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偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

ホーム6敗はリーチ…「スカイスポーツ」が、絶不調リヴァプールが達成してしまいそうな記録を紹介!

2017-18シーズンは21勝12分5敗で4位フィニッシュ。2018-19シーズンは30勝7分1敗という素晴らしい戦績を残しながらも、マンチェスター・シティに1歩及ばず2位止まり。2019-20シーズンは、開幕から27戦連続無敗という快進撃を見せ、32勝3分3敗で悲願のプレミアリーグ初制覇を達成しています。3シーズンで9敗しかしていないリヴァプールが、27試合で同じ数の敗戦を喫するという事件は、誰も想像できなかったでしょう。

1年前は、彼らが達成しそうなプレミアリーグレコードを紹介していた「スカイスポーツ」は、「10 key stats on their collapse in form(フォームの崩壊を示す10のキースタッツ)」と題した記事でワーストレコードを並べています。アンフィールドで6連敗は、クラブ史上初。1シーズンでホーム6敗は、1953-54シーズン以来の厳しい戦績です。最多記録は1937-38シーズンの7敗。アストン・ヴィラ、ニューカッスル、サウサンプトン、クリスタル・パレスと4つ残っているアンフィールドで、ひとつでも落としたらワーストタイです。

2021年のプレミアリーグ、チャンピオンシップ、リーグ1、リーグ2の92クラブのうち、ホームで1度も勝っていないのは、リヴァプール、チャールトン、ウォルソール、ロッチデールのみ。全敗はゼロで、1分6敗のリヴァプールが最少ポイントです。6連敗中のゴールシーンは、サラーがマンチェスター・シティ戦で決めたPKのみ。0‐1の4敗は、サポーターのチャントがあれば勝てていたかもしれません。ファン・ダイク、ジョー・ゴメス、ジョッタ、マティプと主力の負傷が続出したチームは、クリスタル・パレス戦の7-0圧勝の後、14試合で3勝3話分8敗と別なチームになってしまいました。

2019-20シーズンは28節までで20失点、現在は36失点。64ゴールは47ゴールと激減しました。「スカイスポーツ」の記事は、レギュラーCBを失ったのが不振の最大の理由と主張しています。「ジョーダン・ヘンダーソンとファビーニョが急造CBとして後方のカバーを余儀なくされ、ハイラインをキープするために不可欠なハイプレスを失った」「負傷者の多発によって主要プレーヤー頼みとなり、プレースタイルに変化をもたらすことができなくなった」「CBのパートナーシップは20通りに及び、混乱を招いた」。コロナウイルス感染拡大の影響で、イレギュラーなスケジュールとなり、運動量を必要とするフットボールに対する準備が足りなかったのかもしれません。

パリ、バルサ、ユーヴェと、前年の優勝チームが軒並み首位を奪取されているシーズン。欧州主要リーグのティフェンディングチャンピオンのなかで、レッズは最もポジションを下げています。プレミアリーグの残り10節で、全チームが現在の勝ち点、得点、失点の比率をキープすると、58ポイントで9位フィニッシュ。前年の優勝チームが落ち込んだ例を見ると、最もポイント差が激しかったのは、2015-16シーズンのチェルシーと2016-17シーズンのレスターで、マイナス37でした。99ポイントで優勝したリヴァプールが58で終わると、史上最悪のドロップオフとなります。

本日は、チャンピオンズリーグラウンド16のセカンドレグ、ライプツィヒ戦。しっかり勝ち切ってCL制覇に向かうとともに、プレミアリーグでの復活のきっかけにしていただければと思います。ベストメンバーが揃い、ハイプレスが蘇れば、レッズは今も欧州屈指の強豪のはずです。5月のイスタンブールで、バイエルンあるいはマン・シティを相手に主力が揃ったリヴァプールを見られれば…。現在の戦いぶりを見ると、難しいミッションではありますが、諦めることはありません。つい2ヵ月前まで、彼らは順位テーブルの頂点にいたのですから。


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