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【Leicester×West Ham】岡崎慎司らしさ爆発!エースのプレミアリーグ初ゴールでレスター連勝

プレミアリーグ開幕戦を勝利で飾った新監督同士、ウェストハムのビリッチ監督とレスターのラニエリ監督の対戦です。岡崎慎司は初戦と同様、ジェイミー・バーディと並ぶ2トップでピッチに登場しました。アーセナルをエミレーツで下したウェストハムは、サコとサラテの2トップに、中盤を仕切るパイェ、アーセナルの中盤を抑えた16歳のオックスフォード、開幕戦先制ゴールのクヤテ、マーク・ノーブルの中盤です。開始早々、パイェのFKをレスターCBモーガンがオウンゴール寸前のクリアをバーに当てますが、5分を過ぎるとレスターが攻勢。7分には岡崎慎司が右からペナルティエリアに侵入し、ニアへの走り込みがあれば決定機というグラウンダーをフィードします。

攻めるレスター、受けるウェストハムという展開が続くものの、レスターのサイド攻撃は持ち過ぎが目立ち、クロスも不正確でシュートにつながりません。24分、CKからのフートのオーバーヘッドはポストの左。26分には、右から突破しながらグラウンダーをDFにぶつけたマフレズに「早く中に入れろ」と岡崎がアピールするシーンもあり、1分後にあの素晴らしいゴールが決まるとは、誰も思えなかったに違いありません。

27分でした。左から中に絶妙なラストパスを入れたのは、人種差別発言でクラブから罰金と学習の処分を受けたジェイミー・バーディ。パスの先にいたのは、CBの間をすり抜けてフリーになった岡崎慎司です。渾身のボレーはGKアドリアンがビッグセーブでしのいだものの、浮いたボールを再び岡崎がプッシュすると、今度は文句なし!日本代表のストライカーが、早くも2戦めでプレミアリーグ初ゴールをゲットしました。大歓声のアウェイサポーター。慎重だったウェストハムは攻めなければなりません。

しかし37分、最前線の岡崎慎司がオフサイドすれすれでボールを受けたところから、レスターの2点めが決まりました。味方の上がりを待って岡崎がオルブライトンにボールを預けると、オルブライトンは縦に満ち込んで絶妙なマイナスのパス。ここに走り込んで左足を振り抜いたマフレズは、早くも今季プレミアリーグで3点めです。終了直前にウェストハムのカウンターからサコとシュマイケルが接触するシーンがありましたが、笛は鳴らず。前半は0-2。ラニエリ監督のレスターは、攻撃陣が絶好調です。

後半は、ウェストハムのサイド攻撃、レスターはカウンターという展開です。ラインが下がったレスターは、左右から危険なボールを入れられるようになってしまい、前線の岡崎とバーディになかなかいいボールが届きません。54分、岡崎慎司にプレミアリーグで初めてのイエローカード。劣勢となったレスターは、55分、右からのグラウンダーから最後はパイェに力強いミドルを叩き込まれ、1-2とされてしまいます。俄然盛り上がるアップトンパーク。ウェストハムが完全に試合を支配しています。レスターは、攻めの志向が強すぎるMFを1枚代えて、カンテを投入したほうがいいでしょう。62分、カンテの登場で下がったのは岡崎でした。これで流れが変わらなければ、前線にウジョアを張らせるなどの手を打ち、ボールを収められるようにしたほうがいいでしょう。

ラニエリ監督の2枚めは、右サイドのデラートに代えてベナルアン。これでレスターはひとまず落ち着きました。速攻からマレズ、ドリンクウォーターらが次々とミドルを狙い、CKではサインプレーでファーに流れたオルブライトンがノーマークでボレーを放ちます。フリーのシュートを1本でも決められていればレスターは余裕をもって試合を畳めたと思われますが、彼らはことごとく打ち上げてしまい、残り10分を再度ハマーズに攻め込まれます。80分にジェンキンソンのクロスからサコが至近距離でボレーを打ち込んだシーンは、シュマイケルが胸でセーブして事なきをえましたが、左右に少しでもずれていれば同点に追いつかれていたでしょう。この試合を締めくくった事件は、91分のGKアドリアンの退場でした。セットプレーで敵陣に攻め込んでいたGKは、クリアボールをトラップしようとしてバーディの腹部にスパイクの裏を入れてしまい、一発アウト。「GKジェンキンソン」は、慣れない最後方で自軍の敗戦を受け入れるしかありませんでした。

レスター連勝、岡崎慎司は鮮やかなプレミアリーグでの第1歩でした。ハーフラインから全力疾走でゴール前に走り込み、ボレーをGKに阻まれた後にすかさず反応してジャンピングヘッド。どこからどう見ても、「岡崎のゴール」でした。おめでとうございます。得点シーン以外にシュートがなかったのは気になったものの、あの一撃は素晴らしいのひとことです。次戦、トッテナムは強敵ですが、アルデルヴァイレルトやフェルトンゲンとのマッチアップは、成長したいと語るストライカーにとって今までの2戦以上にやりがいがあるのではないでしょうか。(岡崎慎司 写真著作者/Tsutomu Takasu)

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“【Leicester×West Ham】岡崎慎司らしさ爆発!エースのプレミアリーグ初ゴールでレスター連勝” への6件のフィードバック

  1. 実はグーナー より:

    岡崎やりましたねぇ
    らしすぎるゴール
    開幕からここまで全試合観てきたけど贔屓なしでレスターの試合が一番魅力的
    後半すぐに疲れてライン下げちゃうのが気になるものの今期はかなりやりそう
    岡崎は怪我に気をつけてね

  2. Macki より:

    更新ご苦労さまです。
    岡崎やりましたね!彼らしいゴールで嬉しい限りですね。バーディと抱き合っていたシーンが印象的でした。
    今季はかなりやりそうな予感です。

  3. a より:

    去年は、ユナイテッドがアウェーで5-3と屈辱的な敗北を喫したので、来年は5-0くらいでボコしてほしいなぁと思っていましたが、、、これは難しそうですね。順位表の上半分に食い込むのは間違いないと言っても過言ではないですね。

  4. シェバ より:

    初コメです

    今シーズンから本格的にプレミアリーグを見始めましたが最高ですね
    ラニエリが監督なので不安だったんですがまさかの2連勝ですね
    これからもブログ楽しみにしてます

  5. より:

    ラニエリはモナコの堅い守備作ってCL圏内まで上げた訳だから期待できますよ。
    ただモナコではファルカオ干しました。
    インテルではスナイデル干しました。

  6. makoto より:

    実はグーナーさん>
    やりました!いやー、レスターおもしろいです。バーディをサイドにおいて、ウジョアかクラマリッチと岡崎、などという形もいいかもしれません。

    Mackiさん>
    10発いくのではないかと期待してます。

    aさん>
    5のほうは勢いつけばいけるかもしれませんが、クリーンシートは難しそうです。

    シェバさん>
    ありがとうございます!ラニエリさん、うまくやってますね。

    鬼さん>
    失敗も多い監督で、直近ギリシャでやっちゃってますので、現地では結構否定的な意見も多いようです。状態が悪くなったときに、いじりすぎなければいいなと思います。

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