2021.12.21 プレミアリーグ観戦記2021-22プレミアリーグ観戦記
【Wolves×Chelsea】17人で戦ったチェルシー、負傷者2人追加でスコアレスドロー!
チャンピオンズリーグのマルメ戦で負傷した2人のストライカーは、トップフォームを取り戻そうとしている最中でした。ロメウ・ルカクとティモ・ヴェルナー。12月9日のゼニト戦で、ヴェルナーが2発、ルカクは3ヵ月ぶりのゴール。そろそろプレミアリーグでも決めてくれるはずと期待した矢先のコロナウイルス感染でした。
彼ら以外にも、ハドソン=オドイとチルウェルが陽性と診断され、カイ・ハヴェルツ、ジョルジーニョ、ロフタス=チークが検査の結果待ち。ひと足早く感染したコヴァチッチは、調子を取り戻すまでにもうしばらく時間が必要でしょう。ウルヴス戦の中止を求めたチェルシーは、あえなく却下され、ベンチに6人という厳しい対応を余儀なくされました。
ローテーションをぐりぐりにかますトゥヘル監督だけに、サプライズのメンバーがいても驚くことはありませんが、中盤センターにチャロバーとカンテは新たな工夫ではなく苦肉の策です。GKメンディと最終ラインのリュディガー、アスピリクエタ、チアゴ・シウヴァはいいとしても、前線のツィエク、メイソン・マウント、プリシッチはこれ以外に選択肢がなく、2列めより前に組み込めるサブの選手はロス・バークリーのみでした。
ブルーノ・ラージ率いる新生ウルヴスは、ヌーノ・エスピーリト・サントのカラーを引き継ぐ「堅守貧攻」のチーム。プレミアリーグ17試合で14失点は、3強に次ぐ数字です。チェルシー相手にスコアレスドローならOK、カウンターを1発決めて勝てればラッキー。優勝候補にポゼッションを取られるのは織り込み済みでしょう。
3分にラウル・ヒメネスが仕掛けた速攻は、ポデンセのミドルをチアゴ・シウヴァが頭でクリア。15分にモウティーニョが中央から仕掛けたカウンターは、左からグラウンダーを入れたマルサウと、ファーから走り込んでネットを揺らしたポデンセはオンサイドだったのですが、明らかにラインの前にいたラウル・ヒメネスの空振りがオフサイドの対象となりました。
ここからの75分で、これ以上の見せ場はありませんでした。24分のプリシッチの強引な突破は、コーディーがカット。34分にカンテのスルーパスでラインの裏に抜けたプリシッチは、GKジョゼ・サに間合いを詰められて打ち切れません。慣れないポジションをまかされたチャロバーは、前線に効果的なパスを出せないまま、膝を痛めてハーフタイムでリタイア。41分にポデンセのクロスをフリーで叩いたデンドンケルのヘッドは、メンディの守備範囲に飛んでしまいました。
後半から登場したサウール・ニゲスはまずまずでしたが、ツィエクは1本もシュートを打てないまま、65分にふくらはぎを痛めてコヴァチッチに後を譲りました。最初かつ唯一のオンターゲットは78分。前線でキープしたカンテが左のマルコス・アロンソに預け、斜めのパスで抜け出したプリシッチがジョゼ・サの前に躍り出るも、左足のシュートは冷静なGKが左腕でブロックしました。
かくして、誰もが納得するスコアレスドロー。試合延期の申請を却下されたトゥヘル監督は、「14人いるといわれればそうだけど、トレヴォ・チャロバーは2回、コヴァチッチは1回、カンテも1回しか練習できなかった」と不満を漏らしていました。7勝1分1敗で首位に立った後、3勝5分1敗と停滞モード。図らずも少数精鋭となったチームは、ミッドウイークのカラバオカップでブレントフォードと戦った後、ボクシングデーにアストン・ヴィラと苦しいスケジュールが続きます。
彼ら以外にも、ハドソン=オドイとチルウェルが陽性と診断され、カイ・ハヴェルツ、ジョルジーニョ、ロフタス=チークが検査の結果待ち。ひと足早く感染したコヴァチッチは、調子を取り戻すまでにもうしばらく時間が必要でしょう。ウルヴス戦の中止を求めたチェルシーは、あえなく却下され、ベンチに6人という厳しい対応を余儀なくされました。
ローテーションをぐりぐりにかますトゥヘル監督だけに、サプライズのメンバーがいても驚くことはありませんが、中盤センターにチャロバーとカンテは新たな工夫ではなく苦肉の策です。GKメンディと最終ラインのリュディガー、アスピリクエタ、チアゴ・シウヴァはいいとしても、前線のツィエク、メイソン・マウント、プリシッチはこれ以外に選択肢がなく、2列めより前に組み込めるサブの選手はロス・バークリーのみでした。
ブルーノ・ラージ率いる新生ウルヴスは、ヌーノ・エスピーリト・サントのカラーを引き継ぐ「堅守貧攻」のチーム。プレミアリーグ17試合で14失点は、3強に次ぐ数字です。チェルシー相手にスコアレスドローならOK、カウンターを1発決めて勝てればラッキー。優勝候補にポゼッションを取られるのは織り込み済みでしょう。
3分にラウル・ヒメネスが仕掛けた速攻は、ポデンセのミドルをチアゴ・シウヴァが頭でクリア。15分にモウティーニョが中央から仕掛けたカウンターは、左からグラウンダーを入れたマルサウと、ファーから走り込んでネットを揺らしたポデンセはオンサイドだったのですが、明らかにラインの前にいたラウル・ヒメネスの空振りがオフサイドの対象となりました。
ここからの75分で、これ以上の見せ場はありませんでした。24分のプリシッチの強引な突破は、コーディーがカット。34分にカンテのスルーパスでラインの裏に抜けたプリシッチは、GKジョゼ・サに間合いを詰められて打ち切れません。慣れないポジションをまかされたチャロバーは、前線に効果的なパスを出せないまま、膝を痛めてハーフタイムでリタイア。41分にポデンセのクロスをフリーで叩いたデンドンケルのヘッドは、メンディの守備範囲に飛んでしまいました。
後半から登場したサウール・ニゲスはまずまずでしたが、ツィエクは1本もシュートを打てないまま、65分にふくらはぎを痛めてコヴァチッチに後を譲りました。最初かつ唯一のオンターゲットは78分。前線でキープしたカンテが左のマルコス・アロンソに預け、斜めのパスで抜け出したプリシッチがジョゼ・サの前に躍り出るも、左足のシュートは冷静なGKが左腕でブロックしました。
かくして、誰もが納得するスコアレスドロー。試合延期の申請を却下されたトゥヘル監督は、「14人いるといわれればそうだけど、トレヴォ・チャロバーは2回、コヴァチッチは1回、カンテも1回しか練習できなかった」と不満を漏らしていました。7勝1分1敗で首位に立った後、3勝5分1敗と停滞モード。図らずも少数精鋭となったチームは、ミッドウイークのカラバオカップでブレントフォードと戦った後、ボクシングデーにアストン・ヴィラと苦しいスケジュールが続きます。
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