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偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

【Arsenal×Everton】レノが激痛のオウンゴール!守り切ったエヴァートンは34年ぶりのダブル!

「It’s time to go」。エミレーツに集まったグーナーは3000人以上。彼らが求めていたのは、スタン・クロエンケの退任でした。ジョシュ・クロエンケは、「父はクラブを売るつもりはない」と明言。「当面は不信感や懐疑論があるかもしれないが、時間が経つとともに、サポーターグループと何らかの関係を築いてクラブを前進させることを示せるはず」と主張しています。クラブを返せと叫ぶグーナーと、愛情が感じられないオーナーサイドとの溝は埋まるのでしょうか。花火の音が轟くなかで、プレミアリーグ33節のエヴァートン戦がキックオフの時を迎えました。

レノ、チャンバース、ホールディング、パブロ・マリ、ジャカ、トーマス・パーティー、ダニ・セバージョス、サカ、スミス=ロウ、ニコラ・ペペ、エンケティア。今季プレミアリーグ13ゴールのラカゼットと9ゴールのオーバメヤンを欠いたスタメンは、全員足しても12ゴールしか決めていません。キックオフから攻めるアーセナル。左右からのクロスは、センターに入ったゴドフリーが的確にクリアしています。

クロス職人ディーニュが13分に入れたボールは正確でしたがでしたが、ニアに飛び込んだカルヴァート=ルーウィンのダイビングヘッドは左にアウト。16分にディーニュがアウトにかけたクロスは、レノが冷静にキャッチしました。18分のトーマス・パーティーのミドルは、ホルゲートの足にヒット。サカやエンケティアは積極的に狙う姿勢を見せていますが、エヴァートンの守備陣は必死にコースを塞いでいます。29分、アランの速い縦パスを受けたリシャルリソンがボックス右から左足で狙うと、レノが右に反応してセーブ。エヴァートンのオンターゲットは、この1発だけだったのですが…。

39分にシグルズソンが直接狙ったFKは、クロスバーを叩いて右にアウト。両者ともに決定機を創れないまま、勝負はセカンドハーフに持ち越されました。47分にコールマンのグラウンダーをニアに入ったシグルズソンが左足で合わせますが、ホールディングが的確なスライディングでCKに逃れました。51分、ダニ・セバージョスがボックス左に入り、リシャルリソンのチェックを切り返しでかわした瞬間、足を蹴られました。明らかにPKでしたが、VARは直前のペペの飛び出しをオフサイドと指摘しました。

左サイドでコールマンを翻弄していたニコラ・ペペは、クロスが味方に届かず。64分にサカがボックス左脇からFKを浮かすと、チャンバースの右足ボレーは大きくバウンドして枠を越えていきました。67分にダニ・セバージョスが放ったミドルは、ピックフォードがセーブ。74分にニコラ・ペペとエンケティアが下がり、ウーデゴーアとマルティネッリが投入されますが、2分後に先制したのはエヴァートンです。ロングフィードを受けたリシャルリソンがボックス右を突破し、ゴールライン際からグラウンダーを入れると、正面で捕ろうとしたレノがトンネルし、右足に当たったボールはゴールラインを越えてしまいました。

アーセナルの反撃は実らず、0‐1のままタイムアップ。プレミアリーグのホームゲームでエヴァートンに敗れるのは24年ぶりで、ダブルを喰らったのは34年ぶりです。8位エヴァートンと6ポイント、6位トッテナムと9ポイントは絶望的なギャップ。今季プレミアリーグで12試合めのノーゴールを記録したチームは、アウェイゴールが必要なELのビジャレアル戦でアドバンテージを得ることができるでしょうか。敵地エスタディオ・デ・ラ・セラミカで開催される決戦には、オーバメヤンが間に合うといわれていますが…!?


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