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偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

守備力は高評価、しかし…冨安健洋が不動の右SBになるために、克服したい2つの課題。

「彼のアーセナルでのプレイ、パフォーマンスを見たことがあるだろう?とてもいいヤツだよ。来てすぐにチームになじんだ。みんな、彼を気に入っている。ピッチでうまく仕事している。本当によくやっているよね」(ベン・ホワイト)

9月11日のノリッジ戦で、いきなりプレミアリーグデビューを果たして以来、アーセナルは4勝2分。右サイドに定着した冨安健洋は、ブカヨ・サカとのコンビネーションは悪くありません。最初の3試合に出ていないにも関わらず、空中戦18勝はチームTOP。デュエル32勝もスミス・ロウの34に次ぐ2位で、脇にいるベン・ホワイトの負担を減らしています

ブライトン戦はククレジャ相手に大苦戦。ベンテケとオドソンヌ・エドワールを擁するクリスタル・パレス戦も劣勢を強いられましたが、アストン・ヴィラとのホームゲームは右サイドを安定させてくれました。チーム最多となる8回のボールリカバリーと、7回のクリア。「BBC」の評価は合格点の7.58で、「スカイスポーツ」「イブニングスタンダード」も7点としています。

冷静な守備をリスペクトするメディアが多いなかで、6点という厳しめの採点をしたのは、地元メディア「フットボール・ロンドン」です。アーセナルをよく知るフットボールライター、カヤ・カイナックさんは、「日本代表の選手は前に出るのが苦手なのか、ファイナルサードにドリブルで侵入すると、何をすればいいのかわからなくなっているようだった。守備では十分、堅実だったが」と、オーバーラップ時の判断スピードに苦言を呈しています。

冨安健洋が不動のレギュラーという評価を得たければ、攻撃力の向上は必須条件でしょう。現状の課題は2つ。「危ないから、とりあえず前に蹴り出しました」と主張するような目的が見えないフィードが目立つことと、オーバーラップの際の緩急です。静から動へのスイッチにメリハリがないため、抜け出せるチャンスでも相手に着かれてしまうことが多く、右からのアタックはサカやニコラ・ペペの個人力に頼りがちになっています。

タックルのうまさを買われてマンチェスター・ユナイテッドに移籍したアーロン・ワン=ビサカは、中盤センターのマクトミネイやポグバとの連携の質を高め、入団2年めのプレミアリーグでは2ゴール4アシストという数字を残しています。6試合でクロス成功が1本しかない冨安は、ウイングとの連携に加えて、トーマス・パーティーやベン・ホワイトともうまくつながらなければなりません。

ボールロストが多いニコラ・ペペがサイドに入ったときのポジショニングと判断、中央に侵入する頻度が高いサカの外でボールを引き出すアクション。これらの課題をクリアしたとき、冨安健洋は絶頂期のベジェリン以上にアンタッチャブルな存在になるはずです。

次のプレミアリーグは、難敵レスター。未だ敗戦知らずの22歳は、ジェームズ・マディソンやハーヴィー・バーンズを封じながら攻撃に貢献することができるでしょうか。アルテタ監督の布陣ともども、30日のアウェイゲームが楽しみです。


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