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偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

逆転ゴールはアスピリクエタ!リールに連勝のチェルシーがCLベスト8に進出!

リヴァプールがインテルを下し、マンチェスター・シティはスポルティングCPを問題にせず。2強が順調にベスト8進出を果たした後、マンチェスター・ユナイテッドはアトレティコ・マドリードに競り負けてしまいました。

チャンピオンズリーグ2021-22のラウンド16、プレミアリーグ勢の最後に登場するのは昨シーズンの王者チェルシー。オーナーの資産凍結で揺れるチームは、リールとのファーストレグを2-0で制しており、1失点以内なら勝ち抜けです。

GKメンディ、DFクリステンセン、チアゴ・シウヴァ、リュディガー。アウトサイドはアスピリクエタとマルコス・アロンソ、中盤はジョルジーニョ、コヴァチッチ、カンテ、2トップにカイ・ハヴェルツとプリシッチが並ぶ3-5-2です。開始7分、ジョルジーニョが自陣で奪われ、ブラク・ユルマズに持ち込まれるピンチ。右足のシュートは、チアゴ・シウヴァが胸に当てて難を逃れました。

10分の正面からのFKは、ユルマズがうまく落とせず。2点が必要なフランスのクラブが、積極的に攻めています。守備重視の布陣で戦うアウェイチームは、マルコス・アロンソのサイドをケアしなければなりません。24分、コヴァチッチが仕掛けたカウンター。左からボックスに入ったプリシッチは、自ら打たずにカイ・ハヴェルツにまかせようとしますが、短いラストパスはタイミングが合いませんでした。

31分、チェルシーにアクシデント。右足を痛めたクリステンセンがプレー続行不可能となり、トレヴォ・チャロバーが3バックに入ります。35分、リールの左からのFKをメンディがパンチし、逆サイドのデヴィッドがハイクロスを上げると、中央で混戦が勃発。しばらくしてからレフェリーの笛が鳴り、オンフィールドレビューがなされると、ジョルジーニョがハンドを取られ、PKとなりました。

2試合トータル1-2となるキックを決めたのはユルマズ。勢いに乗ったリールは、前半のうちにイーブンに持ち込もうとして、アグレッシブに攻めています。1-0のままでハーフタイムかと思いきや、追加タイムの2分にPKを与えたセントラルMFが貴重な同点ゴールを生み出しました。ジョルジーニョが縦に出したパスで、ボックス右に走り込んだプリシッチがフリー。ダイレクトショットを足元に打たれたGKレオは、1歩も動けませんでした。

いい時間に追いつき、2点のアドバンテージをキープして後半に向かうトゥヘル監督は、コヴァチッチをメイソン・マウントにスイッチして、いつもの布陣に戻します。51分、マルコス・アロンソをかわしたバンバが中央にクロスを入れると、ユルマズのヘッドは左にアウト。60分のマルコス・アロンソのFKが壁に当たると、浮いたボールをジャストミートしたリュディガーのボレーは、惜しくも右のポストの脇を抜けていきました。

63分、リールのショートコーナー。ユルマズが中央に浮かすと、デヴィッドの背後に入ったシェカのヘッドは、左のポストにヒットしました。チェルシーが勝負を決めたのは71分。チアゴ・シウヴァのロングフィードをマルコス・アロンソが競り、こぼれたボールをメイソン・マウントが縦に持ち込みます。左からの低いクロスがファーに届くと、足が合わずに膝に当てたアスピリクエタのボレーがニアポストの内側に飛び込みました。

92分にカンテの縦パスでマルコス・アロンソが抜け出し、レオとの1対1を阻まれたのがラストチャンス。2試合トータル1-4としたチェルシーがベスト8に進出しました。2月に入ってからは、公式戦9試合で8勝1敗。カラバオカップ決勝のPK戦以外で負けておらず、カイ・ハヴェルツとプリシッチの調子が上がってきています

年明け以降、2失点以上が2回しかない堅守のチームは、連覇をめざせるのではないでしょうか。準々決勝の組み合わせ抽選は、日本時間で明日の20時。プレミアリーグ対決はあるのか?楽しみです。


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