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偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

アントニー&ドゥブラフカ獲得合意!マンチェスター・ユナイテッドの夏の補強は、これにて完了!?

何とまあ、気前がいい。アヤックスとクラブ間合意に至ったと報じられたアントニーは、最大8500万ポンド(約138億円)だそうです。「BBC」のサイモン・ストーン記者が配信したレポートによると、移籍金が8075万ポンド、アドオンが425万ポンド。2016年の夏に、当時のワールドレコードだった8900万ポンドで獲得したポール・ポグバに迫る高額ディールです。

23歳で出戻りとなったポグバは、ユーヴェのセリエA3連覇に貢献したスターでした。22歳のアントニーは、エールディヴィジ58試合18ゴール14アシストで、未だ発展途上です。一瞬でトップスピードに到達する鋭いスプリントや、囲まれても奪われないドリブルは、目の肥えたプレミアリーグファンも唸らせるはずですが、それにしても気前がいい。7月に「Goal」が報じたマンチェスター・ユナイテッドの最初のオファーは、5100万ポンドと伝えられていました。

7月といえば、最大5670万ポンドという結構な額で獲得したリサンドロ・マルティネスも、争奪戦のライバルだったアーセナルのオープニングオファーは3500万ポンドです。2人合わせて5500万ポンドも吊り上げたファン・デル・サールCEOは、してやったりでしょう。

既に30歳になっていたカゼミーロのトータル7000万ポンドも、一瞬息が止まる金額です。レアル・マドリードの売却額ランキングで、歴代2位のディ・マリアとさほど変わりません。2014年の夏、プレミアリーグ史上最高額でマンチェスター・ユナイテッドにやってきたアルゼンチン代表MFは、26歳でした。

いえ、「高い=悪い」ではないんです。彼らの活躍でビッグタイトルを獲得できれば、移籍金の額など気にならなくなるでしょう。マン・ユナイテッドの話になると、生来の心配性が頭をもたげ、プレミアリーグにフィットしなかったデパイや、真価を発揮したとはいえないポグバを思い出してしまうだけです。

まずは深呼吸して、落ち着きましょう。2億ポンド超というお金の話を脇に置いて、冷静にスカッドを眺めてみると、強化すべきポジションにいい人材を加えられたのではないでしょうか。欠場が多いルーク・ショーのライバルとして、ファイターのタイレル・マルシア。リサンドロ・マルティネスとヴァランは、マグワイア&リンデロフより格段に安心感が高いコンビです。

メイソン・グリーンウッドのリタイアで懸案だった右サイドは、ブラジル代表のテクニシャンに期待。脆弱な中盤センターは、カゼミーロとエリクセンが改善してくれるでしょう。CR7とマルシアルを残すなら、カバーニの後釜は獲らなくてもOK。プレミアリーグ復帰が噂されるオーバメヤンについては、獲得できるかどうかより、強盗被害のダメージのほうが心配です。

つい先ほど、ニューカッスルのGKドゥブラフカの獲得交渉が基本合意に至ったと報じられました。あまりにも騒がしかった夏は、ようやく終わるのでしょうか。いや、まだあの話は継続中です。あれだけメディアを賑わせ、チームを振り回したあげく残留するのなら、若い選手たちのモチベーションを高める役割を果たしてほしいのですが…。トランスファーマーケットは残り3日。デッドラインデーまで、落ち着かない時間を過ごすことになりそうです。


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