プレミアリーグ未勝利のサンダーランドも新監督決定。サム・アラダイス、男らしい!
先制点のロス・バークリーのスルーパスはお見事。ウォルコットは、アンリか!?と思わせる落ち着いたシュートを右隅にゲットしました。日頃からプレミアリーグをマメに観ている方は、2点めのシーンで「レスターか⁉」とツッコミを入れたくなったのではないでしょうか(私だけ⁉)。後ろから長いボールがポーン、ジェイミー・ヴァーディが走って走ってDFかわしてラストパス、岡崎慎司あるいはマフレズ役のスターリングがさくっとボレーでゲット。昨日、「ウォルコットとヴァーディの超速2トップが観たい」と書いたのですが、スターリングでもまったく遜色はありません。前線に速いタレントが揃うイングランド代表は、カウンター主体に切り替えてもおもしろいのではないかと思いました。
さて、本題はこちらです。ディック・アドフォカート監督の辞任で空席となっていたサンダーランドの新監督が決まりました。何と何と、ハリー・レドナップさんが「こんなにしんどい仕事は、自信家の彼でもやらないのではないか」といっていたサム・アラダイスさんです。こちらも思わず「受けるんかい!」と突っ込んでしまいました。サンダーランドは、「プレミアリーグ未勝利」「夏の補強は微妙」「経営陣のやる気も微妙」と三拍子揃っており、火中の栗を拾うとはまさにこのことといいたくなる厳しい状況です。2007年までボルトンで8年の長期政権を築き、UEFAカップ出場権ゲットという快挙を成し遂げた後のアラダイス監督は、チャンピオンシップに降格したウェストハムを引き受けた2011-12シーズンを除いて、すべてプレミアリーグ2ケタ順位という低空飛行。ニューカッスル、ブラックバーンという古豪を順位表の上半分にもっていけなかった「ミスターボトム10」に勝算はあるのでしょうか。
サンダーランドからすれば、新監督はうってつけの人物です。「ビッグ・サム」の戦績はわかりやすく、2部以下のクラブの面倒をみれば必ず昇格させ、プレミアリーグでは凄くよくしてくれることがない代わりに、降格もありません。モウリーニョ監督に「19世紀のサッカー」と非難されたシンプルなロングボール戦術は、選手から迷いを取り去るという意味では効果的でしょう。プレミアリーグ実績があり、期中の2年契約という条件を呑んでくれる指揮官はなかなかおらず、降格危機にさらされたチームとしては最高に近い選択だと思います。いやー、それにしても…。
ノリッジとサンダーランドだけは丁重にお断りしたほうがいいのではないかと他人事ながらハラハラしてしまいますが、ビッグ・サム、男らしすぎます。プレミアリーグに名物監督が戻ってきたことを静かに喜びながら、息を詰めて成り行きを見守ることとしましょう。10月末には、いきなり「最下位争い」となる古巣ニューカッスルとのタインウェアダービーです。(サム・アラダイス 写真著作者/Egghead06)
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せっかく復調したのにアグエロがまた離脱
更にシルバも離脱
コンパニも代表で怪我明けなのに出場するらしいです
最近シティの話題は怪我ばかりです
シティさぽさん>
ですね…。デルフは戻ってくるようですね。