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偏愛的プレミアリーグ見聞録

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【MAN.UTD×Fulham】心はEL決勝へ!?カバーニがスーパーショット、しかし18位にホームでドロー!

オールド・トラフォードに18位フラムを迎えたマンチェスター・ユナイテッドは、勝てば2位確定。カバーニ、グリーンウッド、ブルーノ・フェルナンデス、ポグバ、フレッジ、マクトミネイと主力を揃えたチームは、15分にあっさり先制ゴールをゲットしました。デ・ヘアのフィードをハーフライン手前で受けたブルーノ・フェルナンデスがヒールで前線に流すと、ボールはラインの裏に出ようとしていたカバーニへ。ドリブルを始めるかと思われたベテランストライカーは、GKアレオラが前に出ているのを見てダイレクトで頭上を狙いました。

40メートルを超えていたループシュートがネットに届き、1-0。プレミアリーグ出場26試合のうち、半分が途中出場の34歳は、類まれなるゴールセンスを見せつけて2ケタに到達しました。これを見た多くのサポーターが、今日は何点差で勝つのだろうとテンションを上げたのではないでしょうか。スタンドには、今季初めてのサポーターがいます。「GO GLAZERS OUT」と記された黄色と緑のプラカードが、選手たちの背中を押すとは思えませんが、フラムの選手たちはスタンドに威圧感を覚えていたはずです。

リードした直後の反撃を抑えたホームチームは、快調にサイドを攻め立てています。26分にはマクトミネイの落としを受けたブルーノ・フェルナンデスが強烈なミドル。右に飛んだアレオラのビッグセーブに阻まれましたが、ここまでは追加点が期待できる展開でした。何とか追いつきたいフラムのアタックは、サイドからの速攻が主体です。29分に右からスプリントしたカルヴァーリョのドリブル突破は、フレッジが体をぶつけてつぶしました。

31分にハリソン・リードがピッチに座り込んでしまい、アンデルセンに後を譲ります。フラムの決定機は38分。リンデロフと競り合ったカルヴァーリョが完全に抜き去り、デ・ヘアと1対1になりますが、焦って放ったシュートを守護神が冷静にキャッチしました。43分、ルーク・ショーのCKのクリアをルックマンがトラップミス。ミドルレンジから打ったブルーノ・フェルナンデスのダイレクトショットは、アレオラが懐に収めました。

前半は1-0。47分に右からのFKのクリアを迷わず直接叩いたレミナのミドルシュートは、左に切れていきました。52分、ブルーノ・フェルナンデスのFKは、左のポストをかすめてアウト。マン・ユナイテッドの前線が遠めから打つ強引なシュートは、黄色い守備陣にブロックされています。61分、左サイドのジョー・ブライアンが斜めのパスをゴールライン際に転がすと、ルックマンがニアに打った一撃はデ・ヘアがかろうじて右手に当てました。直後、マクトミネイが下がってラシュフォード。スールシャール監督は、ヨーロッパリーグを視野に入れてポグバのポジションを変えながら、勝ちにいっています。

65分、右からのFKに走り込んだリームは1歩及ばず。左に流れたボールを追ったアンギッサのクロスがクリアされると、トラップしてすぐに蹴ったレミナのミドルは右に逸れていきます。アウェイチームが追いついたのは76分。アンギッサが右のボビー・リードに預けると、ファーにクロスが上がった瞬間、ジョー・ブライアンはノーマークでした。ワン・ビサカはカヴァレイロを見ており、リンデロフの動きは中途半端。SBがゴールに叩きつけ、スコアはイーブンに戻りました。

スールシャール監督は、80分過ぎからグリーンウッドとカバーニを下げ、アマド・トラオレとファン・デ・ベークを投入しますが、勝ち越しゴールを決められず。1-1ドローという冴えない着地となったマンチェスター・ユナイテッドは、チェルシーがレスターに勝ったため、2位フィニッシュが確定しました。18位相手にホームで…いや、ヨーロッパリーグのファイナルを視野に入れている選手たちのモチベーションが上がらなかったのだと解釈しましょう。だとしても、来季はCBの補強が必須ですね。


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