!(デクラン・ライス 写真著作者/Steindy)
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