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偏愛的プレミアリーグ見聞録

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移籍金が高すぎるアントニー&デ・ヨング…テン・ハフ監督、一旦アヤックスから離れませんか!?

マンチェスター・ユナイテッドのリサンドロ・マルティネス獲得は、直前に報じられていたよりも高額の決着でした。「スカイスポーツ」によると、移籍金は4850万ポンド(約79億7000万円)、アドオンが850万ポンド。総額5700万ポンド(約94億円)は、プレミアリーグ経験があるスターリングやジェズスを上回ります。

フラーフェンベルフとセバスティアン・アレを売却したアヤックスは、お金に困っておらず、主力を獲りたがっているクラブには高値で対応しています。エリック・テン・ハフ監督は、アントニーもほしがっているようですが、この夏はいかないほうがいいでしょう。彼らが要求している6900万ポンドは、昨季プレミアリーグで35試合11ゴール3アシストと実績があるハフィーニャのバルサ移籍より高額です。

考え直してほしいのは、アントニーだけではありません。最大7100万ポンドで合意と報じられたフレンキー・デ・ヨングは、プレミアリーグもマンチェスター・ユナイテッドも拒否しているようです。「テン・ハフとともに戦いたい」といっているのなら、高額の移籍金を呑み込んで獲りにいくのも理解できますが、コストがかさむうえに本人を説得しなければならない話は、強行しないほうがいいでしょう。

アヤックスからやってきた指揮官は、自らのチームにいた選手を過大評価しているように見えます。アルテタ監督に心酔しているジェズスや、マンチェスター・ユナイテッドを指名したエリクセンのように、信頼関係がある選手に一緒にやりたいといわせて交渉を有利に進められるならいいのですが、現在のリストからそんな話は聞こえてきません。

リサンドロ・マルティネスは、アーセナルでもOKでした。テン・ハフ監督との関係は良好だったアントニーは、移籍を希望しているわけではありません。デ・ヨングは残留希望。アドバンテージがないのであれば、もっと安く獲得できる他の候補を狙うのが得策です。

たとえば中盤なら、3500万ポンド程度でいけそうなティーレマンスと、5000万ポンドといわれているウルヴスのルベン・ネヴェス。「ミラー」「BBC」は、彼らについて「フレンキー・デ・ヨングが獲れなかった際の代替案」と報じていますが、すぐにでも優先順位をひっくり返すべきではないでしょうか。

トッテナムに移籍したイヴ・ビスマは3500万ポンド、マン・シティのカルヴァン・フィリップスは5000万ポンド。レスターとウルヴスのMFのお値段は、妥当なラインといえるでしょう。懸案の右ウイングは、フリーで獲れるディバラや、レアル・マドリードと契約延長をしていないマルコ・アセンシオがいます。ディバラに対するナポリのオファーは年俸7億円といわれており、逆転できる可能性は充分です。

サンチョを右にまわすなら、4000万ポンド超といわれるニューカッスルのサン=マクシマンも視野に入ってきます。いずれにしても、アントニーよりリスクが低い補強になるでしょう。一旦、アヤックスから離れませんか…5000万ポンドを超える額を目にするたびに、ハラハラしてしまう今日この頃であります。資金があるクラブが多いプレミアリーグといえども、この夏の6000万ポンド以上はダルウィン・ヌニェスとリシャルリソンだけです。


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