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偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

コンテ就任以来、プレミアリーグ4戦3勝!スパーズの強さは本物か…!?

アントニオ・コンテがやってきてから、プレミアリーグ4試合で3勝1分と生まれ変わったトッテナム。初陣では不調をかこつエヴァートンからゴールを奪えず、ヨーロッパカンファレンスリーグのムラ戦で敗れるなど厳しいスタートでしたが、ブレントフォードに2-0、ノリッジに3-0と調子を上げてきています。

3連勝中のプレミアリーグは、7ゴール1失点。ハリー・ケインは相変わらず沈黙しており、デル・アリとエンドンベレはベンチが定位置となっていますが、ルーカス・モウラとソン・フンミンが好調をキープしており、3-4-3の後方は安定しています。

ノリッジ戦のゴールシーンを振り返ってみましょう。先制は10分。ダヴィンソン・サンチェスの楔のパスを受けたルーカス・モウラが、ワンタッチでビリー・ギルモアを抜き去り、ソン・フンミンとのワンツーでレース・メルも外すと、オモバミデレのチェックをかわして放った強烈なミドルがゴール左隅に突き刺さりました。

2点めは67分。右からのCKのこぼれ球を容赦なくゴール右に蹴り込んだのは、ニアに走り込んだダヴィンソン・サンチェスでした。勝負を決める3点めは、77分にドハーティーのグラウンダーを中央やや左で拾ったベン・デイヴィスが起点となりました。

オリヴァー・スキップとのワンツーでボックスに侵入したCBが右にいたソン・フンミンにパスを通すと、ベン・ギブソンと対峙した7番は右にもって角度をつけ、クロスに決められるコースが空いた瞬間に右足を振り抜きました。ホイビュルクとの2センターで起用されているオリヴァー・スキップと、左のCBに定着したベン・デイヴィスは、守備の安定にも貢献しています。

3連勝中のスパーズは、いずれのゲームでもポゼッションが50%を切っています。縦パスやワンツーを駆使した直線的なアタックでゴールを狙うチームは、7発のうちセットピースから3ゴール、ミドルが1ゴール、カウンターから1ゴール。引いた相手を崩さなければならない展開になると、苦しむかもしれません。

新監督の工夫が結果につながっているのは喜ばしいことですが、リーズは直前までプレミアリーグ4戦勝利なし、ブレントフォードも直近6試合を1勝1分4敗と不振だったチームで、ノリッジは19位です。今週末からのブライトン、レスター、リヴァプールとのゲームが、真価を問われる戦いになります。ハリー・ケイン、デル・アリ、エンドンベレは復活するのでしょうか。コンテ監督の用兵と采配に注目しましょう。


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