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偏愛的プレミアリーグ見聞録

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史上最も激しいライバル対決!? アーノルド&ロバートソン、熾烈なアシスト王争いに注目!

プレミアリーグ2021-22シーズンの優勝争いが熾烈になってきました。首位に立っているのは、ペップ就任後の5シーズンのうち3回優勝のマンチェスター・シティ。2位は2年ぶりの戴冠をめざすリヴァプールですが、1月16日には11ポイントもあった両者の差は、1ポイントに詰まっています。

優勝争いこそ接戦ですが、個人タイトルを巡るバトルはレッズが圧勝です。得点王争いの頂点に立つのは、プレミアリーグ27試合20ゴールのモー・サラー。アーセナル戦で貴重な先制点を決めたディオゴ・ジョッタが13ゴールで単独2位となり、12ゴールのサディオ・マネが3位です。偽9番で戦うマン・シティの最上位はマフレズとスターリング。いずれも10ゴールに到達したものの、レッズの前線を見上げる8位に並んでいます。

アシストランキングのほうも、レッズの選手がTOP3です。11アシストを積み上げて首位にいるのは、トレント・アレクサンダー=アーノルド。10アシストで2位に着けているのは、サラーとロバートソンです。鋭いクロスとロングフィードが冴えるレッズの右SBは、ビッグチャンスクリエイト16回、キーパス77本、クロス成功66本もリーグNo.1となっています。

サラーが独走の得点王争いよりも、4位ポグバ、5位ボーウェンまでが3アシスト差のなかにいるアシスト王のほうが盛り上がります。最大の注目ポイントは、ギネスブックに認定されたDFのアシスト記録を塗り替えようとしているSBのバトルです。

アーノルドとロバートソン。プレミアリーグのあらゆるライバル関係のなかで、彼らほど激しい戦いを続けてきた者はいないでしょう。アシスト数を競うようになったのは、アーノルドがレギュラーに定着した2018-19シーズンから。開幕当初は19歳だった右SBが12アシストを挙げると、逆サイドのフルバックは11アシストという数字を叩き出しています。

2019-20シーズンは、アーノルドが13アシストでギネスブックに名を残し、ロバートソンはひとつ及ばない12アシスト。ファン・ダイクやジョー・ゴメスの負傷で、苦しい戦いを強いられた2020-21シーズンは、両者ともに7アシストに終わっています。

そして今は、アーノルドが11、ロバートソンが10。通算アシスト数はプレミアリーグ155試合出場のアーノルドが44で、211試合のロバートソンが49と5つ年上のレフトバックがリードしていますが、レッズでの記録は44対45と拮抗しています。ラインの裏に入れるロングフィード、アーリークロス、FK&CKと多彩な技を誇る右が勝つか。高速グラウンダーを次々に決める左が捲るか。ペップとクロップのトロフィー争奪戦に負けず劣らず、予想が難しいバトルです。

過去4シーズンのアシスト数でDFに負けたのは、昨季のクレスウェルだけという絶対王者アーノルドの凄さを認めつつ、入団直後のプレシーズンマッチでクロスの精度にときめいたロバートソンに勝ってほしい気分です。2強のマッチレースやTOP4争いを楽しみつつ、激戦のアシストランキングもしっかり追いかけていきたいと思います。


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