2021.12.09 チャンピオンズリーグ2021-22チャンピオンズリーグ
若手&サブ主体のマンチェスター・ユナイテッド。グリーンウッドのスーパーショットで膨らんだ期待は…!
クリスティアーノ・ロナウド、ブルーノ・フェルナンデス、ラシュフォード、ジェイドン・サンチョ…プレミアリーグのノリッジ戦に出場予定の主力は、全員ベンチにも入っていません。チャンピオンズリーグのグループステージ6節、マンチェスター・ユナイテッドVSヤングボーイズ。グループFで首位通過を決めているチームを預かったラルフ・ラングニック監督は、若手とサブの選手がアピールする場としています。
ディーン・ヘンダーソン、ワン=ビサカ、バイリー、マティッチ、ルーク・ショー、ファン・デ・ベーク、マタ、リンガード、アマド・ディアロ、グリーンウッド、エランガ。プレミアリーグで5試合以上、先発しているのはSBとマティッチ、グリーンウッドだけです。3分にマタの浮き球でラインの裏に出たアマド・ディアロは、エランガと重なってしまい、左に流れて打ったシュートはGKフェーヴルがキャッチしました。
9分、左からオーバーラップしたルーク・ショーがニアにクロスを入れると、グリーンウッドのバイシクルが左隅に決まって1-0。フェーヴルがまったく動けないスーパーショットでした。序盤は混乱するシーンもあった守備陣は、10分を過ぎてからは落ち着いています。自陣からのパスミスで縦に出された21分のカウンターは、ディーン・ヘンダーソンがボックスから飛び出してクリアしました。
26分のマタのFKは、大きく枠の上。28分にアエビシェールが右足で放ったミドルは、ディーン・ヘンダーソンがキャッチしました。30分、グリーンウッドの素晴らしいサイドチェンジで左サイドが2対1になりますが、アマド・ディアロとリンガードの息が合わず、シュートすら打てずに終わりました。33分にはグリーンウッドが敵陣左サイドで奪い、ゴールライン際から優しいグラウンダーをマタに入れますが、33歳のレフティは左足のボレーをGKにぶつけてしまいました。
アウェイチームが追いついたのは42分。ファン・デ・ベークがあまりにも不用意なパスをボックス手前で奪われ、リーダーのミドルが右隅に収まりました。45分にも自陣で奪われてショートカウンターを喰らい、アエビシェールの決定的な一撃をバイリーがかろうじて足に当てました。前半は1-1。シュート数は4対8とグループ最下位のアウェイチームが上回っています。
後半開始直後にボックス右で勝負したエランガのシュートは、ファーブルが右に反応してセーブ。50分にゴールに背を向けてキープしたシエバチュは、振り向きざまのシュートをコントロールできず。51分にマタ、リンガード、グリーンウッドと縦につながったチャンスは、右からニアを狙った一撃がGKの正面に飛んでしまいました。
59分には、マンチェスター・ユナイテッドに決定機が到来。3対2のカウンターからリンガードのラストパスでGKと向き合ったエランガは、コースが甘かったフィニッシュをフェーヴルにブロックされてしまいました。直後、マティッチのミスが招いたピンチは、縦のスルーパスで右から抜けたエリアのシュートが、左のポストの外に切れていきました。
61分にルーク・ショーが下がり、19歳のテデン・メンギがピッチへ。ヤングボーイズは左右のサイドを制圧してフリーで打てるシーンを創りますが、フィニッシュが枠にいかず、スコアは動きません。68分には、ディーン・ヘンダーソンとアマド・ディアロがアウト。ショアタイアは17歳、34歳のヒートンはCL初出場です。
前にボールを出せず、下げては追い込まれ、ハーフライン付近で奪われ続けたマンチェスター・ユナイテッド。若いアタッカーたちには思い切りのいいシュートやドリブル突破を期待し、ファン・デ・ベークやリンガードには新監督の評価を高めるプレイを見せてもらえればと思っていたのですが…。縦にいかず、インサイドに入るシーンが目立ったワン=ビサカにラングニック監督のアイデアが感じられたのが、ささやかな収穫でした。
シュート数7対18と圧倒的に押された一戦。「グリーンウッドはこのレベルのなかでは別世界だが、ラングニックは次のプレミアリーグで彼を起用する気はないらしい」「ヒートン、おめでとう!」というぐらいの感想で終わらせたいモヤモヤなゲームでした。ああ、ファン・デ・ベーク。爪痕を残してほしかった…!(メイソン・グリーンウッド 写真著作者/Ardfern)
ディーン・ヘンダーソン、ワン=ビサカ、バイリー、マティッチ、ルーク・ショー、ファン・デ・ベーク、マタ、リンガード、アマド・ディアロ、グリーンウッド、エランガ。プレミアリーグで5試合以上、先発しているのはSBとマティッチ、グリーンウッドだけです。3分にマタの浮き球でラインの裏に出たアマド・ディアロは、エランガと重なってしまい、左に流れて打ったシュートはGKフェーヴルがキャッチしました。
9分、左からオーバーラップしたルーク・ショーがニアにクロスを入れると、グリーンウッドのバイシクルが左隅に決まって1-0。フェーヴルがまったく動けないスーパーショットでした。序盤は混乱するシーンもあった守備陣は、10分を過ぎてからは落ち着いています。自陣からのパスミスで縦に出された21分のカウンターは、ディーン・ヘンダーソンがボックスから飛び出してクリアしました。
26分のマタのFKは、大きく枠の上。28分にアエビシェールが右足で放ったミドルは、ディーン・ヘンダーソンがキャッチしました。30分、グリーンウッドの素晴らしいサイドチェンジで左サイドが2対1になりますが、アマド・ディアロとリンガードの息が合わず、シュートすら打てずに終わりました。33分にはグリーンウッドが敵陣左サイドで奪い、ゴールライン際から優しいグラウンダーをマタに入れますが、33歳のレフティは左足のボレーをGKにぶつけてしまいました。
アウェイチームが追いついたのは42分。ファン・デ・ベークがあまりにも不用意なパスをボックス手前で奪われ、リーダーのミドルが右隅に収まりました。45分にも自陣で奪われてショートカウンターを喰らい、アエビシェールの決定的な一撃をバイリーがかろうじて足に当てました。前半は1-1。シュート数は4対8とグループ最下位のアウェイチームが上回っています。
後半開始直後にボックス右で勝負したエランガのシュートは、ファーブルが右に反応してセーブ。50分にゴールに背を向けてキープしたシエバチュは、振り向きざまのシュートをコントロールできず。51分にマタ、リンガード、グリーンウッドと縦につながったチャンスは、右からニアを狙った一撃がGKの正面に飛んでしまいました。
59分には、マンチェスター・ユナイテッドに決定機が到来。3対2のカウンターからリンガードのラストパスでGKと向き合ったエランガは、コースが甘かったフィニッシュをフェーヴルにブロックされてしまいました。直後、マティッチのミスが招いたピンチは、縦のスルーパスで右から抜けたエリアのシュートが、左のポストの外に切れていきました。
61分にルーク・ショーが下がり、19歳のテデン・メンギがピッチへ。ヤングボーイズは左右のサイドを制圧してフリーで打てるシーンを創りますが、フィニッシュが枠にいかず、スコアは動きません。68分には、ディーン・ヘンダーソンとアマド・ディアロがアウト。ショアタイアは17歳、34歳のヒートンはCL初出場です。
前にボールを出せず、下げては追い込まれ、ハーフライン付近で奪われ続けたマンチェスター・ユナイテッド。若いアタッカーたちには思い切りのいいシュートやドリブル突破を期待し、ファン・デ・ベークやリンガードには新監督の評価を高めるプレイを見せてもらえればと思っていたのですが…。縦にいかず、インサイドに入るシーンが目立ったワン=ビサカにラングニック監督のアイデアが感じられたのが、ささやかな収穫でした。
シュート数7対18と圧倒的に押された一戦。「グリーンウッドはこのレベルのなかでは別世界だが、ラングニックは次のプレミアリーグで彼を起用する気はないらしい」「ヒートン、おめでとう!」というぐらいの感想で終わらせたいモヤモヤなゲームでした。ああ、ファン・デ・ベーク。爪痕を残してほしかった…!(メイソン・グリーンウッド 写真著作者/Ardfern)
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先生!
ユナイテッドのスタメン紹介のところに「タマ」という選手が!
すみません。ご指摘ありがとうございます。訂正させていただきました。