2021.10.12 プレミアリーグ観戦記
戦わずして終了!? 現地メディアが「ニューカッスルがスティーヴ・ブルースを早期に解任」と報道!
「この話が実現したのは、クラブにとって喜ばしいこと。ファンのみなさんにとって素晴らしい夜になるだろう」
「私は続けたいと思っているけど、現実的でなければならない。私は愚かな人間ではない。新しいオーナーの下で、何が起こりうるかを認識している」
あまりにも、せつないコメントです。発言の主は、スティーヴ・ブルース。ここ数日、メディアを席巻している「Newcastle takeover(ニューカッスルの買収劇)」の渦中にある人物です。
「(共同オーナーとなった)アマンダ・ステーヴリーは、月曜日にスティーヴ・ブルースとチームのメンバーに初めて会った。ブルースは今週、セント・ジェームズ・パークで開催されるトッテナムとのスーパーサンデー戦の前に、解任される見通しとなっている」(「スカイスポーツニュース」レポーター キース・ダウニー)
「ニューカッスル・ユナイテッドは今季プレミアリーグで1勝もできず、19位に留まっている。スティーヴ・ブルースはレームダック。運がよければ、タインサイドに数週間は滞在できるだろう」(「BBC」フィル・マクナルティ記者)
2003年の夏にチェルシーを買収したロマン・アブラモヴィッチは、ジョー・コール、ダフ、ベーロン、グレン・ジョンソン、ジェレミといった大型補強を敢行。プレミアリーグ2位&CLベスト4という好成績を残したクラウディオ・ラニエリは、ジョゼ・モウリーニョにまかせたいオーナーによって辞任に追い込まれました。
2008年9月にマンチェスター・シティの経営権を握ったUAEのアブダビ・ユナイテッド・グループ(ADUG) は、24時間しか猶予がないなかで締め切り直前にロビーニョをゲットし、冬の市場でウェイン・ブリッジ、シェイ・ギヴン、ベラミーを獲得。初年度から上位進出をめざしますが、プレミアリーグ10位という不本意なポジションでフィニッシュしました。
夏のマーケットでテベス、アデバヨール、コロ・トゥレを預けられたマーク・ヒューズ監督は、プレミアリーグで2敗しかしていなかったにも関わらず、直近の10試合で1勝8分1敗という戦績を咎められて12月に解任。後釜のロベルト・マンチーニは、翌年にFAカップを獲得し、2011-12シーズンには最終節の追加タイムで逆転という奇跡的なリーグ制覇を果たしています。
今回、ニューカッスルを買収したサウジアラビアのパブリック・インベストメント・ファンド(PIF)が有する資産は、アブラモヴィッチやアブダビと比べるレベルではありません。総額3200億ポンド(約48兆7000億円)は、チェルシーの石油王の30倍以上、シェイク・マンスール氏の15倍超。パリを取り仕切るカタール・インベストメント・オーソリティを1000億ポンド以上も引き離しています。
チェルシーとマン・シティは、ワールドクラスを一気に揃えてトップクラブに加わりましたが、FFPというキャップがある今は、以前のように単年での青天井補強はできません。クラブを視察したアマンダ・ステーヴリーオーナーは、トレーニンググラウンドの改築を急ぐ意向と伝えられていますが、プレミアリーグ3分4敗のマネージャーは早期にすげ替えるでしょう。
「スカイスポーツ」と「BBC」のレポートの違いは、スティーヴ・ブルースがクラブを離れるタイミングだけです。解任スタートという荒療治はあるのでしょうか。サポーターたちが、再び歓喜に包まれるのは間違いありませんが…!
「私は続けたいと思っているけど、現実的でなければならない。私は愚かな人間ではない。新しいオーナーの下で、何が起こりうるかを認識している」
あまりにも、せつないコメントです。発言の主は、スティーヴ・ブルース。ここ数日、メディアを席巻している「Newcastle takeover(ニューカッスルの買収劇)」の渦中にある人物です。
「(共同オーナーとなった)アマンダ・ステーヴリーは、月曜日にスティーヴ・ブルースとチームのメンバーに初めて会った。ブルースは今週、セント・ジェームズ・パークで開催されるトッテナムとのスーパーサンデー戦の前に、解任される見通しとなっている」(「スカイスポーツニュース」レポーター キース・ダウニー)
「ニューカッスル・ユナイテッドは今季プレミアリーグで1勝もできず、19位に留まっている。スティーヴ・ブルースはレームダック。運がよければ、タインサイドに数週間は滞在できるだろう」(「BBC」フィル・マクナルティ記者)
2003年の夏にチェルシーを買収したロマン・アブラモヴィッチは、ジョー・コール、ダフ、ベーロン、グレン・ジョンソン、ジェレミといった大型補強を敢行。プレミアリーグ2位&CLベスト4という好成績を残したクラウディオ・ラニエリは、ジョゼ・モウリーニョにまかせたいオーナーによって辞任に追い込まれました。
2008年9月にマンチェスター・シティの経営権を握ったUAEのアブダビ・ユナイテッド・グループ(ADUG) は、24時間しか猶予がないなかで締め切り直前にロビーニョをゲットし、冬の市場でウェイン・ブリッジ、シェイ・ギヴン、ベラミーを獲得。初年度から上位進出をめざしますが、プレミアリーグ10位という不本意なポジションでフィニッシュしました。
夏のマーケットでテベス、アデバヨール、コロ・トゥレを預けられたマーク・ヒューズ監督は、プレミアリーグで2敗しかしていなかったにも関わらず、直近の10試合で1勝8分1敗という戦績を咎められて12月に解任。後釜のロベルト・マンチーニは、翌年にFAカップを獲得し、2011-12シーズンには最終節の追加タイムで逆転という奇跡的なリーグ制覇を果たしています。
今回、ニューカッスルを買収したサウジアラビアのパブリック・インベストメント・ファンド(PIF)が有する資産は、アブラモヴィッチやアブダビと比べるレベルではありません。総額3200億ポンド(約48兆7000億円)は、チェルシーの石油王の30倍以上、シェイク・マンスール氏の15倍超。パリを取り仕切るカタール・インベストメント・オーソリティを1000億ポンド以上も引き離しています。
チェルシーとマン・シティは、ワールドクラスを一気に揃えてトップクラブに加わりましたが、FFPというキャップがある今は、以前のように単年での青天井補強はできません。クラブを視察したアマンダ・ステーヴリーオーナーは、トレーニンググラウンドの改築を急ぐ意向と伝えられていますが、プレミアリーグ3分4敗のマネージャーは早期にすげ替えるでしょう。
「スカイスポーツ」と「BBC」のレポートの違いは、スティーヴ・ブルースがクラブを離れるタイミングだけです。解任スタートという荒療治はあるのでしょうか。サポーターたちが、再び歓喜に包まれるのは間違いありませんが…!
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