【Arsenal×Liverpool】コウチーニョはポスト直撃2発、ガナーズの猛攻実らず激戦はドロー決着!
開始早々、左からエムレ・ジャンが持ち込みグラウンダーをベンテケがシュート。直後にはミルナーの縦パスでベンテケが裏に抜け、軽く流したボールをコウチーニョがバーに当てるなどレッズが攻勢です。ピンチをしのいだアーセナルの逆襲は、モンレアルのクロスをアレクシス・サンチェスがヘディングシュート。両者とも攻撃的でパスがよくまわり、エキサイティングなゲームです。9分、カソルラの素晴らしいスルーパスをラムジーが決めたシーンは、シュクルテルが残っておりオフサイドではないように見えました。13分にはチャンバースがコウチーニョにパスをプレゼントする大ピンチがあり、素早く戻ったコクランとガブリエウが必死のブロックで決定機をつぶします。
チャンバースは24分にも危険なミスを犯し、ミルナーのドルブル突破を誘発してしまいます。アーセナルは細かいミスが増えてリズムに乗れず、ほめられる選手はコクランとガブリエウのみ。後ろを締めてくれるルーカス効果か、レッズのインサイドハーフであるミルナーとエムレ・ジャンの積極的な攻め上がりが効果的で、ラストパスさえ合えばアウェイチームが先にゴールを奪えそうです。39分、リヴァプールにビッグチャンスがきました。ベジェリンのミスからフィルミーノが左を上がり、ベンテケに完璧なラストパス。ロジャース監督がガッツポーズをしかけたベルギー代表ストライカーの至近距離からのプッシュは、左に弾いたチェフのビッグセーブで先制はなりません。44分、左から切り返して放ったコウチーニョの強烈な一撃も、チェフが指先でコースを変えてポストに救われ、アーセナルはイーブンのままで持ちこたえます。
前半は0-0。プレミアリーグ3試合めにして、レッズの連携はかなり向上しています。ガナーズの守備陣は不安定で、ベジェリンとチャンバースの若い右サイドは大きなリスク。私が指揮官なら、ハーフタイムでドビュッシーをCBに据え、コーチングの徹底とパスミスの撲滅を試みるでしょう。
後半に入ると、停滞していたアーセナルが持ち直します。53分、右に出たアレクシス・サンチェスのグラウンダーをジルーが合わせるも、シュクルテルが的確なポジショニングでカット。20分以上にわたるホームチームの猛攻は、プレミアリーグの中堅クラブならひとたまりもなかったでしょう。ジョー・ゴメスとナサニエル・クラインの両SBは質の高いクロスを許さず、ルーカスがミドルシュートのコースを塞いでリヴァプールは耐え抜きます。60分、左から入ったボールをジルーがアレクシスに落とした決定的なチャンスは、シュートをコントロール仕切れず左にアウト。ロジャース監督はフィルミーノをジョーダン・アイブに変え、サイドから反撃する姿勢を明確にします。
63分、エジルの縦パスをきっかけにラムジー、ベジェリンがシュートを連発したシーンも、ことごとくレッズがコースをカット。70分、エジル、ベジェリンとつなぎ、一瞬フリーになったジルーが左隅を狙ったシュートはミニョレが横っ飛びでセーブ。直後のミルナーのミドルは、後半になってレッズが初めてゴールに迫ったシーンでした。スペースがないゲームでジルーをウォルコット、抑えが効いていたルーカスをロシターという両者の交代はどうなのでしょうか。81分、コウチーニョの強烈な左足はチェフがセーブ。残り10分を切ってコクランをチェンバレンに代えたヴェンゲル監督は、明らかに勝ちにいっています。
最終盤のトピックスを挙げれば、エジルが珍しく右足でシュートを狙ったことと、ウォルコットが完全に空振りに終わったことでしょうか。コウチーニョをアルベルト・モレノに代えたロジャース監督の「勝ち点1を持ち帰るぞ」というメッセージを受け、最終ラインとロシター、エムレ・ジャンは確実に仕事をやりきりました。試合の激しさをとは裏腹のスコアレスドロー。レッズは収穫あり、本拠地で勝てなかったアーセナルにとっては無念の結果でした。両チームからひとりずつ、マンオブザマッチを選ぶとすればシュクルテルとチェフ。ガブリエウ、エムレ・ジャン、フィルミーノは、次につながるプレイを見せてくれたのではないでしょうか。0-0ではありながらゴール前の攻防は迫力があり、おもしろい試合でした。
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更新ご苦労様です。
エミレーツでは結果が出ていないので、厳しいゲームを予想しており、その通りとなりましたが、チームは以前よりも良くなってました。この時点でガナーズとドローは良い結果だと思います。
移籍話があるルーカスは改めて必要な選手だと思いました。
チャンが前線に上がることができるのは大きいですね。
DF陣も良かったですね。シュクルテルの集中力が高くロブレンも自信を持ってプレーしていたのではないでしょうか。
ここまで勝点7悪くないと思います。
いつも楽しく拝見しております。
チェンバースの不安定さは心配ですね。中堅以下クラブか二部あたりに武者修行に出すことも検討してよいのではないかと感じました。ガブリエルは順調にいけば、スタメン奪取もできそうで楽しみです。
早朝から、更新お疲れ様です。
攻撃面を考えると、1点欲しい時に、投入できる最適なCFがいない・・・、しかし、守備面で考えると、よくぞ
これで失点しなかった、攻守のマイナスとプラスあわせて、無理くり納得せざるを得ないホームでの勝ち点1でしたね。
ただ、ここまで課題が浮き彫りになっていて、動かないのはなんでだろう・・・と思わざるを得ません。
まぁ、ウォルコットを信じて使うのも不安定なチャンバースを起用するのも、いつものヴェンゲル監督と言えば
それまでですが、今シーズンは正真正銘勝負の年ですからねぇ・・・、理想を言えば、優勝したいのなら、こういう試合で
投入できるCFと、CBもこなせるDMFが必要と思いますが、まぁアーセナルの場合SBにCBを上手にこなしてくれる
両名がいるので、彼らに頑張ってもらう選択肢もありますが、チャンバーズはレンタルで成長させるべきでは?
と思いますね、あとウォルコットがああいう局面で生きないのは、もうわかりきっていることではありますが、
彼が生き残るには、今日のような試合で結果を出さないと・・・、どうも可能性を感じないんですよねぇ・・・。
最低限のノルマは果たしたけど、これからに向けて、とてもプラスの要因は見いだせない試合でした。
これでセレソンに選ばれないコウチーニョ・・・
アーセナルはCB本当に獲らなくていいのか…?と思った試合でした。
チェフがいなかったら前半でかなり厳しい状況に追い込まれてたでしょうし、正直メルテザッカーにも不安を感じるので一人獲っても損はないと思うんですけど…、できればサッカー小僧!さんのおっしゃるようにDMFもCBもこなせるタイプとか獲れれば…。
リバプールに関してはベンテケとコウティーニョのラインを軸に今後周りがどう絡んでいけるようになるか、ですね…。中盤をジャン・ヘンダーソン・ミルナーの3枚にしてどんどん前に飛び出せるようにしていけば面白くなりそうですけど…。
強豪相手だとルーカスのような選手がいると頼りになりますね
ロジャースも再認識したのかルーカスは残留するといった発言をしたので一安心です
ベンテケもどんどん馴染んでますし、他の選手もベンテケの空中戦の強さを頼りに落としたボールを拾えるようになってきました
いまのところロジャースは攻撃より守備をなんとかするほうに重点を置いていると思います
3試合連続クリーンシートは自信にも繋がるのでこれが一番良かったところですね
チェフとコクランさまさまです
チェフはホント凄いですね
ガブリエウは足も反応も速く読みも良くてメルテより良さげでチェンバースは確かに危うさしか無かったけど初出場でベンテケとコウチーニョに対応しないといけない重圧を考えると責められないかなぁと思いますね
ラムジーのアレとジルーが点決めたとしてもボロ負けもあり得たんで引き分けで良かったです
アーセナルの攻撃は流石の連携だけどフィニッシャーがいないなって感じ
オフサイドになったけどカソルラからラムジーの1本のパスで点が入ったシーンは衝撃的だった
もう少しサンチェスが調子をあげてたら勝ったのはアーセナルだったと思う