ソン・フンミンが電光石火の2連発!トッテナムはヨーロッパリーグ初戦を逆転で快勝!
トッテナムのスタメンは、GKロリスにトリッピアー、アルデルヴァイレルト、ヴィマー、ダニー・ローズの4バック。これといった形がなかなか決まらない中盤は、エリック・ダイアーが底に入り、トム・キャロル、デル・アリ、タウンゼント、ラメラ。ハリー・ケインがいればサイド起用となるソン・フンミンはトップに入りました。デル・アリの成長度合いが、今シーズンのスパーズがプレミアリーグとヨーロッパリーグでどこまでいけるのかを左右するかもしれません。エリクセンがいなくなると、とたんに攻撃に迫力がなくなるこのチームにとって、トップの後ろの強化は喫緊の課題です。
ホームチームのゲームへの入りはいいとはいえませんでした。開始1分にレイナルド単独突破を受けて最初のシュートをもらうと、7分にトリッピアーがアゴッリを引っかけてしまいいきなりPK。オリヴェイラのシュートが右のポストに当たって決まり、1点のビハインドを背負って戦うことを強いられます。22分にもたった2人の攻撃でロリスの右をシュートが襲うなど、守備のタレントを補強したはずのチームはピリッとしません。この状況を変えてくれたのがソン・フンミンでした。28分のCKをGKセヒッチの真ん前で合わせて同点。30分には、自らチャンスを演出します。中央からスルーパスを通してデル・アリを走らせると、そのまま走りこんで折り返しを受け、文句なしのダイレクトショットで逆転。こうなるとゲームの興味は「トッテナムがいかに気持ちよく勝つか」です。
35分にはデル・アリが巧妙に裏に抜け出し、GKと1対1になりますが、これは体を張ったGKの勝ち。36分、ボールが入る瞬間を狙って猛然とダッシュしたアルデルヴァイレルトのセンスあふれる動きで、右からのクロスをヘッドで合わせるもボールはバーの上。直後にバックパスをさらわれるあぶないシーンがありましたが、トッテナムリードのままスコアは動きません。後半に入るとさらにトッテナムの速攻が活性化します。52分にデル・アリが短いパスをつなぎながら中央突破に成功した場面では、ラメラが横取りしてシュートをポストに当ててしまいましたが、デル・アリがそのまま打てば入っていたたでしょう。
85分、途中出場のハリー・ケインがボールをキープすると、カラバフはラインを上げきれずにラメラをフリーにしてしまい、ゴール前に持ち込んだラメラがGKの動きをみたチップキックで勝利を決めます。少人数の攻撃に簡単に突破を許してしまった守備には不安が残るものの、週末のプレミアリーグで難敵クリスタル・パレスとぶつかるチームは、いい感触をつかめたのではないでしょうか。プレミアリーグ開幕から4試合勝利なしだったポチェッティーノ監督は、今季初の連勝。エリクセンが復帰し、エースがゴールの感覚を思い出せば、昨季以上に手強い存在になるはずです。
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更新お疲れ様です。
この記事に対するコメントの少なさが今季のスパーズやELに対する関心の低さを物語ってますね(笑)
ただスパーズ的にはケインがなかなか点取れない中、ソンフンミンが早々に結果を出した事は大きな収穫ですね。
プレミアでは次節からパレス、シティと攻撃力のあるチームと連戦なので、スパーズの守備陣がどこまでやれるかに注目したいと思います。
noriさん>
久しぶりに、迫力があるスパーズを観ました。デル・アリもよかったですね。