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偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

デ・ヨング撤退、ロナウド売却…突如、翻意した指揮官とFDは、彼らの代役を獲得できるのか?

「マンチェスター・ユナイテッドは、バルセロナへのオファーを正式に撤回した。彼らは7200万ポンドを何週間もテーブルに置いていたが、デッドラインを過ぎてしまった」(スカイスポーツ)

「マンチェスター・ユナイテッドは、プレミアリーグのライバルであるチェルシーとピエール=エメリク・オーバメヤンの獲得を争う準備ができている」(ザ・サン)

「36歳のジェイミー・ヴァーディーは、マン・ユナイテッドが獲得を目指しているターゲットの ひとりだが、レスターは彼がキングパワー・スタジアムを離れるという話に消極的である」(アスレティック)

「ユナイテッドはブラジル人ストライカー、マテウス・クーニャについてアトレティコ・マドリードと交渉中だ。2021年にヘルタ・ベルリンからスペインのクラブに加わった23歳は、移籍金4200万ポンドを求められると見られている。ロナウドがクーニャとの契​​約に含まれる兆しはない」(ザ・タイムズ)

プレミアリーグ2021-22シーズンが残り2試合となった5月12日、スペイン人ジャーナリストのジェラール・ロメロさんは「95%の確率でマンチェスター・ユナイテッドに移籍する」と主張していました。それから3ヵ月。2022-23シーズンを悪夢のような連敗でスタートさせたクラブは、フレンキー・デ・ヨングに対するオファーを白紙に戻したと伝えられています。

あまりにも長い時間を、バルセロナのセントラルMFを追いかけることに費やし、結局獲り逃すという最悪の展開。ライバルたちは、カルヴァン・フィリップスやイヴ・ビスマを首尾よく押さえ、開幕戦から起用しています。テン・ハフ監督の希望に沿うことばかりを考え、オプションを用意できなかったジョン・マータフFDは、ユーヴェで浮いていたアドリアン・ラビオの獲得を急いでいるようです。ターゲットのプロファイリングができているのか、わからないままに。

そしてもうひとつ、指揮官の翻意を伝えるニュースが現地を駆け巡っています。オランダ人監督は、「売却対象ではない」「一緒に働きたい」といい続けてきたクリスティアーノ・ロナウドを、放出したがっているとのこと。スタンス変更のトリガーとなったのは、4-0で惨敗したブレントフォード戦におけるチームに対する振る舞いだそうです。

就任したばかりのマネージャーは、タイムアップの後、自らを無視して引き上げた7番を見て、「クラブを成功させたいというモチベーションがない」と判断したと伝えられています。テン・ハフ監督のハイプレスを公然と批判している7番は、トレーニングの際の食事をチームメイトとは別なテーブルにしているようです。

クラブは売却を否定していますが…。ヨーロッパリーグに出場するチームへのロイヤリティが低いのは、ずっと前からわかっていたはず。デッドラインデーまで2週間となった今、ビッグクラブから敬遠されているストライカーの売却と、代役獲得の仕切り直しを同時に強いられたら、ダブルで実現できるのでしょうか。

ロナウドの獲得に関しては、既にバイエルン、パリ、バルセロナ、レアル・マドリード、アトレティコ・マドリード、スポルティングCP、ナポリ、チェルシーが否定。リヴァプールとマン・シティも可能性ゼロといわれており、最近ではインテルとミランが売り込みを断ったと報じられています。ドルトムントは、悪性腫瘍の手術を行ったハラーの代役として、アントニー・モデストを獲得する寸前だそうです。

37歳のストライカーの売却もさることながら、新たなストライカーの獲得も難航するでしょう。冒頭で紹介したいくつかのゴシップは、すべて交渉相手が乗り気でなく、相場より高額の移籍金が必要になりそうです。アトレティコ・マドリードのマテウス・クーニャは、守備のスタッツが光っている選手で、プレミアリーグ30試合18ゴールのエースの代役にはなりえないでしょう。違うタイプが候補として一斉に報道されると、期待よりも不安が膨らみます。

このうえは、毒を喰らわば皿まで。OBの激怒やメディアのいじりを笑ってやり過ごし、オールド・トラフォードで戦う気持ちを失った7番との契約を解除していただければ、「獲得を否定していたのに、結局手を伸ばしてきた嘘つき国」と、「ロナウドがいなくなれば元気になる選手」がわかります。

サンチョ、ブルーノ、ラシュフォードは、水を得た魚になる気がするのですが、いかがでしょうか。彼らとマルシアル、ルーク・ショー、フレッジ、ファン・デ・ベークが自らの強みを取り戻し、エリクセンがアンカーの仕事に慣れれば、それなりに戦えるのではないかと思います。いえ、あくまでも「ヨーロッパリーグの出場権をキープできるぐらいには」ですが。プレミアリーグのTOP4奪還となると、やっぱりストライカーとセントラルMFと右SBとCBと…!


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