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偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

アグエロの後継者はまさかの年上!? マン・シティがCR7を獲得…という噂。

長らく交渉を続けていたハリー・ケインが、ついにスパーズ残留宣言。1億2500万ポンドを用意していたといわれるマンチェスター・シティは、方向転換を余儀なくされています。アグエロの後継者たりえるゴールゲッターを獲得するのか、あるいは偽9番を継続するのか。現在は、ペップ・グアルディオラとチキ・ベギリスタインの選択は前者と見做しているメディアが多いようです。

「スカイスポーツ」「ESPN」「アス」が報じている新たなターゲットは、クリスティアーノ・ロナウド。スポルティングCP、マンチェスター・ユナイテッド、レアル・マドリード、ユヴェントスで895試合674ゴール230アシストという数字を積み上げてきたアタッカーについて、プレースタイルを解説するまでもないでしょう。プレミアリーグでは、196試合84ゴール34アシスト。若かりし頃はドリブラーという形容がぴったりでしたが、現在はオールラウンダー、いや、CR7としかいいようがありません。

「スカイスポーツ」によると、ユヴェントスは高額サラリーのスターを売りたがっており、適切なオファーがあれば容認する意向だそうです。代理人のホルヘ・メンデスには、2140万ポンド(約32億3000万円)以上でなければ移籍できないと伝わっているとのこと。ハリー・ケインに5倍の額を積んでいたマンチェスター・シティが、移籍金を理由に諦めることはないでしょう。

とはいえ、プレミアリーグファンの多くが、自らの評価よりも高額となればあっさり手を引くクラブであることは理解しています。アレクシス・サンチェスとハリー・マグワイアの争奪戦で見せた、いさぎよい撤退を覚えている方もいるでしょう。チキ・ベギリスタインが、年俸1280万ポンド(約19億3000万円)の2年契約という条件は見合わないと判断すれば、翌日のメディアの見出しには違う名前が載っているはずです。

プレミアリーグのライバルクラブとしては、滞空時間の長いヘッダーが加わるのがやっかいです。プレミアリーグで184ゴールのアグエロは、頭で決めたフィニッシュが19しかなかったのに対して、CR7は674ゴールのうち108がヘッド。デブライネとグリーリッシュというクロスの名手が揃うチームが、空中も使うようになれば、センターバックたちの神経は今まで以上に摩耗しそうです。

ペップ・グアルディオラ監督は、2023年の夏に契約が満了となった後、休養に入ると明言しています。2年契約が噂されているクリスティアーノ・ロナウドは、プレミアリーグでタッグを組む最後のワールドクラスとなるかもしれません。センターフォワードをほしがっていたクラブは、彼のようなタイプは不要と却下するのか。マーケティング観点でのメリットも評価して、移籍金と高額サラリーを用意するのか。経営ボードは、5日以内に結論を出さなければなりません。

マンチェスター・ユナイテッドサポーターとしては、稀代の名手の古巣凱旋という物語が消滅する寂しさはあるものの、カバーニとの70歳2トップはノーサンキューという気持ちのほうが強く、ただ呆然と見送るのみです。「決まったら、教えてください」とだけつぶやいて、この稿を締めることといたしましょう。(クリスティアーノ・ロナウド 写真著作者/Анна Нэсси)


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