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偏愛的プレミアリーグ見聞録

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リヴァプールのストライカー、バロテッリとボリーニは復活を賭けてミラノへ!

最近、プレミアリーグからセリエAに渡っていく選手が目立ち始めています。この夏は、サラー、ジェコ、ヨヴェティッチ、シュチェスニー、キリケシュがイタリアの上位クラブに請われて海を渡っています。一時期は軒並み財政が苦しかったセリエAに、投資ができるようになったクラブが増えたのが一因でしょう。この趨勢のなかで、リヴァプールのイタリア人ストライカーの行き先が母国になるのは当然の帰結なのかもしれません。手を差し伸べてくれるクラブがないといわれていたマリオ・バロテッリは、ACミランに復帰することになりそうです。代理人とミハイロヴィッチ監督がフィレンツェで会っていたと伝えられており、300万ユーロ(約4億2000万円)のレンタルとなるのではないかといわれています。バロテッリがインテルにいたとき、マンチーニさんの下で助監督を務めていたミハイロヴィッチさんは、彼の能力を間近で見ていた指揮官です。とかくネガティブなニュースが多いストライカーの活かし方・扱い方は心得ているでしょう。

ACミランのガリアーニCEOは、「これは彼にとって間違いなくラストチャンス。本人もわかっているだろう」と語っており、ほぼ決まりでしょう。イタリアの主要メディアは、25日にメディカルチェックを行い、問題なければすぐ契約するはずと報じており、バロテッリは古巣でイタリア代表復帰をめざすことになります。昨季プレミアリーグで16試合1ゴールという不振は、彼の問題ばかりではないでしょう。2トップを好み、足元にほしがるバロテッリに、裏への抜け出しや激しい上下動を求めたところから悲劇は始まっていたのだと思います。本田圭佑が熾烈なレギュラー争いを繰り広げているクラブはバッカ、チェルチ、メネズ、アドリアーノ、マトリと最前線とセカンドストライカーが多く、心してかからないと出場機会が得られない状況ですが、FW2枚で戦うチームなので復活の芽はあるのではないでしょうか。卓越した技術と素晴らしいFKで、もう一度ミラノのサポーターを湧かせていただければと思います。

そしてもうひとり、リヴァプールにはプレミアリーグ12試合1ゴールとバロテッリ同様に力を発揮できなかったストライカーがいます。ファビオ・ボリーニの代理人は、噂になっていたサンダーランドではなく、イタリア復帰を画策していたようです。一時期はセリエAに昇格したばかりのカルピという話もあり、どこの下位クラブに行くのだろうと思って気にしていたのですが、ここにきてインテル移籍が急浮上。プレミアリーグからイタリアに戻ったヨヴェティッチやベテランFWパラシオ、昨季22ゴールのイカルディがいるクラブでレッズ在籍時以上の結果を出すのは大変ですが、以前にもサンダーランドへの完全移籍を拒否していたボリーニにとっては、プレミアリーグの下位クラブにいくよりはチャレンジしがいもあるでしょう。こちらのメディカルチェックは26日とのこと。イタリアメディアは、ご本人が知人に2日以内に契約すると漏らしたと報じており、バロテッリに続いて正式発表があるものと思われます。

移籍市場締め切りまで1週間を切りました。今後、ストライカーまわりで動きがあるとすれば、WBAが拒否したと伝えられながら火種が消えていないベラヒーノのトッテナム入りと、マンチェスター・ユナイテッドとアーセナルの大物狙いぐらいでしょうか。赤い2チームはデッドラインデーに話題をさらうことが多く、本気でいっているときはぎりぎりまで音が聞こえないクラブでもあるので、最終日まで予断を許しません。カバーニ?リーグアン3連勝中のパリで、3試合フル出場の選手を、まさか…。

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