2022.01.09 移籍ニュース2021-22移籍ニュース
コンテ監督の狙いはウイングバック起用!?スパーズのアダマ・トラオレ獲得は成功するのか?
プレミアリーグでビッグ6といわれるクラブを応援しているサポーターのみなさんは、アダマ・トラオレという選手を調子に乗せたらいかに大変か、よくご存じでしょう。2019-20シーズンはドリブル成功数183回で、2位のウィルフリード・ザハに20差のTOP。昨季プレミアリーグでは153回に留まったものの、2位のサン=マクシマンとザンボ・アンギッサは96回で、ぶっちぎりの1位でシーズンを終えています。
今季も81回で1位ですが、2位のサン=マクシマンが79回で僅差の勝負。3位のルーカス・モウラは43回と大きく引き離されており、以前は上位の常連だったザハは33回で10位に留まっています。プレミアリーグのドリブル業界は、25歳の絶対的王者と24歳のチャレンジャーによる一騎打ちが繰り広げられているというわけです。
ここまでが、業界の全体像です。いよいよ本題に入りましょう。プレミアリーグでNo.1と評されるレフトバック、アンディ・ロバートソンを翻弄するほどのスピードと強さを誇るアダマ・トラオレですが、チームに対する貢献度は実は高くないのです。
アストン・ヴィラに所属した2015-16シーズンは、プレミアリーグ10試合ノーゴール。ミドルズブラで馬車馬のようにDFをなぎ倒した2016-17シーズンも、27試合に出場しながら1発も決めていません。2019年の夏にウルヴスに移籍すると、初年度は29試合1ゴール1アシスト。2019-20シーズンは4ゴール9アシストと結果を出しましたが、昨季は37試合2ゴール2アシストという微妙なスタッツに終わっています。
相変わらず素晴らしい突破力を披露している今季も、プレミアリーグ18試合でゴールもアシストもゼロ。2020年の冬のマーケットで、「リヴァプール、マンチェスター・シティ、バルセロナが三つ巴の争奪戦を展開しており、移籍金は7000万ポンド」と報じられたスピードスターは、2000万ポンド(約31億4000万円)を出せば獲得できるといわれています。
「スカイスポーツ」「デイリー・メール」「ザ・サン」によると、現在のポールポジションはトッテナム。左右のサイドにソン・フンミン、ルーカス・モウラ、ベルフワイン、ブライアン・ヒルが揃うチームに、アダマ・トラオレが必要とは思えなかったのですが、「BBC」のサイモン・ストーン記者は「コンテ監督はウイングバックとして考えている」とレポートしています。
なるほど。WBなら、話は一気にリアルになります。3-4-3の右サイドのレギュラーは、夏にバルセロナから獲得したエメルソン・ロイヤル。コンテ監督は、控えのドハーティーを評価していないようで、プレミアリーグにおける先発出場は1回もありません。このポジションにアダマ・トラオレ…チェルシー時代のヴィクター・モーゼスを思い出させるコンバートです。
デュエルの勝利数は127回でプレミアリーグNo.1。SBとのマッチアップで優位に立つ時間が長いのは、大きなアドバンテージです。2019-20シーズンと昨季は、FWのタックル数ランキングで2年連続13位に入っており、フィジカルの強さもWBで武器になりえます。コンテ監督のアイデアは当たるのでしょうか。スパーズの動向に注目しましょう。
今季も81回で1位ですが、2位のサン=マクシマンが79回で僅差の勝負。3位のルーカス・モウラは43回と大きく引き離されており、以前は上位の常連だったザハは33回で10位に留まっています。プレミアリーグのドリブル業界は、25歳の絶対的王者と24歳のチャレンジャーによる一騎打ちが繰り広げられているというわけです。
ここまでが、業界の全体像です。いよいよ本題に入りましょう。プレミアリーグでNo.1と評されるレフトバック、アンディ・ロバートソンを翻弄するほどのスピードと強さを誇るアダマ・トラオレですが、チームに対する貢献度は実は高くないのです。
アストン・ヴィラに所属した2015-16シーズンは、プレミアリーグ10試合ノーゴール。ミドルズブラで馬車馬のようにDFをなぎ倒した2016-17シーズンも、27試合に出場しながら1発も決めていません。2019年の夏にウルヴスに移籍すると、初年度は29試合1ゴール1アシスト。2019-20シーズンは4ゴール9アシストと結果を出しましたが、昨季は37試合2ゴール2アシストという微妙なスタッツに終わっています。
相変わらず素晴らしい突破力を披露している今季も、プレミアリーグ18試合でゴールもアシストもゼロ。2020年の冬のマーケットで、「リヴァプール、マンチェスター・シティ、バルセロナが三つ巴の争奪戦を展開しており、移籍金は7000万ポンド」と報じられたスピードスターは、2000万ポンド(約31億4000万円)を出せば獲得できるといわれています。
「スカイスポーツ」「デイリー・メール」「ザ・サン」によると、現在のポールポジションはトッテナム。左右のサイドにソン・フンミン、ルーカス・モウラ、ベルフワイン、ブライアン・ヒルが揃うチームに、アダマ・トラオレが必要とは思えなかったのですが、「BBC」のサイモン・ストーン記者は「コンテ監督はウイングバックとして考えている」とレポートしています。
なるほど。WBなら、話は一気にリアルになります。3-4-3の右サイドのレギュラーは、夏にバルセロナから獲得したエメルソン・ロイヤル。コンテ監督は、控えのドハーティーを評価していないようで、プレミアリーグにおける先発出場は1回もありません。このポジションにアダマ・トラオレ…チェルシー時代のヴィクター・モーゼスを思い出させるコンバートです。
デュエルの勝利数は127回でプレミアリーグNo.1。SBとのマッチアップで優位に立つ時間が長いのは、大きなアドバンテージです。2019-20シーズンと昨季は、FWのタックル数ランキングで2年連続13位に入っており、フィジカルの強さもWBで武器になりえます。コンテ監督のアイデアは当たるのでしょうか。スパーズの動向に注目しましょう。
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香車で縦突破陣地回復マシンと化したトラオレは恐ろしいですね…