2021.04.24 トッテナムの話題
お帰りなさい、ライアン・メイソン。ペップと戦うカラバオカップ決勝の采配に注目!
久しぶりに彼の顔を見たとき、「変わってないな」と思いました。ライアン・メイソン、29歳。マウリシオ・ポチェッティーノがスパーズにやってきたばかりの2014年9月、キャピタルワンカップのノッティンガム・フォレスト戦でロングシュートを決め、直後のノースロンドンダービーでプレミアリーグデビューを果たしたセントラルMFです。当時は23歳。献身的なプレイとパスワークがロイ・ホジソン監督の目に留まり、2015年3月にはイングランド代表に初招集されています。将来を嘱望されていたMFは、翌シーズンに出場機会を減らしてしまい、2016年の夏にハル・シティに移籍。あの事故が起こったのは、2017年1月22日のチェルシー戦でした。
ガリー・ケーヒルとの競り合いで頭部を強打し、ピッチに転倒。首のあたりを手で押さえながら、起き上がれずにいるのを見続けた不穏な時間を今も覚えています。パディントンの病院に運び込まれたMFに対するドクターの診断は、頭蓋骨骨折。すぐに手術が施され、14枚の金属プレートと28本のボトルを埋め込まれた25歳のプレーヤーは、13ヵ月のリハビリを経てもピッチへの復帰を許されませんでした。何かあれば死に至る可能性があると諭され、2018年2月に引退を発表。プレイできる状態に戻っていたにも関わらず、プロフットボーラーとしてのキャリアを絶つという決断をするまでに、どれだけの夜を費やしたのでしょうか。
引退後は指導者の道を志し、2019年7月にトッテナムのU-19チームのコーチに就任。ジョゼ・モウリーニョの解任によって、若きクラブOBに千載一遇のチャンスがやってきました。2021年4月20日、暫定監督に指名されたのはライアン・メイソン。「計り知れない誇り」「このクラブを愛していることは秘密ではない。29年の人生のうち、20年を過ごしてきた。それは私の血となり心臓となっている」と語った新指揮官は、プレミアリーグ29節のサウサンプトン戦で指揮を執り、29歳312日という最年少監督のレコードを打ち立てました。
「ここ数日は激動だった。何とか勝利を収めることができた。前半の献身的なパフォーマンスとエネルギーは素晴らしかったが、難しい時間だった。重要なのは、後半が素晴らしかったことだ」
「彼らはとてもよかった、前に進むのは難しかった。いくつかのチャンスを許したが、ウーゴがワールドクラスのセービングを2つも見せてくれた。試合が進むにつれて、状況を支配できるようになった」
90分にソン・フンミンが勝ち越しPKをゲットするというきわどい展開でしたが、マネージャーとしての最初の1歩を勝利で飾ったライアン・メイソンは、デビュー2戦めがダービーだった選手時代と同様に、いきなりマンチェスター・シティとのカラバオカップファイナルというビッグマッチを戦います。プレミアリーグ30試合21ゴール13アシストの絶対的エース、ハリー・ケインは間に合うでしょうか。「クラブが彼に責任を与えたのは、信頼されている証だと思う。クラブのDNAと真のフットボール哲学を持っている」。5歳年上の守護神ロリスも絶賛する指揮官が選ぶ先発メンバーと戦い方に注目しましょう。
ガリー・ケーヒルとの競り合いで頭部を強打し、ピッチに転倒。首のあたりを手で押さえながら、起き上がれずにいるのを見続けた不穏な時間を今も覚えています。パディントンの病院に運び込まれたMFに対するドクターの診断は、頭蓋骨骨折。すぐに手術が施され、14枚の金属プレートと28本のボトルを埋め込まれた25歳のプレーヤーは、13ヵ月のリハビリを経てもピッチへの復帰を許されませんでした。何かあれば死に至る可能性があると諭され、2018年2月に引退を発表。プレイできる状態に戻っていたにも関わらず、プロフットボーラーとしてのキャリアを絶つという決断をするまでに、どれだけの夜を費やしたのでしょうか。
引退後は指導者の道を志し、2019年7月にトッテナムのU-19チームのコーチに就任。ジョゼ・モウリーニョの解任によって、若きクラブOBに千載一遇のチャンスがやってきました。2021年4月20日、暫定監督に指名されたのはライアン・メイソン。「計り知れない誇り」「このクラブを愛していることは秘密ではない。29年の人生のうち、20年を過ごしてきた。それは私の血となり心臓となっている」と語った新指揮官は、プレミアリーグ29節のサウサンプトン戦で指揮を執り、29歳312日という最年少監督のレコードを打ち立てました。
「ここ数日は激動だった。何とか勝利を収めることができた。前半の献身的なパフォーマンスとエネルギーは素晴らしかったが、難しい時間だった。重要なのは、後半が素晴らしかったことだ」
「彼らはとてもよかった、前に進むのは難しかった。いくつかのチャンスを許したが、ウーゴがワールドクラスのセービングを2つも見せてくれた。試合が進むにつれて、状況を支配できるようになった」
90分にソン・フンミンが勝ち越しPKをゲットするというきわどい展開でしたが、マネージャーとしての最初の1歩を勝利で飾ったライアン・メイソンは、デビュー2戦めがダービーだった選手時代と同様に、いきなりマンチェスター・シティとのカラバオカップファイナルというビッグマッチを戦います。プレミアリーグ30試合21ゴール13アシストの絶対的エース、ハリー・ケインは間に合うでしょうか。「クラブが彼に責任を与えたのは、信頼されている証だと思う。クラブのDNAと真のフットボール哲学を持っている」。5歳年上の守護神ロリスも絶賛する指揮官が選ぶ先発メンバーと戦い方に注目しましょう。
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ライアン・メイソン。ハリー・ケインと共に有望な若手として出場の機会を得ていましたね!マコトさんの仰る通り献身的なプレイで出場のたびに何かやってくれると、期待して観ていたものです。
それにしても応急的な処置とはいえ29歳でトップリーグ・デビューとは、コーチとして高い能力の証ではないでしょうか!
決勝は厳しい相手ですが、カラバオ・カップのトロフィーを掲げられるよう応援してます。
待ってました、メイソンの記事。
ロリスのコメント良いですね。
相手は強敵ですが、一丸となったスパーズなら勝てると思います。アヤックス戦のような試合の再現を、ぜひ!