最後に大物駆け込む…デッドラインデーに決まった選手たち・全公開!【後篇】
ここからの10人を紹介する前に、マルシャルについて触れさせてください。3600万ポンド(約67億円)という高額の移籍金は気になるものの、これに目をつぶればおもしろい補強だと思います。私はギャンブルは嫌いなほうではないので、磨けばとてつもなく眩く光りそうな原石の獲得には盛り上がっており、クリスティアーノ・ロナウドを獲得した際の1200万ポンド程度だったら無邪気にバンザイできたのにと思います。ただし気になるのは、「今季のプレミアリーグで優勝をめざすのに必要な補強はマルシャルだったのか」「ルーニーの調子が上がらないなか、純正ストライカーがいなくていいのか」です。
今月初めてフランス代表に呼ばれた19歳のテクニシャンは、同い年の生え抜きストライカー、ジェームズ・ウィルソンより上なのはわかります。しかし、中央よりもサイドがフィットしそうなプレイぶりを見ていると、メンフィス・デパイとキャラかぶりしそうな気もします。早期にプレミアリーグにフィットしないかもしれないというリスクを考えると、彼を獲るならチチャリートは残しておいたほうがよかったのではないでしょうか。過去、若手を育てながら勝ってきたファン・ハール監督の経験に期待するしかありませんが、若いときはウィンガーだったティエリ・アンリの面影が漂う選手ゆえに、初年度はデパイやアシュリー・ヤングの控えに留まってしまわないかと心配しています。
話を戻しましょう。マルシャルの直後、「BBC」はワトフォードが2人の選手を獲得したことを伝えました。クリスタル・パレスからは29歳のアルジェリア代表MFアドレネ・グエディウラ、セリエBのカリアリからスピードのあるFWビクトル・イバルボ。コロンビア代表のイバルボは、今季セリエA開幕戦ではレンタルでローマにいた選手です。チェルシーがこの日獲得した2人めのDF、ジャマイカ代表でレギュラーとして活躍する23歳のマイケル・ヘクターは、売り手のレディングにレンタルで残されるようです。
レスコットを獲得したアストン・ヴィラは、DFジョー・ベネットをボーンマスへ貸し出し。ボーンマスは、エヴァートンが狙っていたリーヴェルプレートの19歳MFトマス・アンドラーデもレンタルで引き入れています。今季プレミアリーグ初昇格となり、ここまで1勝1分け2敗と健闘しているボーンマスは、マーレー、ジョシュア・キング、レスター戦で長期離脱となってしまったマックス・グラデルなどの最前線と、ディスタン、タイロン・ミングスといったDFを大量に補強してマーケットに別れを告げました。
時計の針は現地時間の18時をまわり、ここから先は、駆け込みで書類が間に合ったクラブの新戦力が続々と報道されます。残る5人のうち3人は即戦力。スウォンジーMFネイサン・ダイアーとウェストハムMFマット・ジャーヴィスは、いずれもレンタル移籍。アイエゥの加入やモンテーロの好調ぶりに出場機会を失っていたダイアーにとって、オルブライトンとマフレズがいるレスターも競争は激しそうですが、層が薄いこのチームなら活躍の機会は増えそうです。ランジーニ、ソング、パイェ、モーゼス、オビアングと補強選手だけで中盤が組めそうなウェストハムで、さらにノーブル、クヤテ、オックスフォードも加えた椅子取りゲームとなると、ジャーヴィスにチャンスはないのかもしれません。29歳となったMFは、プレミアリーグ昇格組のなかでは最も獲得選手が少ないノリッジでレギュラーポジションをめざすことになります。
マンチェスター・ユナイテッドがニューポートから獲得した17歳のDFリーガン・プールは、将来投資。リヴァプールの長身DFチアゴ・イロリは、レンタル先が守備陣の人数に不安があるアストン・ヴィラならグラナダやボルドーよりも出場機会を増やせるかもしれません。そしていよいよ、最後の大物が登場です。トッテナムからエヴァートンに完全移籍となったのはアーロン・レノン。昨季レンタルで加入し、プレミアリーグ14試合で2ゴールを記録した勝手知ったるクラブなら、イングランド代表のドリブラーは最初からアクセル全開でいけるでしょう。2015-16シーズンの移籍市場は、これにて幕を閉じました。
最大のトピックスは、マンチェスター勢の大型補強よりもむしろ、チェフ以外獲らなかったアーセナルでしょう。ロマンか、あるいはコメディか。登山の世界では無酸素登頂は評価が高いわけで、ヴェンゲル監督がプレミアリーグで優勝したら、近年のどの優勝クラブよりもリスペクトしたくなります。ここまでいさぎいいと、かえって期待が高まってしまいます。(アントニー・マルシャル 写真著作者/uguito)
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我々には強力なスカッドがある。
まさか、本当に補強なしとは。
中途半端なクラスの選手をとるくらいなら補強しないほうがましと考えてたので、想定の範囲内の結果です。
アルテタはコクランの代役を果たせるのか?チェンバレンはラムジーを押しのけてスタメンを勝ち取れるのか?ベンゲルが残留を希望して残ったキャンベルはどうなるのか?等々に注目してシーズンを楽しみたいです。
私事ですが、次節ストーク戦は現地に見に行きます。移籍市場で活躍したストークとの対戦は非常に楽しみです。
スパーズ補強なしとか会長イカレヤガル
純粋なCFケインのみとか…
アデバヨルに土下座しないなら一桁で終えれば御の字だわ
ヌジエやソン、場合によってはシャドリがそのポジションできるなんて言い訳聞きたくないし3列目の守備的MFも補強無しとか…
こりゃELは捨てるしかないな
他のプレミアクラブさんすいません。
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アーセナルは5大リーグで唯一フィールドプレイヤーを獲得しなかったチームだとか
アーセナルがプレミアを取るイメージがないですね
お金がタイトルを保証するわけではないですが
せめてコクランのところに誰か取った方が良かったと思います
マルシャルはウインガーですよね。移籍金のことやチームのウィークポイントを補填しうる補強ではなさそうなことなど頭が痛くなる要素はたくさんありますが、お金に凄く余裕のあるクラブが行った贅沢な将来投資なんだと自己結論します
マルシャルの件以上に頭が痛くなったのがデヘア問題ですね。まさに醜聞。見るに耐えません。マドリーとデヘアに踊らされ続けたユナイテッド、契約がまだ一年あるにも関わらずプレーすることすら拒否して移籍を望んだデヘア、
マンチェスターユナイテッドというクラブを完全に見下した対応をかましたマドリー。登場人物全員が最悪な劇でしたね。
ベンゲル監督の哲学もあるでしょうし、アーセナルは自分たちのやり方を理解できる選手だけで戦っていくということなのでしょう。ファンハール監督も似ているけれども、自分のやり方に合わない選手に対しては容赦しないという辺りがベンゲルさんとは違いますね。サポだからファンハールを支持しているけれども、やっぱり今後が不安です。今シーズンも優勝を狙わずに若手を自分の意に沿うように指導していくんでしょうか。
ウーン、シティ以外のビッグクラブは少し不満の残る移籍市場でしたね。
逆に中小クラブはほとんどが満足な補強を出来たのではないでしょうか。
アーセナルはけが人を少なくする事が補強で、とる選手はエジル、サンチェス、チェフクラスの選手しかとらないと決めていたのでは?コクランの代わりはビダルがとれなかった以上フラミニ、アルテタに毛が生えた程度の選手しかとれなさそうですし。
”世界一”のクラブ同士の醜態、金満シティ、勝てない王者など他にも色々とあったプレミアリーグですが、このままシティが順当に優勝ですかね。
チェルシーにはここから少しずつ調子を上げてチャンピオンズリーグを狙ってほしいです。
あたしはグナなんであれっすが、ずっと強いユナイテッドを倒して制したいとゆうのがあるんですよね。サーにまでなった人と比べるのはあれですが、デヘア使わなかったりマリアやチチャリート、その他黄金期を支えた元レギュラークラスの面々を次々と大放出、そのくせ自分はあと2年弱で、監督引退とか…。もしサポだったら、あたしのユナイテッド返せ➰ってゆうと思います。
せおさん 今デヘアを使わないのはみんな使わないと思います 多分ほとんどのファンはいらない選手を放出できてよかったと思っていると思います こうなったのはファーガソンのせいだし
人は失敗を繰り返してはいけない。
中学生でも知っていることです。
けどガナーズは未だ繰り返そうとしています。ジルーが離脱したら、コクランが離脱したらどうなるのか。それぞれウォルコットとアルテタで急場はしのげるかもしれません。けど、CLやカップ戦を戦いつつその顔ぶれで連覇を目指す。今まで何度このパターンに泣かされたか。
最近のけが人率は減少気味のようなので、現在のウィルシャーの離脱くらいであとは大きなことがなければ良いのですが…ニューカッスル戦でけずられまくってたコクランを見てたらこれは今年もやばいなと感じました。
結局チェルシーはストーンズ取れませんでしたね。マルキーニョスに土壇場で2回オファー出したとか出してないとか。ジロボジはナントでは上手くやってましたし、今のチェルシーの最終ラインに足りないスピードがある分最低限やってくれれば良いでしょう。ただセスクとマティッチのコンディションが気掛かりです。三列目にオスカルとラミレスorロフタスチークを試してみるのも有りだと思うんですがね。まぁモウリーニョがこのままって事は無いと思いますんで次節以降ある意味楽しみです。
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シティは相変わらずの若手軽視で若手厨の自分としては放出面では心残りがありますが獲得面では満点近いんじゃないでしょうか?
お金が笑えるくらい飛びましたがシティの場合余り関係ないのでね
即戦力クラスがこれだけ揃うと昨季のスカッドの充実っぷりを一回り二回り超えてますし
来季高齢化したSBの若返りと中盤のワールドクラス獲れたらプレミアでは頭一つ抜けるんじゃないかと
そろそろCLの結果も抽選を言い訳に出来ない段階に来てますしね
京都グーナーさん queenさん シティさぽさん>
びっくりです。ケガ人が減らせれば優勝できる、現有メンバーのクオリティUPがあれば充分ということなのでしょうか。確かに、頭数は揃っているのですが…。
新参さん>
おお、素晴らしい!おもしろい話があったらぜひ教えてください。
プレミアリーグ大好き!さん>
スパーズ、厳しいですね。ベラヒーノを深追いしすぎたかもしれません。
昔はフラムやミドルスブラがEL最優先で上位に食い込んでいたのですが、今はELがFAカップより優先度が低くなっている感があり、残念です。
グローリーグローリーさん>
マルシアルは、前のポジションはひととおりこなせそうなので、ルーニー不在時には中央でマタかエレーラと縦関係、などというのもおもしろそうです。デヘアの件は、起こりえるミスなので、仕方ないとしかいいようがないですね…。各国で書類不備等で数件アウトになってます。
Uボマーさん>
今季は優勝をめざしてほしいですね。戦力的にはかなり揃いましたので。
アスピ(ryさん>
現状と顔ぶれを見ればマン・シティ鉄板ではありますが、このままいかないほうにベットしたいです。
セオさん あ さん>
あ さんの意見に賛成でして、デヘアはプレシーズンマッチのときのローテンションでは使えないなと思いましたし、若干売りすぎ感はあるものの、補強に関しても概ね妥当だと思います。金額は除いて、ですが。移籍市場での振る舞いの不器用さは、ファン・ハール氏よりもウッドワード氏の問題ですね。
ペドロさん>
イヴァノヴィッチCBとか、若手起用とか、チェルシーはキャピタルワンカップ等でいろいろトライしておいたほうがいいでしょうね。おっしゃるとおり、セントラルMFも心配です。
シティズンさん>
いい補強だったと思います。マン・シティではイヘアナチョが決めるところを早く見たいです。