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偏愛的プレミアリーグ見聞録

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【Chelsea×Norwich】メイソン・マウントがハットトリック!オールイングランドで7発圧勝!

ミッドウイークのチャンピオンズリーグで、ルカクとヴェルナーが負傷リタイア。いきなりピンチのチェルシーですが、プレミアリーグは降格ゾーンで眠っているクラブとの3連戦です。本日のゲームは、スタンフォード・ブリッジで最下位ノリッジ。首位チームは負けないだろうとは思っていたものの、7発も決めるとは想像できませんでした。

まずは、トゥヘル監督が選んだ先発メンバーから紹介しましょう。GKメンディ、DFチャロバー、チアゴ・シウヴァ、リュディガー、WBはリース・ジェームズとチルウェル、中央にはジョルジーニョとコヴァチッチ。前線は、メイソン・マウントとハドソン=オドイの前にカイ・ハヴェルツという並びです。

キックオフからしばらくは、ノリッジのプレスに手を焼いていたチェルシーは、8分にあっさり先制しました。ハドソン・オドイが左サイドを突破してクロスを入れると、クリアを拾ったジョルジーニョがボックス手前のメイソン・マウントにラストパス。右足で放った強烈なミドルが左のサイドネットに突き刺さりました。22歳のイングランド代表は、今季プレミアリーグ初ゴール。ノリッジの反撃は明らかに人数が足りず、堅守の3バックにカットされ続けています。

2点めが決まったのは18分。自陣で奪ったチアゴ・シウヴァがリュディガーに預け、ドリブルでハーフラインまで進んだ2番が脇にいたコヴァチッチに展開を託すと、目の覚めるような縦へのスルーパスがハドソン=オドイに通り、GKクルルとの1対1になったウインガーが右隅に流し込みました。ハドソン=オドイも今季プレミアリーグで最初の1発。開幕からの8試合でプッキの2点しかない最下位は、これで完全にしびれました。

サイドアタックと速攻でリードを広げようとするチェルシー。31分にハドソン=オドイがボックス右にグラウンダーを入れると、メイソン・マウントのダイレクトショットはクルルの正面です。3点めは41分。ジョルジーニョの横パスを受けたメイソン・マウントが、右からスプリントしてきたリース・ジェームズに縦のスルーパスを転がすと、GKの前に躍り出たWBはきれいなループシュートを枠の中に落としました。

外国人選手が多いチェルシーで、イングランドの選手3人が前半で3ゴールをゲットしたのは、プレミアリーグ創設以来初めてだそうです。3-0で折り返したホームチームは、53分に唯一のピンチを迎えました。チルウェルがプッキにバックパスをカットされ、ラシカとメンディが1対1になると、プレミアリーグNo.1GKがシュートを足でブロック。チャンスを逃したノリッジは、57分に4点めを決められます。

コヴァチッチが左に流したボールを左足で叩き込んだのは、4人めのイングランド人ベン・チルウェル。今季プレミアリーグで3戦3発のWBは、昨季の最終節のヴィラ戦でも決めており、4試合連続ゴールとなりました。止まらないチェルシー、5点めは62分。ハドソン=オドイのクロスがアーロンズの頭に当たり、クルルの腕を弾いて枠に転がってしまいました。

65分、ベン・ギブソンがリース・ジェームズをスライディングで削って2枚めのイエロー。5点負けている試合のハーフライン付近で、このプレイは必要ありません。ラスト20分を10人で過ごすチームに対して、チェルシーは2ゴールを積んだだけで解放しました。82分、リュディガーのシュートをノルマンが手でブロックしてPK。メイソン・マウントのキックを止めたクルルはラインを踏んでおらず、蹴り直しをど真ん中に決められました。

最後のゴールは91分。途中出場のツィエクがスルーパスでロフタス=チークを縦に走らせると、グラウンダーをフリーでもらったメイソン・マウントが難なくプッシュし、自身初のハットトリックを達成しました。アーロンズのオウンゴールも含めて、7発はオールイングランドのU-24。チェルシーユースの開花と、フットボールの母国の厚い選手層を同時に感じた一戦でした。

7点も入る試合を最後まで見届けると、疲れますね。首位を快走するチェルシーは、19位ニューカッスルと18位バーンリーを叩きながらルカク&ヴェルナー待ちです。9試合でゴールをゲットしたのは14人、CBとWBでトータル10発。いやー、うらやましい…!


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“【Chelsea×Norwich】メイソン・マウントがハットトリック!オールイングランドで7発圧勝!” への1件のコメント

  1. n より:

    相手の状態、チーム力、1点目のタイミング、いろいろ幸運も重なっての大量得点。2トップが抜けた直後には出来過ぎの結果です。ユース出身がこれだけ活躍してくれると、長年ファンをやってて良かったとつくづく感じますね。

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