2022.08.16 チームの話題(全体・他クラブ)
開幕2試合で全勝は2チームのみ!マンチェスター・シティとアーセナルの4発快勝を振り返る。
本日は、プレミアリーグの2強の戦い方を振り返ってみたいと思います。あ、はい、もちろんマンチェスター・シティとアーセナルです。2節を終えて、早くも全勝は彼らのみ。難敵相手の開幕戦を2-0でクリアしたペップ・グアルディオラとミケル・アルテタは、2戦めはともに4発快勝でした。
両者とも、土曜日15時のキックオフ。ペップとアルテタなら、先に紹介するべきはマン・シティですね。さっそく、怒涛の4ゴールをおさらいしましょう。先制は19分。カイル・ウォーカーの縦パスからフィニッシュまで、あっという間の中央突破でした。
ダイレクトでハーランドに預けたギュンドアンがそのまま上がると、レルマを背負ってキープしたストライカーが絶妙なラストパス。フリーでGKトラヴァースと向き合ったギュンドアンは、冷静に右隅に流し込みました。
圧巻だったのは31分のカウンターです。フォーデンのパスが右のデブライネに通った瞬間、前線は2対4。さすがに厳しいと思ったのですが、ドリブルでカットインしたプレーメイカーは、対峙したロイド・ケリーと勝負せず、右足のアウトにかけた絶品コントロールショットを左隅に収めてしまいました。昨季プレミアリーグで15発の司令塔がミドルレンジに入ったら、自由に蹴らせてはいけません。
勝負を決める3点めは37分。自陣でドリブルを始めたマフレズが中央に進路を取り、左サイドのデブライネに長いボールを入れると、ボックスの入り口でフォーデンの上がりを待ったベルギー人は、ここというタイミングで斜めのスルーパスを通しました。左足のシュートをトラヴァースは弾き切れず、ボールは右のサイドネットへ。何とかセーブできたとしても、右から詰めていたハーランドに決められていたでしょう。
先制点のアシストを記録したハーランドは、74分にグラウンダーをフリーでもらう決定機がありましたが、左足のダイレクトショットはミスタッチで、ポストの右に外してしまいました。
最後のゴールは79分、グリーリッシュの浮き球でボックス左に入ったジョアン・カンセロが、切り返しから左足で入れたグラウンダーがレノマに当たってオウンゴール。ジェズス、スターリング、ジンチェンコがいなくなっても、ボックスの左右の脇を陥れるサイドアタックは脅威です。
エミレーツにレスターを迎えたガナーズは、マン・シティからやってきた新エースとレフトバックが本領を発揮しました。23分の先制点は、左サイドにいたジェズスとマルティネッリ、ジャカの連携から生まれました。11番に預けたストライカーがボックス左に侵入し、ジャカの落としをトラップ。ノーステップのループシュートは、GKウォードの指先を越えて右隅に吸い込まれる完璧な弾道でした。
35分の2点めは、セットピース。マルティネッリのCKがヴァーディーの頭に当たってファーに流れ、待ち構えていたジェズスがヘディングでプッシュしました。ウィリアム・サリバのオウンゴールで2-1となった直後、55分の3発めはベン・ホワイトのクロスから。GKが落としたボールをジェズスが拾って脇に流すと、ゴール前に詰めていたジャカが無人のゴールに蹴り込みました。
74分にジェームズ・マディソンが右から決めて3-2。4発めも、1点差に詰め寄られた2分後です。敵陣で奪ったマルティネッリは、右サイドでつながるパスを見ながら、左に進路を取りました。ジェズスのパスを受けた瞬間、打つと決めていた11番は、右のサイドネットに美しいミドルを突き刺して4-2。前線のブラジリアン・コネクションは、2人とも2戦2発と絶好調です。
アーセナルの最大の変化は、左サイドからの分厚いアタック。ジンチェンコが中に絞ってボールに絡むと、ジャカが上がりやすくなり、マルティネッリやジェススとのパスワークでシュートチャンスを創ることができます。
トップ下から前線を操るウーデゴーアも、ジェズスとの連携に手応えを感じているはずです。プレスのスターター、ポスト、サイドアタックのプレーメイカーと、多様な役割をこなすストライカーは、最高の補強といわれる存在になりそうです。
ペップとアルテタの共通項を並べてみましょう。変化を志向していること。新たなストライカーが即座にフィット。攻撃的なMFとウイングの流動性。SBの中盤参加。ペップがSBの補強とヤングスターたちの能力開発に成功し、アルテタが右サイドも活性化できたら、両者ともにさらなる進化を遂げるのではないかと思います。
とはいえ、2022-23シーズンが始まって、まだ2試合。直接対決だったために勝ち点を落としたチェルシーとトッテナム、負傷者続出で連続ドロースタートとなったリヴァプールも調子を上げてくるはずで、連勝した2チームが強いとジャッジするのは時期尚早です。
それでも、昨シーズンの開幕戦でノーゴールの敗戦を嘆いたシティズンと、3連敗で言葉を失ったグーナーにとっては、テンションMAXの立ち上がりでしょう。2試合で6ゴールの快勝連発もさることながら、最大の盛り上がりポイントは、新戦力がもたらす変化に対する期待感ではないでしょうか。ジェズス、ジンチェンコ、ハーランド、カルヴァン・フィリップス、フリアン・アルバレス…次節も楽しみです。
両者とも、土曜日15時のキックオフ。ペップとアルテタなら、先に紹介するべきはマン・シティですね。さっそく、怒涛の4ゴールをおさらいしましょう。先制は19分。カイル・ウォーカーの縦パスからフィニッシュまで、あっという間の中央突破でした。
ダイレクトでハーランドに預けたギュンドアンがそのまま上がると、レルマを背負ってキープしたストライカーが絶妙なラストパス。フリーでGKトラヴァースと向き合ったギュンドアンは、冷静に右隅に流し込みました。
圧巻だったのは31分のカウンターです。フォーデンのパスが右のデブライネに通った瞬間、前線は2対4。さすがに厳しいと思ったのですが、ドリブルでカットインしたプレーメイカーは、対峙したロイド・ケリーと勝負せず、右足のアウトにかけた絶品コントロールショットを左隅に収めてしまいました。昨季プレミアリーグで15発の司令塔がミドルレンジに入ったら、自由に蹴らせてはいけません。
勝負を決める3点めは37分。自陣でドリブルを始めたマフレズが中央に進路を取り、左サイドのデブライネに長いボールを入れると、ボックスの入り口でフォーデンの上がりを待ったベルギー人は、ここというタイミングで斜めのスルーパスを通しました。左足のシュートをトラヴァースは弾き切れず、ボールは右のサイドネットへ。何とかセーブできたとしても、右から詰めていたハーランドに決められていたでしょう。
先制点のアシストを記録したハーランドは、74分にグラウンダーをフリーでもらう決定機がありましたが、左足のダイレクトショットはミスタッチで、ポストの右に外してしまいました。
最後のゴールは79分、グリーリッシュの浮き球でボックス左に入ったジョアン・カンセロが、切り返しから左足で入れたグラウンダーがレノマに当たってオウンゴール。ジェズス、スターリング、ジンチェンコがいなくなっても、ボックスの左右の脇を陥れるサイドアタックは脅威です。
エミレーツにレスターを迎えたガナーズは、マン・シティからやってきた新エースとレフトバックが本領を発揮しました。23分の先制点は、左サイドにいたジェズスとマルティネッリ、ジャカの連携から生まれました。11番に預けたストライカーがボックス左に侵入し、ジャカの落としをトラップ。ノーステップのループシュートは、GKウォードの指先を越えて右隅に吸い込まれる完璧な弾道でした。
35分の2点めは、セットピース。マルティネッリのCKがヴァーディーの頭に当たってファーに流れ、待ち構えていたジェズスがヘディングでプッシュしました。ウィリアム・サリバのオウンゴールで2-1となった直後、55分の3発めはベン・ホワイトのクロスから。GKが落としたボールをジェズスが拾って脇に流すと、ゴール前に詰めていたジャカが無人のゴールに蹴り込みました。
74分にジェームズ・マディソンが右から決めて3-2。4発めも、1点差に詰め寄られた2分後です。敵陣で奪ったマルティネッリは、右サイドでつながるパスを見ながら、左に進路を取りました。ジェズスのパスを受けた瞬間、打つと決めていた11番は、右のサイドネットに美しいミドルを突き刺して4-2。前線のブラジリアン・コネクションは、2人とも2戦2発と絶好調です。
アーセナルの最大の変化は、左サイドからの分厚いアタック。ジンチェンコが中に絞ってボールに絡むと、ジャカが上がりやすくなり、マルティネッリやジェススとのパスワークでシュートチャンスを創ることができます。
トップ下から前線を操るウーデゴーアも、ジェズスとの連携に手応えを感じているはずです。プレスのスターター、ポスト、サイドアタックのプレーメイカーと、多様な役割をこなすストライカーは、最高の補強といわれる存在になりそうです。
ペップとアルテタの共通項を並べてみましょう。変化を志向していること。新たなストライカーが即座にフィット。攻撃的なMFとウイングの流動性。SBの中盤参加。ペップがSBの補強とヤングスターたちの能力開発に成功し、アルテタが右サイドも活性化できたら、両者ともにさらなる進化を遂げるのではないかと思います。
とはいえ、2022-23シーズンが始まって、まだ2試合。直接対決だったために勝ち点を落としたチェルシーとトッテナム、負傷者続出で連続ドロースタートとなったリヴァプールも調子を上げてくるはずで、連勝した2チームが強いとジャッジするのは時期尚早です。
それでも、昨シーズンの開幕戦でノーゴールの敗戦を嘆いたシティズンと、3連敗で言葉を失ったグーナーにとっては、テンションMAXの立ち上がりでしょう。2試合で6ゴールの快勝連発もさることながら、最大の盛り上がりポイントは、新戦力がもたらす変化に対する期待感ではないでしょうか。ジェズス、ジンチェンコ、ハーランド、カルヴァン・フィリップス、フリアン・アルバレス…次節も楽しみです。
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