ベンゼマ、スターリング…マンチェスター・ユナイテッドの移籍関連ニュース、どこまでホント⁉
以上は既に決まったお話ですが、ここから先は玉石混交、実際の動きとゴシップがないまぜになっているので、少し整理が必要です。まずは、出ていくといわれている選手の話から。チームメイトに別れを告げたと報じられたスーパー守護神ダヴィド・デ・ヘアのマドリード行きは、ほぼ決まりでしょう。チェフ、ロリス、ハンダノヴィッチ、ムスレラと、代わりのGKについては物色中なのだと思われますが、来季は最終ラインが相当しっかりしないと、2014-15シーズンで少ないほうから3番めだった37失点をさらに減らすことはできないでしょう。バイエルン・ミュンヘンかパリ・サンジェルマンへ移籍するといわれていたディ・マリアのほうは、本人が残留を明言しており、クラブが何らかの理由で放出を決断しない限りは新しい動きはなさそうです。
退団となる可能性が高そうなのは、ファン・ペルシ、チチャリート、ナニ、ラファエウでしょうか。イタリア紙「イル・メッサジェーロ」は、ファン・ペルシはラツィオとの間で交渉継続中と伝えており、1500万ユーロ(約21億円)以下で話がまとまれば、後は個人合意のみとのこと。オランダ代表のストライカーが希望する額は年俸500万ユーロ(約7億円)、ラツィオが用意しているのは400万ユーロ(5億6000万)に加えてインセンティブ。この程度のギャップならば、折り合う可能性は高いでしょう。マンチェスター・ユナイテッドでは出場機会が激減すると判断すれば、本人はイタリア行きを決断すると思われるものの、大事なご家族がイギリスに残りたいというなら、プレミアリーグに残るという選択肢もあるでしょう。プレミアリーグ27試合出場10ゴールと、クラブやサポーターの期待に応えられなかったエースがどちらに転ぶかは、今のところは誰にもわかりません。ラツィオは、ファン・ペルシが破談になった場合はチチャリートを狙うという報道もあります。
そして獲得する選手のほうですが、現在動いているといわれているのは、キャリック不在時にクオリティが下がる現状を改善するべくコンタクトを取っているセインツMFシュナイデルラン。そして、ベンフィカにナニとのトレードを打診されているニコラス・ガイタン。ダニエウ・アウヴェスをフリートランスファーで獲れるなら、高額の移籍金を要求されるナサニエル・クラインは諦めてもいいでしょう。ここまではいいのですが、ベンゼマとスターリングとなると、さすがにそれは新聞紙面を華やかにするためのネタでしょうと疑ってしまいます。
先週の水曜日に、ウッドワードCEOと代理人カリム・ジャジリさんが会っていたというのが、マンチェスター・ユナイテッドがベンゼマ獲得を狙っているといわれる理由。ベンゼマの移籍話は夏の恒例行事ですので、今回も名前が出るだけ出て何もなく終わるだろうと思いつつ、ルーニーとキャラかぶりするフランス代表FWに4000万ポンド(約76億7000万円)を払うなら、もっと点取り屋タイプのストライカーを獲得してほしいと思います。金額的には近いといわれているイグアインなら、よりテンションが上がります。
ディ・マリアが残留宣言をした今となっては、デパイ、アシュリー・ヤング、バレンシア、ヤヌザイに加えて、マタもまわせるサイドのポジションにスターリングは要らないでしょう。伝えられている2500万ポンド(約47億9000万円)では、リヴァプールはOKしないはずです。そもそも、ルイス・スアレスのときと同じく、レッズはプレミアリーグのクラブに20歳のサイドアタッカーを売る気はまったくないのではないかと思います。
CBが今の顔ぶれで大丈夫なのかという問題はあるものの、退団するストライカーの後釜と、キャリックに引けを取らないセントラルMFが決まれば、来季のプレミアリーグでもそこそこは戦えるでしょう。ファン・ハール監督が早期にメンバーを固めたいと語っているので、ここから2~3週間の間にいくつかの話が決まる見通し。果たして、サプライズはあるのでしょうか。この夏最大の補強をひとつ選ぶとすれば…やはりデ・ヘアの残留です!
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更新お疲れ様です。
実は密かにファンペルシーに来てもらえると面白そうだと思っております。
本人にとっても慣れ親しんだロンドンではやりやすいのではと思いますし、ケインとポジション争いできる強烈なバックアッパーとして放出路線のアデ、ソルダードに代わる素晴らしい補強になるのではと思っています。
そうなった場合、ガナーズサポの反応が楽しみなんですけどね。
デヘアが残れば、正直他はどうでもいい……とまではいきませんが(笑)、デヘア、残ってくれないかなぁ……。
出て行くにしても、せめて5000万ポンドは欲しいんですが。