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偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

【Chelsea×Leicester】猛攻をしのいだチェルシーは、堅守復活のキーマン、フォファナ獲得間近!

フットボールクラブの浮沈は、いつも紙一重です。プレミアリーグ開幕節で、フラムに苦戦の末ドロー決着となったリヴァプールは、あと1本決められていたら、勢いに乗って4連勝で首位に立っていたかもしれません。

逆に危なかったのは、チェルシーです。2勝1分1敗で6位は悪くないポジションですが、緒戦の対エヴァートンはPKのみの0-1で、4節のレスター戦は60分という長い時間を10人で過ごしています。グディソン・パークで勝ち切れず、猛攻を仕掛けたレスターに同点ゴールを許していたら、4戦勝利なしで降格ゾーンという最悪のスタートになっていました。

レスターとのホームゲームは、あれだけ攻められてよくぞ勝ったと拍手を送りたくなる激戦でした。トゥヘル監督はベンチ入り禁止、28分にコナー・ギャラガ―が軽率なタックルでレッドカード。カイ・ハヴェルツは相変わらず空回りで、メイソン・マウントはハーフタイムにアスピリクエタと交代となり、後半のピッチに姿を見せませんでした。

劣勢のチームを救ったのは、夏に加わった新戦力でした。47分、ククレジャのパスをボックス手前で受けたスターリングが、対峙したアマーティを一瞬かわして得意のコントロールショット。右隅に浮いたボールは、ウォードの指先を越えてすぐにサイドネットに落下しました。

ギャラガー退場のきっかけを作ってしまったククレジャは、50分のカウンターでも逆サイドのスターリングにラストパスを通しました。フリーだった17番が左隅を狙うと、GKウォードがスパイクの裏にかすらせるビッグセーブでポストにヒット。ホームチームが再度チャンスをものにしたのは、63分でした。

右サイドに流れたカイ・ハヴェルツが縦パスを出し、リース・ジェームズがフリー。高速グラウンダーがゴール前に入り、カスターニュの裏に出たスターリングが押し込む形は、マン・シティで見慣れたゴールシーンでした。しかし3分後、メンディのキックを奪ったショートカウンターから、アウェイチームが1点を返しました。

ヴァーディーとのワンツーでボックス左に侵入したのはハーヴィー・バーンズ。左足でニアに放ったシュートに、メンディは触れませんでした。2-1となってからは、レスターが猛攻。78分に浮き球をラインの裏で受けたヴァーディーは、フィニッシュをメンディにブロックされ、83分の縦1本でトレヴォ・チャロバーをぶっちぎった決定機も、GKを抜き去りながらポストの外に打ってしまいました。

87分にアマーティーの縦パスで右から上がったのは、アヨゼ・ペレス。トレヴォ・チャロバーをかわして放った強烈なシュートは、クロスバーに阻まれました。「ロフタス=チークが早い時間にビッグチャンスを活かしていればチェルシーは完勝だった」「カスターニュ、ヴァーディー、イヘアナチョが決めていればレスターが3ポイントを取っていた」…いずれにしても、勝負は紙一重でした。

リーズに敗れたものの、何とか7ポイントをゲットしたチェルシーは、レスターのフォファナを獲得できるようです。移籍を志願していたCBは、ニューヨークでメディカルチェックを完了。「スカイスポーツ」は、移籍金7000万ポンド(約114億円)と報じています。

ハドソン=オドイをレヴァークーゼンに貸し出したチェルシーは、アンソニー・ゴードンとオーバメヤンを獲得できるでしょうか。補強の出遅れで苦しい序盤戦を強いられたクラブは、前線を強化できれば優勝争いに食い込んでくるでしょう。今日から3日間は、彼らとロナウドのチームが主役の座を争うことになりそうです。


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