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偏愛的プレミアリーグ見聞録

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ロナウドは退団希望、フレンキー・デ・ヨングは一転残留!? どうするマンチェスター・ユナイテッド!

昨季公式戦38試合24ゴール、プレミアリーグ30試合18ゴールのエースは、「適切なオファーがあればチームを離れたい」とオーダー。長い時間をかけて交渉してきたMFは、バルセロナに残留希望と伝えられています。プレミアリーグ開幕まで1ヵ月となっても、新戦力を獲得できないマンチェスター・ユナイテッド。クリスティアーノ・ロナウドの売却については即座に否定したものの、パリやナポリが本人と合意したら抗えないでしょう。

テン・ハフ監督が獲得したがっていたフレンキー・デ・ヨングは、移籍金5600万ポンドにアドオンを付けて、総額6900万ポンド(約113億円)で合意に至ったといわれていました。ただしこのディールは、選手の意向は確認できておらず、「アヤックスでともに戦った指揮官の誘いなら快諾するだろう」という希望的観測に乗ったお話でした。

風向きが変わったのは7月2日。ヨハン・クライフをしのぶイベントに参加したジョアン・ラポルタ会長は、「彼を売却するつもりはない」と態度を豹変させました。「フレンキーは残留を望んでいる。彼を残すためにできることは、すべてやるつもりだ」。積み上げてきた条件は、白紙になったと考えるべきでしょう。

発言の背景にあるのは選手の意向か、クラブの財政事情か。新戦力獲得のためにお金が必要だったバルサは、ラ・リーガのテレビ放映権を売却し、2億750万ユーロ(約294億円)を手にしたばかりです。これだけあれば、クリステンセンやケシエを登録したうえで、レヴァンドフスキやハフィーニャ獲得をめざせるでしょう。

バルサの会長は、「マンチェスター・ユナイテッドだけが、彼を求めているわけではない」ともいっています。もしかしたら、チェルシーあたりからコンタクトがあったのかもしれません。オランダ代表MFに対して、「一部の選手のサラリーは、理事会の基準に収まっていない」と減俸を迫るようなコメントを残していることから、プレミアリーグの争奪戦を煽って高値で売り抜けようとしている可能性もあります。

アーセナルと競合しているリサンドロ・マルティネスは、アヤックスに移籍金を吊り上げられ、アントニーも7000万ポンドを超えるタグが付いていると報じられています。順調に進んでいるのは、メディカルチェックを終えたフェイエノールトのタイレル・マラシアのみ。1300万ポンドのレフトバックは、ルーク・ショーのバックアッパーでしょう。

トランスファーマーケットのデッドラインデーまで、2ヵ月弱という時間があります。悲観するのはまだ早いのですが、補強すべきポジションと挙がっている名前がずれているのが大いに気になるところです。昨季プレミアリーグで6位のチームは、TOP4争いに食い込めるレベルに到達することができるのでしょうか。トッテナムは既に4人、アーセナルは3人の新戦力を引き入れています。


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