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偏愛的プレミアリーグ見聞録

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【MAN.UTD×Brighton】決定機を外しまくったマン・ユナイテッド、最後はブルーノ!

右サイドの守備は、大丈夫でしょうか。オールド・トラフォードのブライトン戦は、プレミアリーグ18節の延期試合。ヴァランを起用できないラングニック監督は、ポグバ、ラシュフォード、ワン=ビサカをベンチに置いています。

GKデ・ヘア、DFジオゴ・ダロト、リンデロフ、マグワイア、ルーク・ショー。セントラルMFはフレッジとマクトミネイ、2列めにエランガ、ブルーノ・フェルナンデス、ジェイドン・サンチョ、最前線にプレミアリーグ5試合ノーゴールのクリスティアーノ・ロナウド。キックオフから攻めているのは、好調のアウェイチームです。

5分にフレッジが自陣でミスパスを奪われ、パスカル・グロスが縦に通したスルーパスでボックス右のモダーがフリー。右足のシュートは、デ・ヘアがニアを塞いでセーブしました。マンチェスター・ユナイテッドの最初の決定機は7分。左から仕掛けたロナウドがヒールで転がしたボールをジェイドン・サンチョがドリブルで持ち込み、GKロベルト・サンチェスと1対1になりました。

右足のシュートは工夫がなく、コースを切ったGKがブロック。リバウンドを取った25番の2発めは、ダンクが足に当てました。このチャンスで落ち着いたかに見えたマンチェスター・ユナイテッドですが、10分を過ぎてもブライトンのプレスに苦しんでいます。相変わらずブルーノ・フェルナンデスのポジションは低く、ロナウドの周囲には味方がいません。

15分、ブルーノが起点となったカウンター。ジェイドン・サンチョが左からドリブルで上がり、追い越していったエランガにラストパスを転がすと、打とうとした19歳はククレジャに体をぶつけられて転倒しました。プレミアリーグで7戦連続無敗のブライトンは、左サイドのトロサールとマック・アリスターが脅威です。

29分、ククレジャの縦パスでトロサールが左に流れると、クロスのクリアをダイレクトで叩いたパスカル・グロスのボレーは右にアウト。37分のイヴ・ビスマのミドルは浮いてしまいました。39分、右サイドのフェルトマンが素晴らしいクロスを中央に入れ、モダーのヘッドがゴール左を襲いますが、デ・ヘアが右手で弾き出すビッグセーブで先制を許しませんでした。

40分、前線でキープしたモダーが右に流すと、走り込んだイヴ・ビスマのダイレクトショットは左ポストの外。44分にボックスの右手前から蹴ったロナウドのFKは、壁の外側にヒットしました。前半は0-0、シュート数は3対8!ラングニック監督は、後半も同じメンバーを送り出しています。最初の5分で感じられた変化は、ブルーノがロナウドに近づいたという1点です。

51分、敵陣でイヴ・ビスマから奪ったのはマクトミネイ。拾ったロナウドが右に流れながら放った一撃が、右のサイドネットに突き刺さりました。1-0となった直後、最後方でキープしたダンクがエランガにチェックされ、後ろから倒してしまいました。最初のジャッジはイエロー、しかしオンフィールドレビューを経て1発レッド。ブルーノが蹴ったFKは、壁に阻まれました。

61分、右から打ったエランガのミドルはクロスバー越え。66分のショートコーナーは、左から上げたブルーノのクロスがロナウドに届きますが、ヘディングシュートはロベルト・サンチェスが上に弾き出します。70分、GKのキックをロナウドがインターセプト。中央で空いていたブルーノにラストパスが渡るも、決めなければならないフィニッシュはセーブされてしまいました。

73分、フレッジに代わってポグバ。75分の波状攻撃で、ブルーノが右から浮かしたボールがロナウドに通りますが、叩きつけたヘディングは左のポストの外を抜けていきます。77分、左サイドのモダーが放ったロングシュートがバーを直撃。80分にブルーノが左からドリブルで仕掛け、右足でニアを狙うと、素晴らしいセービングを連発した守護神がCKに逃れました。

84分、エランガと代わったラシュフォードが左にグラウンダーを通すと、サンチョのポジションに入ったアレックス・テレスのシュートはアルザテがブロック。90分、ランプティのクロスをウェルベックが頭で合わせますが、浮いたボールは枠に収まりません。10人のブライトンの猛攻に耐えていたマンチェスター・ユナイテッドは、97分に久々のカウンターを発動させます。

ブルーノのチェックでファールを誘い、ポグバが素早くリスタート。右からスプリントしたブルーノと並走するロナウドの前には、フェルトマンしかいません。パスを出す素振りを見せながらボックスに入ったプレーメイカーは、キックフェイントでGKを動かし、右隅に流し込みました。何とか2-0。後半のシュート数は16対2ですが、最後まで気が抜けない辛勝でした。

ブライトンが自陣でやらかした2つのミスで、先制ゴール&レッドカード。楽勝モードに入ったかと思ったのですが…。「どんだけ決定機を逃すねん」「2点めを決めないのは監督の指示か!?」「10人がハーフコートマッチって…!」…ツッコミまくりの40分でしたが、勝ててよかったです。ブライトン、いいチームですね。ひとり減ってもひるまず、ゴールをめざしたアウェイチームに拍手を送りたいと思います。

ブルーノとロナウドで決定機を創りまくり、外しまくった一戦。サイドにおける連携、自陣でのボールの奪い方、バイタルエリアのカバーリングなどいろいろ課題はありますが、リーズ、ワトフォードと続くボトム10との対戦でひとうひとつ改善し、いい状態でマンチェスターダービーに臨んでいただければと願っております。


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