2021.04.29 チャンピオンズリーグ2020-21チャンピオンズリーグ
幸運な2発で逆転!ネイマールとムバッペを抑えたマンチェスター・シティが決勝にリーチ!
FAカップは準決勝でチェルシーに敗れましたが、カラバオカップはトッテナムを圧倒して4連覇。プレミアリーグは2年ぶりのトロフィーを目前にしており、2冠は間違いなさそうです。問題は、初優勝をめざすチャンピオンズリーグ。マンチェスター・シティは、昨季のファイナリストを倒すことができるでしょうか。バイエルンの連覇の夢を打ち砕いたパリ・サンジェルマンは、パルク・デ・プランスでのファーストレグにムバッペ、ネイマール、ディ・マリアを揃えています。
ペップ・グアルディオラが選んだ11人は、現在のベストメンバーです。GKエデルソン、DFカイル・ウォーカー、ジョン・ストーンズ、ルベン・ディアス、ジョアン・カンセロ、MFロドリ、ギュンドアン、ベルナルド・シウヴァ、FWデブライネ、マフレズ、フォーデン。開始2分、ムバッペが左に出した美しいラストパスがネイマールに届き、ルベン・ディアスに詰められる前に放ったシュートをエデルソンがキャッチしました。プレミアリーグで24失点のマン・シティの最終ラインは、このホットラインを断ち切らなければなりません。
マフレズの縦パスでデブライネがゴール前に飛び出した4分のチャンスは、17番が右に流れるのを見ていたマルキーニョスが冷静にカット。右サイドのマフレズをラインの裏に走らせるロングフィードは、今日の狙いのひとつだと思われますが、精度を欠いたボールがことごとくゴールラインを越えていきます。10分すぎから、パリがラッシュ。13分にベルナルド・シウヴァをかわして打ったネイマールの一撃は、エデルソンが上に弾き出しました。パリの先制は15分。ディ・マリアが右から蹴ったCKに競り勝ったマルキーニョスが巧みにコースを変えると、エデルソンは右手を軽く動かしただけで諦めました。
1-0とされたマン・シティは、21分にチャンスを迎えます。ジョアン・カンセロが左から逆サイドにロングフィード。走り込んだベルナルド・シウヴァがつま先でニアを狙うと、GKナバスが体でコースを塞いでセーブしました。27分のディ・マリアの速いCKはエデルソンがパンチ。1分後、ネイマールのCKにニアで反応したパレデスのヘッドは左に逸れていきます。プレミアリーグでは、これほど押されることはない首位チームは、キックの精度が高いセットピースに要注意です。
32分、左サイドを崩したフォーデンがファーにクロスを浮かすと、マフレズのヘッドはパレデスが足を高く上げてクリア。34分にヴェラッティがゴール前に浮き球を入れたシーンは、カイル・ウォーカーの背後を取ったムバッペがトラップをミスしてくれて助かりました。直後、右からドリブルで突進したディ・マリアが中央のネイマールに打たせると、こちらもタッチミス。38分にベルナルド・シウヴァが左に転がしたラストパスを受けたとき、フォーデンはフリーでしたが、左足の強烈なダイレクトショットはナバスの正面にいってしまいました。
前半は1-0。ジョアン・カンセロとカイル・ウォーカーはネイマールやムバッペに手を焼いており、サイドで1対1にさせないよう、中盤を支配したいところです。左右からのクロスが味方に合わないプレミアリーグ首位チーム。56分のムバッペのプレイは、勝負を左右するターニングポイントでした。ボックス右でキープし、ワンタッチでジョン・ストーンズをかわした7番が高速グラウンダーをフィード。中央で待っていたヴェラッティが触ればゴールでしたが、ボールは伸ばした足の下を抜けていきました。
61分、マフレズのクロスのクリアが高く上がると、デブライネのバイシクルはクロスバー越え。ペップがジョアン・カンセロをジンチェンコに代えたのは、2枚めのイエローを怖れたからでしょうか。64分、右からのショートコーナーからボールは左にまわり、デブライネがゴールに向かうクロス。手を挙げて走り込んだジョン・ストーンズが届かず、ゴールキックと思った瞬間、カーブがかかったボールがナバスのグローブの先を抜け、左のサイドネットに吸い込まれました。
後半は主導権を握っていたマン・シティは、さらに攻勢を強めます。69分、中央にいたフォーデンがゲイェに倒されてFK。マフレズのキックは厳しいコースではなかったものの、壁に入っていたキンペンベとパレデスの間を抜けてくると思わなかったナバスは、直前でバウンドしたボールに触れませんでした。幸運な2発で1-2、逆転!75分、マフレズのクロスに合わせたフォーデンのヘッドはGKの正面です。
ファールが増えていたパリは、77分にゲイェがギュンドアンから奪おうとしてかかとを削ってしまい、1発レッド。ペップが交代カードを1枚しか切らなかったのは、チームが最後まで優位をキープし、3点めの期待が持続していたからでしょう。初戦を制したのはマンチェスター・シティ。パリは敵地で2点を決めなければ敗退となります。
ムパッペとネイマールという飛び道具を擁するチームだけに、アドバンテージを過信するわけにはいきませんが、守備が強化された今季のチームなら初のファイナル進出を実現できるのではないでしょうか。ポゼッションは40%対60%、パス成功率は92%!慎重に戦った彼らは、勝利にふさわしいチームでした。次戦も楽しみです。
ペップ・グアルディオラが選んだ11人は、現在のベストメンバーです。GKエデルソン、DFカイル・ウォーカー、ジョン・ストーンズ、ルベン・ディアス、ジョアン・カンセロ、MFロドリ、ギュンドアン、ベルナルド・シウヴァ、FWデブライネ、マフレズ、フォーデン。開始2分、ムバッペが左に出した美しいラストパスがネイマールに届き、ルベン・ディアスに詰められる前に放ったシュートをエデルソンがキャッチしました。プレミアリーグで24失点のマン・シティの最終ラインは、このホットラインを断ち切らなければなりません。
マフレズの縦パスでデブライネがゴール前に飛び出した4分のチャンスは、17番が右に流れるのを見ていたマルキーニョスが冷静にカット。右サイドのマフレズをラインの裏に走らせるロングフィードは、今日の狙いのひとつだと思われますが、精度を欠いたボールがことごとくゴールラインを越えていきます。10分すぎから、パリがラッシュ。13分にベルナルド・シウヴァをかわして打ったネイマールの一撃は、エデルソンが上に弾き出しました。パリの先制は15分。ディ・マリアが右から蹴ったCKに競り勝ったマルキーニョスが巧みにコースを変えると、エデルソンは右手を軽く動かしただけで諦めました。
1-0とされたマン・シティは、21分にチャンスを迎えます。ジョアン・カンセロが左から逆サイドにロングフィード。走り込んだベルナルド・シウヴァがつま先でニアを狙うと、GKナバスが体でコースを塞いでセーブしました。27分のディ・マリアの速いCKはエデルソンがパンチ。1分後、ネイマールのCKにニアで反応したパレデスのヘッドは左に逸れていきます。プレミアリーグでは、これほど押されることはない首位チームは、キックの精度が高いセットピースに要注意です。
32分、左サイドを崩したフォーデンがファーにクロスを浮かすと、マフレズのヘッドはパレデスが足を高く上げてクリア。34分にヴェラッティがゴール前に浮き球を入れたシーンは、カイル・ウォーカーの背後を取ったムバッペがトラップをミスしてくれて助かりました。直後、右からドリブルで突進したディ・マリアが中央のネイマールに打たせると、こちらもタッチミス。38分にベルナルド・シウヴァが左に転がしたラストパスを受けたとき、フォーデンはフリーでしたが、左足の強烈なダイレクトショットはナバスの正面にいってしまいました。
前半は1-0。ジョアン・カンセロとカイル・ウォーカーはネイマールやムバッペに手を焼いており、サイドで1対1にさせないよう、中盤を支配したいところです。左右からのクロスが味方に合わないプレミアリーグ首位チーム。56分のムバッペのプレイは、勝負を左右するターニングポイントでした。ボックス右でキープし、ワンタッチでジョン・ストーンズをかわした7番が高速グラウンダーをフィード。中央で待っていたヴェラッティが触ればゴールでしたが、ボールは伸ばした足の下を抜けていきました。
61分、マフレズのクロスのクリアが高く上がると、デブライネのバイシクルはクロスバー越え。ペップがジョアン・カンセロをジンチェンコに代えたのは、2枚めのイエローを怖れたからでしょうか。64分、右からのショートコーナーからボールは左にまわり、デブライネがゴールに向かうクロス。手を挙げて走り込んだジョン・ストーンズが届かず、ゴールキックと思った瞬間、カーブがかかったボールがナバスのグローブの先を抜け、左のサイドネットに吸い込まれました。
後半は主導権を握っていたマン・シティは、さらに攻勢を強めます。69分、中央にいたフォーデンがゲイェに倒されてFK。マフレズのキックは厳しいコースではなかったものの、壁に入っていたキンペンベとパレデスの間を抜けてくると思わなかったナバスは、直前でバウンドしたボールに触れませんでした。幸運な2発で1-2、逆転!75分、マフレズのクロスに合わせたフォーデンのヘッドはGKの正面です。
ファールが増えていたパリは、77分にゲイェがギュンドアンから奪おうとしてかかとを削ってしまい、1発レッド。ペップが交代カードを1枚しか切らなかったのは、チームが最後まで優位をキープし、3点めの期待が持続していたからでしょう。初戦を制したのはマンチェスター・シティ。パリは敵地で2点を決めなければ敗退となります。
ムパッペとネイマールという飛び道具を擁するチームだけに、アドバンテージを過信するわけにはいきませんが、守備が強化された今季のチームなら初のファイナル進出を実現できるのではないでしょうか。ポゼッションは40%対60%、パス成功率は92%!慎重に戦った彼らは、勝利にふさわしいチームでした。次戦も楽しみです。
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確かに幸運に恵まれたかもしれませんが、CLで敗退したゲームでは不運につきまとわれてたし、このゲームではネイマール、ムバッペ、ディマリアの強力な攻撃に忍耐強く守ったことのご褒美だったかも。先制されても慌てずしっかり攻めました。さあ、次はホーム。祈るばかりです。