ホームグロウンの代表選手が15億円⁉ まさかのベンテケ獲得? 怪しい移籍ニュース3選
マンチェスター・シティがアストン・ヴィラのデルフ獲得に動いている、というところまではいいのですが、移籍金が800万ポンド(約15億5000万円)は信じられます?ネタ元はイギリス紙「デイリー・メール」なのですが、ホームグロウン選手でイングランド代表のレギュラー、しかもクラブのキャプテンと高額警報カードが3枚揃った選手が1000万ポンド以下とは…。デルフは1月にアストン・ヴィラと2019年まで契約延長しているのですが、件の記事は、この契約のなかに「契約解除には800万ポンドが必要」という条項があると伝えています。
クラブがキャプテンと4年契約を巻き直す際に、こんな「気持ちよく売られちゃってください」といいたげな安い条項をくっつけるでしょうか。もし事実だとすれば、デルフが6月を無風で過ごしたのは奇跡としかいいようがありません。この話を聞いて、いちばん怒りそうなのはリヴァプールでしょう。私がレッズの経営陣のメンバーなら、「だったらベンテケ安くしろよ」とすかさずツッコミを入れるところです。
さて、そのベンテケですが、こちらは「リヴァプールが獲得に迫っている」と報じられています。イギリス紙「ロンドン・イブニング・スタンダード」「Talksport」だけでなく、地元紙「リヴァプール・エコー」までがこの話を取り上げていますが、「トッテナムに勝利」「3250万ポンド(約62億円)という高額移籍金を下げるべく交渉中」とのこと。以前から、ベンテケ自身がアンフィールドでプレイしたがっているといわれており、トッテナムを制したというのは納得なのですが、「獲得に近づいている」「合意間近」というのはにわかに信じがたい話です。バッカがミランで決まってしまったので、いま一度プレミアリーグのストライカー獲得に舵を切り直したという話なのでしょうか。
インテルのコヴァチッチ移籍交渉で、数億円の溝を埋められなかったと伝えられたクラブが、それより格段に大きい希望額のギャップをクリアできるとは思えません。ましてや3250万ポンドは、2年前にヴィラとベンテケが交わしたバイアウト条項だったと記憶しています。これは、難しいでしょう。キャプテンを15億円で売るクラブなら、ベンテケの値段を下げることなど造作もないのかもしれませんが…。以上2件が事実なら、ヴィラの希望の星グリーリッシュは、バカンスでウォッカを6リットル飲んだなどと報じられている場合ではありません。ただでさえ、昨季プレミアリーグで31ゴールと最少得点だったアストン・ヴィラが、ベンテケの13発という4割を失おうとしているわけですから。
バイアウト条項といえば、スポルティング・リスボンのセントラルMFウイリアム・カルヴァーリョ獲得には3750万ポンド(約71億6000万円)が必要です。アーセナルがカルヴァーリョを狙っているという話は、もはや夏の風物詩。過去にさんざんテンションを上げ下げさせられた私には、風鈴の音にしか聞こえず、ウイリアムまで聞いたところで心地よい眠気が体を支配します。イギリス紙「テレグラフ」は、「最優先の補強ターゲット」「スポルティング・リスボンは違約金に満たない1800万ポンド(約34億5000万円)からオファーを検討」って…。彼とスポルティングの契約は2018年まで残っており、昨季30試合出場のクラブの中心選手をそこまでして出す理由がわかりません。ご本人はプレミアリーグに行きたがっていると報じられていましたが、クラブが認める可能性があるとすれば、アーセナルが選手をつけて金額のダンピングを持ちかけるなど、何らかの工夫をした場合だけだと思われます。
というわけで、みなさま、この3つの怪しいお話が最終的にどうなるのか、見届けようではありませんか。それぞれ、「そりゃないでしょ」とは思うものの、オファーを出す側にとってほしい選手であることは間違いないんですよね。どれかひとつでも当たったら、報じたメディアについては惜しみなくスペクトさせていただきたいと思います。しかし、15億円って…。
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更新ご苦労様です。
この時期はメディアは無法地帯ですからね。報道される記事のほとんどが実現しないことを
織り込み済みで記事を読むなんて・・・もう少し現実を見るべきでしょう。
アーセナルがウィリアム・カルバリョを狙う?何のために?コクランの控えにサンチェスと
同レベルの移籍金を支払うことなどまず間違いなく有り得ないでしょう。
ベンゲルが何を考えどんな補強をするつもりかは私には分かりません。1つだけ確かなのは
補強は放出とセットだということです。チェフの獲得にオスピナの放出がリンクしたように
今後の新戦力獲得は既存戦力の放出が前提条件となるでしょう。
理由はシンプルです。レンタルされている選手が誰一人復帰しなくてもアーセナルの戦力は
質ではなく量において実は既に過剰だからです。故にアーセナルの今夏の補強は質の向上が
確実に行えると思える選手だけを既存戦力と入れ替える形で迎えることになるでしょう。
個人的にはチェフの獲得だけで補強が終わっても大きな不満はありません。それでも理想を
言えば昨シーズン後半戦の主役を見事に演じたコクランを名実ともに凌駕すると言い切れる
正真正銘のワールドクラスをセントラルMFに迎えて欲しいです。それが既存戦力の放出を
伴うとしても・・・致し方ないと思っています。
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tomoさんの御意見に概ね同意です!
既存戦力の放出!この辺りモウリーニョは実に上手い!
マタ…ダビドルイス…ファンに人気の選手も 容赦無い!
グーナーもこう言った放出に慣れて無いですよね、事実オスピナ放出に違和感抱えるグーナーも多いです…しかも甘い甘いヴェンゲルにできるかな?ヴェンゲルの良いとこと表裏一体ですけど…
アーセナルが一歩前に進むには、愛着ある選手でも放出して、一級品獲るべき!今回のツェフよのように!
tomoさん>
「コクランの控え」と捉えるのか、「コクランが控えになっても大物を」と考えるのかですね。ここまで出てきている名前は、すべて後者のイメージです。メディアの記事は玉石混交どころか大半が石だったりしますが、アーセナルが大物狙いで「動いている(獲るかどうかはともかく)」可能性はあると思います。
ベルカンフーさん>
私も、失敗をおそれず多少のギャンブルはするべし、だと思います。来季は大チャンスですから。