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移籍金は1720万ポンド!? スペインメディアが「レスターがコウチーニョ獲得をめざす」と報道!

ジェームズ・マディソン、ハーヴィー・バーンズ、ユーリ・ティーレマンス、デニス・プラート、マーク・オルブライトン、ケレチ・イヘアナチョ、アヨゼ・ペレス、ジェイミー・ヴァーディー。2シーズン連続で最終節のゲームを落とし、プレミアリーグのTOP4フィニッシュを果たせなかったレスターですが、前線は充実しており、彼を引き入れる必要があるかと問われれば微妙です。高齢のヴァーディーとオルブライトンの後継者ということであれば、伸びしろのある若手に目を向けたほうがいいでしょう。

スペインメディア「ムンド・デポルティーヴォ」が伝えたブレンダン・ロジャースの補強ターゲットは、29歳のバースデーを迎えたばかりのフィリペ・コウチーニョ。リヴァプールで6シーズンを過ごし、プレミアリーグ152試合41ゴール35アシストというスタッツを残したアタッカーは、バルセロナに移籍してから輝きを失いました。

レギュラーとしてプレイした2018-19シーズンは、ラ・リーガ34試合5ゴール5アシストという凡庸な数字で終わっており、2019-20シーズンはローンでバイエルンへ。ブンデスリーガ23試合8ゴール6アシストと結果を出したのですが、高額の移籍金が嫌われ、買い取りオプションは行使されませんでした。

バルサがリヴァプールに支払った移籍金は1億2000万ユーロ。半額の6000万ユーロ(約80億円)でも、レスターが出せる額ではありません。しかし現在、バルサがコウチーニョに付けているタグは2000万ユーロ(1720万ポンド=約26億7000万円)とのこと。プレミアリーグの中堅クラブでも対応できるお買い得案件となっています。スペインの名門クラブが、損切りのような売り方を成立させようとしているのは、高額サラリーとオプションの支払い回避で多額の利益を得られるからでしょう。

バルサとレッズの間には、「コウチーニョが100試合に出場したら、2000万ユーロを支払う」というオプションが存在します。既に90試合に出場しているMFを放出すれば、追加の支払いはなし。次のシーズンが始まる前に手離せば、サラリーと減価償却でトータル4000万ユーロを浮かすことができます。経営ボードは、売却益を含めて総額8000万ユーロのプラスなら悪くないとジャッジしているようです。

ブレンダン・ロジャースが、かつて一緒に戦ったアタッカーを手に入れるためには、サラリーの減額を呑んでもらう必要があります。彼にとっては、評価してくれる指揮官の下で復活をめざせるチャンス。CL出場権獲得ボーナスなど、モチベーションを高められる条件が提示されれば、サプライズ移籍は実現するかもしれません。マルセイユとアーセナルが関心を示しているという報道もありますが…。決断を迫られているブラジル代表MFのアクションに注目しましょう。(フィリペ・コウチーニョ 写真著作者/Granada)


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