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偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

【WBA×Saints】 久しぶりのボロボロセインツ。驕れるもの久しからずや…。

26日にイギリスの大衆紙「デイリー・メール」が、サウサンプトンのポチェッティーノ監督が「2年のうちにチャンピオンズリーグに出場したい。チェルシーやリヴァプール、マンチェスター・シティを破ったのは決して偶然ではない」とコメントしたと報道。確かに大物食いを連発、直近の6試合を3勝3分けと絶好調ですが、さすがに大きく出すぎじゃないかとびっくりしました。来季、リヴァプールやトッテナム、アーセナルと伍するチームにする、といっているわけですから。今節のWBA戦はホーム・セントメアリーズでの1戦。このところの勢いから、当然のように勝つことを期待したのですが…。

この日の主審のマドリーさんは、この試合がプレミアリーグでのデビュー戦だったそうです。そんなめでたい門出のゲームで、まさか一発レッドを3枚も出さないといけなくなるとは…。それぞれ当然のジャッジですし、全体的によくやってらっしゃったと思います。そんな荒れたゲームを制したのは、CL出場をめざすホームチームではなく、今季ここまで8位の中堅クラブ、WBAのほうでした。しかも、0-3。ここ10試合で12失点、3点以上獲られたのはニューカッスル戦だけとディフェンスの安定感が増し、CBを吉田麻也とホーイフェルトに固定してからの最近5試合はわずか3失点だった最終ラインがもろくも崩れました

前半失った1点は、CKからの混戦で押し込まれたものでしたが、これ以外にFWルカクをフリーにしてシュートを打たれるシーンが2回あり、いずれもGKボルツの好セーブで事なきをえましたが、明らかに守備が不安定です。ホーイフェルトがルカクを抑えきれず、吉田とホーイフェルトの位置関係も悪く、どちらかがかわされるとたちまちピンチになってしまい、CBがサイドや前へ引っ張り出された後をSBがカバーしないなど、個人の能力以前の問題が山積み。WBAはさほど連携性の高い攻撃を仕掛けてきたわけではなく、ロングボールからのシンプルなカウンターが多かったので、今までしっかり守ってきたチームになぜこんなにベーシックな組織の問題が突然発生したのか、まったくわかりません。とはいえ前半は何とか0-1で終え、攻めを強化して追いつくべく、後半の頭からガストン・ラミレスを投入。ここからセインツの逆襲が始まるはずでしたが、逆にこれがケチのつき始めになってしまいます。

後半、前にひとり駒を増やしたセインツの攻撃は空回り。ドリブルで打開しようとする場面が多く、数的優位を作ることができません。前がかりになったところをWBAにつかれ、67分にはカウンターからホーイフェルトが守る左サイドをドリブルで持ち込まれ、吉田麻也がカバーに寄ったところで裏にいたルカクにパスを通されると、右SBクラインはルカクを抑えられず、フリーでシュートを打たれて0-2。守備の連携のまずさが、新たな失点を生んでしまいました。

失点を重ね、苛立つセインツは、ついに攻撃力までも失ってしまいます。70分、攻めの切り札ガストン・ラミレスが、ドリブルしながらしつこいマークを振り払おうと相手の顔面にヒジ打ちをかますという暴挙に出て、このプレイに激怒してラミレスにビンタを見舞った相手FWフォルトゥネとセットで一発レッド。これで打ち手を失い、気落ちしたセインツにとどめをさしたのは、ホーイフェルトを振り切ってGKボルツの股間を抜く強シュートを決めたシェーン・ロング。77分のこの失点でゲームはほぼ終わっていたのに、82分に左SBのフォックスが、相手ゴール脇でDFの選手に危険な両足スライディング。追いつくのはほぼ無理で、このボールを奪っても大したチャンスにならないという、まったく無意味なファールでこの日2人めのレッドカードを出したセインツは、4点めを獲られないのがせいいっぱい。CLをめざすはずの今季昇格クラブは、こうしてホームで屈辱の惨敗を喫したのでした。

攻めてくる相手をゴール前で迎え撃って速攻で点を奪うということには慣れ、ジャイアントキリングを連発したセインツも、フィジカルに優れたFWが少人数でカウンターを仕掛けてくるという状況にうまく対応する力はまだついてなかったのだと思います。自らがボールを支配し、攻撃しているときにボールを奪われた時の対処法や、ポゼッションサッカーを志向したときのプレスのかけ方など、チームとしての約束事を詰めていく時間が必要ですね。これはなかなか大変な作業。ポチェッティーノ監督、2年はあっという間ですよ。大丈夫ですか!?

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