2021.04.20 プレミアリーグ観戦記プレミアリーグ観戦記2020-21
【Leeds×Liverpool】「CLには何の問題もない」ユルゲン・クロップに共感し、支持します!
欧州スーパーリーグを巡るFIFA&UEFAとビッグクラブのバトル、ジョゼ・モウリーニョの早すぎる終焉と、ビッグニュースが乱れ飛んだ月曜日。プレミアリーグのビッグ6がすべて手を挙げたといわれる新リーグ構想について、思うところを言葉に残したい気持ちはあれど、ユルゲン・クロップ率いるリヴァプールのゲームをスルーしてまで、ねじ込むわけにはいきません。プレミアリーグ32節のリーズ戦で勝てば暫定4位となり、ブライトンと戦うチェルシーの結果待ち。ドロー以下ならウェストハムをかわせず、ブルーズとの差は1試合ではひっくり返らない4ポイントに開いてしまうかもしれません。
敵地エランド・パークのキックオフには、モー・サラーの姿がありません。フロントスリーはマネ、フィルミーノ、ジョッタで、今季プレミアリーグ19ゴールのエースはベンチスタート。中盤はワイナルドゥム、ミルナー、チアゴ・アルカンタラ、アリソンの前にアーノルド、ファビーニョ、カバク、ロバートソンが並ぶ布陣です。立ち上がりからリヴァプールが攻勢。3分に縦1本で抜け出したフィルミーノは、飛び出したGKメリエの前でシュートを枠に打てず。5分にチアゴが放った強烈なミドルは、メリエが指先で触って上に押し出しました。
13分にジャック・ハリソンのFKをフリーで叩いたバンフォードは、枠に収めてもオフサイドの旗が上がっていたでしょう。直後、ミルナーの縦パスでボックス右に抜け出したジョッタは、アリオスキのスライディングに阻まれました。18分にフィルミーノが左から打ったミドルはメリエの正面。レッズのフロントスリーは前を向いて打てる形を創っており、連携も悪くありません。24分にファビーニョが珍しくミスパスを自陣でカットされ、大ピンチに陥りました。ケヴィン・フィリップスの縦パスでバンフォードがアリソンと1対1。プレミアリーグ屈指のGKがコースを塞いで膝に当て、ヒゲがなくてもプレイは変わらないことを証明しました。
31分、先制はリヴァプール。右サイドからオーバーラップしたアーノルドにピタリと合わせたジョッタのロングフィードが秀逸でした。GKメリエの飛び出しを見たSBは無理せず中央に転がし、マネが無人のゴールに流し込みました。40分にアーノルドのアーリークロスがバイタルエリアに高く上がり、ジョレンテが頭でGKに送ると、狙っていたジョッタがメリエの前で先に触りました。間合いを詰めていた21歳の守護神が手に当てて事なきをえますが、これが決まっていれば勝負は決着したのではないかと思われます。
アーノルドのランが目立った前半は0‐1。48分にCKを叩いたジョッタのヘッドは浮いてしまいました。51分にスローインからミルナーが右サイドを突破すると、ニアに入ったクロスは飛び込んだマネをプロテクトしたメリエががっちりキャッチしました。ポゼッションを取ったリーズはサイドを攻め、レッズは速攻主体です。59分の右からのクロスで、ハンドを疑われたアーノルドは触っていなかったようです。60分、リーズのCK。中央にいたバンフォードが頭で右に流すと、ポストの前にいたエルデル・コスタはボレーを打ち上げてしまいました。
68分、ドリブルでボックス左に入ったタイラー・ロバーツが脇にいたジャック・ハリソンに預けると、ミルナーをかわして放った決定的な左足シュートは、アリソンが左足を残して当てるビッグセーブ!クロップ監督は71分にマネを下げ、サラーを投入します。75分にアイリングのロングフィードが最前線のバンフォードに届き、きれいなトラップからアリソンの頭上を狙ったループシュートはクロスバーにヒット。77分に右からのグラウンダーをフリーで受けたタイラー・ロバーツの一撃は、アリソンの前に滑り込んだファビーニョが体に当てました。
80分のCKでメリエが頭上を越されてしまい、カバクの落としたボールをジョッタが頭でプッシュしますが、高く浮いたボールにGKが間に合い、外に弾き出しました。直後、ジョッタに代わってチェンバレン。85分にチアゴの絶妙な浮き球でラインの裏に抜けたサラーが右隅に収めていれば、レッズは勝ち点3で終われたはずです。左足のシュートが右に切れていった2分後、CKでカバクに競り勝ったジョレンテのヘッドがネットを揺らしました。レッズは痛恨のドローで6位のまま。「CL出場権が遠のいた」と表現しても、決して大げさではないでしょう。
苦しい状況に追い込まれたクロップ監督ですが、たとえCL出場権を逃す可能性があるとしても、金持ちの集いとなる欧州スーパーリーグには反対のようです。「経済的には重要かもしれないけど、なぜリヴァプールがレアル・マドリードと10年連続で対戦するシステムを作る必要があるのか。誰が毎年それを見たがるのか?」と語った指揮官は、降格も下剋上もないリーグに魅力を感じないと主張しています。
「私は53歳だけど、プロになってからずっとチャンピオンズリーグがあった。選手としては難しかったが、そこで指揮を執ることを目標としていた。CLには、何の問題もない。フットボールのコンペティティブなところが好きだ。ウェストハムが来季、CLでプレイできるかもしれないという事実が好きなんだ。われわれもCLにいきたいので、そう望んでいるわけではないのだけど、彼らにもチャンスがあるのはいいことだね」
私は、ユルゲン・クロップに共感し、支持します。12チーム中6チームがプレミアリーグのクラブで、バイエルンやパリが難色を示す「歪なスーパー」なら、なおさら。
敵地エランド・パークのキックオフには、モー・サラーの姿がありません。フロントスリーはマネ、フィルミーノ、ジョッタで、今季プレミアリーグ19ゴールのエースはベンチスタート。中盤はワイナルドゥム、ミルナー、チアゴ・アルカンタラ、アリソンの前にアーノルド、ファビーニョ、カバク、ロバートソンが並ぶ布陣です。立ち上がりからリヴァプールが攻勢。3分に縦1本で抜け出したフィルミーノは、飛び出したGKメリエの前でシュートを枠に打てず。5分にチアゴが放った強烈なミドルは、メリエが指先で触って上に押し出しました。
13分にジャック・ハリソンのFKをフリーで叩いたバンフォードは、枠に収めてもオフサイドの旗が上がっていたでしょう。直後、ミルナーの縦パスでボックス右に抜け出したジョッタは、アリオスキのスライディングに阻まれました。18分にフィルミーノが左から打ったミドルはメリエの正面。レッズのフロントスリーは前を向いて打てる形を創っており、連携も悪くありません。24分にファビーニョが珍しくミスパスを自陣でカットされ、大ピンチに陥りました。ケヴィン・フィリップスの縦パスでバンフォードがアリソンと1対1。プレミアリーグ屈指のGKがコースを塞いで膝に当て、ヒゲがなくてもプレイは変わらないことを証明しました。
31分、先制はリヴァプール。右サイドからオーバーラップしたアーノルドにピタリと合わせたジョッタのロングフィードが秀逸でした。GKメリエの飛び出しを見たSBは無理せず中央に転がし、マネが無人のゴールに流し込みました。40分にアーノルドのアーリークロスがバイタルエリアに高く上がり、ジョレンテが頭でGKに送ると、狙っていたジョッタがメリエの前で先に触りました。間合いを詰めていた21歳の守護神が手に当てて事なきをえますが、これが決まっていれば勝負は決着したのではないかと思われます。
アーノルドのランが目立った前半は0‐1。48分にCKを叩いたジョッタのヘッドは浮いてしまいました。51分にスローインからミルナーが右サイドを突破すると、ニアに入ったクロスは飛び込んだマネをプロテクトしたメリエががっちりキャッチしました。ポゼッションを取ったリーズはサイドを攻め、レッズは速攻主体です。59分の右からのクロスで、ハンドを疑われたアーノルドは触っていなかったようです。60分、リーズのCK。中央にいたバンフォードが頭で右に流すと、ポストの前にいたエルデル・コスタはボレーを打ち上げてしまいました。
68分、ドリブルでボックス左に入ったタイラー・ロバーツが脇にいたジャック・ハリソンに預けると、ミルナーをかわして放った決定的な左足シュートは、アリソンが左足を残して当てるビッグセーブ!クロップ監督は71分にマネを下げ、サラーを投入します。75分にアイリングのロングフィードが最前線のバンフォードに届き、きれいなトラップからアリソンの頭上を狙ったループシュートはクロスバーにヒット。77分に右からのグラウンダーをフリーで受けたタイラー・ロバーツの一撃は、アリソンの前に滑り込んだファビーニョが体に当てました。
80分のCKでメリエが頭上を越されてしまい、カバクの落としたボールをジョッタが頭でプッシュしますが、高く浮いたボールにGKが間に合い、外に弾き出しました。直後、ジョッタに代わってチェンバレン。85分にチアゴの絶妙な浮き球でラインの裏に抜けたサラーが右隅に収めていれば、レッズは勝ち点3で終われたはずです。左足のシュートが右に切れていった2分後、CKでカバクに競り勝ったジョレンテのヘッドがネットを揺らしました。レッズは痛恨のドローで6位のまま。「CL出場権が遠のいた」と表現しても、決して大げさではないでしょう。
苦しい状況に追い込まれたクロップ監督ですが、たとえCL出場権を逃す可能性があるとしても、金持ちの集いとなる欧州スーパーリーグには反対のようです。「経済的には重要かもしれないけど、なぜリヴァプールがレアル・マドリードと10年連続で対戦するシステムを作る必要があるのか。誰が毎年それを見たがるのか?」と語った指揮官は、降格も下剋上もないリーグに魅力を感じないと主張しています。
「私は53歳だけど、プロになってからずっとチャンピオンズリーグがあった。選手としては難しかったが、そこで指揮を執ることを目標としていた。CLには、何の問題もない。フットボールのコンペティティブなところが好きだ。ウェストハムが来季、CLでプレイできるかもしれないという事実が好きなんだ。われわれもCLにいきたいので、そう望んでいるわけではないのだけど、彼らにもチャンスがあるのはいいことだね」
私は、ユルゲン・クロップに共感し、支持します。12チーム中6チームがプレミアリーグのクラブで、バイエルンやパリが難色を示す「歪なスーパー」なら、なおさら。
おもしろいと思っていただけた方は、お時間あれば、下のブログランキングバナーをクリックしていただけると大変うれしいです。所要時間は5秒です。何とぞよろしくお願いいたします!
もしお時間がありましたら、スーパーリーグについてのご意見も今後詳しく聞かせていただけたらと思います。
私も現在のところ大反対なのですが、ヘイトをぶつけるばかりじゃ建設的な話し合いにもなりません。
スーパーリーグ側がCLやFIFAの体制に不満があったというのも事実なのでしょうし、いずれにせよ「スーパーリーグ強行」も「全部元のまま」も良くないと思うのです。
今まで愛してきたアーセナルにはもう戻れなくとも、これからも応援したいと思えるアーセナルに帰ってきてほしいのです。