イングランドのプレミアリーグ(ときどきチャンピオンズリーグ)専門ブログ。マンチェスター・ユナイテッド、アーセナル、リヴァプールetc.

偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

【Newcastle×MAN.CITY】ジョアン・カンセロ演出の2ゴールで勝負あり!マン・シティは怒涛の8連勝!

リヴァプールとチェルシーがコロナウイルスの猛威に苦しむなかで、マンチェスター・シティは快調に勝ち点を伸ばしています。前節のリーズ戦は7-0、プレミアリーグ18節のニューカッスル戦は0-4で快勝。1週間前まで、リヴァプールとの間にあった得失点差9は、たった2試合でなくなってしまいました。

リーズ戦は、フォーデン、グリーリッシュ、デブライネとプレーメイカーが前半にゴールを重ねて圧勝しましたが、ニューカッスル戦の最初の2発はDFでした。5分の先制ゴールは、CKからの二次攻撃。ボックスの右コーナーにいたロドリがジョアン・カンセロの縦パスを受けて後方のジンチェンコに戻すと、縦にスプリントしたジョアン・カンセロが浮き球をもらい、ダイレクトで中央にクロスを入れました。

ニアにいたクラークが頭でクリアして終わるはずでしたが、目測を誤り、まさかのノータッチ。裏にいたルベン・ディアスは、ワンバウンドした優しいボールを頭で押し込むだけでした。2点めは27分、ジョアン・カンセロの個人技です。右サイドに開いていたSBは、デブライネ、マフレズとボールがつながっている間に中央に入り、2人かわしてミドルシュート。彼の前にいたラッセルズとクラークは無力で、GKドゥブラフカは左隅に飛んだボールを見送るのみでした。

エディ・ハウ就任後のプレミアリーグ6試合を1勝2分3敗のニューカッスルは、厳しいプレスでマン・シティのパスコースを限定したり、セットピースで工夫したりするなど、勝ちたいという気持ちは伝わってきました。しかし、ペップのチームからポイントを奪いたければ、守備のミスをゼロにするのが必須条件です。

29分にライアン・フレイザーがエデルソンと交錯して転倒しますが、既にボールに関与してないとして笛はならず。40分のカウンターは、ジョエリントンのパスを受けたカラム・ウィルソンがシュートレンジで迷ってしまいました。前半は0-2。フィニッシュに持ち込めないニューカッスルは、もはや絶望的です。ハーフタイムにジョー・ウィロックと代わったサン=マクシマンは、王者相手に爪痕を残せるでしょうか。

ジョアン・カンセロの素晴らしいクロスが生んだ52分の決定機は、ドゥブラフカのビッグセーブによって阻まれました。左のポスト際に上がったベルナルド・シウヴァがヘッドで折り返し、フリーだったガブリエウ・ジェズスが頭で合わせた瞬間、マン・シティの選手たちは決まったと思ったでしょう。実際に3点めをゲットしたのは64分。ジンチェンコが左から入れた完璧なクロスを、マフレズが左足で叩き込みました。

最後のゴールは86分。ジョアン・カンセロのサイドチェンジが左のジェズスに届くと、マーフィーはあっさり抜かれてしまい、逆サイドに柔らかいグラウンダーが通ります。左足で無人のゴールにプッシュしたのはスターリング。リーズ戦と同様に7発圧勝でもおかしくない圧勝でした。守備陣のミスが多かったニューカッスルは、オンターゲットは1本に留まりました。

マンチェスター・シティはプレミアリーグ8連勝。ボクシングデー以降は、レスター、ブレントフォード、アーセナル、チェルシーと難しい相手が続きますが、ここで連勝記録が途切れなければ、一気に独走態勢に入れるのではないでしょうか。この試合で1ゴール1アシストのジョアン・カンセロこそが、プレミアリーグNo.1のSBだと再認識させられた圧勝劇でした。


おもしろいと思っていただけた方は、お時間あれば、下のブログランキングバナーをクリックしていただけると大変うれしいです。所要時間は5秒です。何とぞよろしくお願いいたします!


コメントを残す