イングランドのプレミアリーグ(ときどきチャンピオンズリーグ)専門ブログ。マンチェスター・ユナイテッド、アーセナル、リヴァプールetc.

偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

【Wolves×MAN.CITY】10番が覚醒、エース11発、司令塔は6アシスト…快勝の王者に懸念なし!

開始1分、決めたのはジャック・グリーリッシュ!右でサイドチェンジを受けたデブライネがフォーデンに預け、ヒールのリターンをもらって高速クロス。ゴール前に飛び込んだ10番が左足で合わせたボレーが、ゴール右隅に刺さりました。

プレミアリーグ8節、ウルヴスVSマンチェスター・シティ。終盤まで0-0をキープしたかったホームチームは、難しい戦いを強いられています。4分、右からのパスをポデンスが足元に収め、ボックス左のゲデスに送ると、縦に持ったニューフェイスはジョン・ストーンスをかわして左足でシュート。ニアを締めていたエデルソンは、無理せず外に弾き出しました。

ペップ・グアルディオラは、マフレズとカイル・ウォーカーをベンチに置いています。GKエデルソン、DFジョン・ストーンズ、アカンジ、ルベン・ディアス、ジョアン・カンセロ。MFロドリ、デブライネ、ベルナルド・シウヴァ、FWフォーデン、ハーランド、グリーリッシュ。ここまでの展開は、用兵的中といっていいでしょう。

ポゼッションを取ったマン・シティは、執拗にサイドを崩そうとしています。5分、右サイドでデブライネの縦パスを追ったフォーデンは、ファーのハーランドへのクロスが届かず。14分にボックス右手前でFKのチャンスを得たモウティーニョは、壁にぶつけてしまいました。

16分、最後尾のエデルソンが左のカンセロにフィード。縦パスを受けたグリーリッシュがベルナルド・シウヴァに落とすと、斜めのパスがハーランドに通りました。ここまでは、何でもないシーン。プレミアリーグ6戦10発のストライカーには、キルマンが着こうとしています。ドリブルでカットインした9番は、ボックスの入り口まで運ぶと、マーカーの存在をまったく気にせず右足を振り抜きました

蹴った瞬間、中にステップしていたジョゼ・サは、ニアに飛んだボールに触れず。GKの動きを見て打ったわけではなかったミドルは、結果的には最高のタイミングでした。23分のロドリのミドルは、ジョゼ・サの正面。直後、左からのロングフィードを前線で収めたゲデスが右に転がすと、走り込んだネトのシュートは左に切れていきました。

勝負を決するトラブルが発生したのは33分。右サイドでグリーリッシュと競ったネイサン・コリンズは、あまりにも危ないプレイでレッドカードをもらってしまいました。ボールに足が届かず、飛び蹴りとなってグリーリッシュの脇腹にスパイクの裏が入れば、ブルーノ・ラージ監督も苦笑するしかありません。

39分、カットインから放ったポデンスのシュートは、惜しくも左にアウト。44分に左足のミドルを外したデブライネは、前半終了間際にもボックス手前からのワントラップボレーをポストの外に逸らしています。前半は0-2。後半も、もちろんマン・シティペースです。

アウェイのプレミアリーグ王者が2点リードで、ひとり多い11人。ゴールラッシュとなるかと思いきや、ウルヴスが攻める時間が増えています。前半とは違う展開になったのは、大きなアドバンテージを得たマン・シティのテンションが下がったからでしょう。4バックの前に広大なスペースができ、ウルヴスのアタッカ―が前を向いて仕掛ける姿が目立っています。

59分、左サイドからアイ・ヌーリが仕掛けたチャンスは、グラウンダーをフリーでもらったモウティーニョがダイレクトショットをミス。ペップ・グアルディオラは冴えない表情でベンチに座っています。67分にグリーリッシュの縦パスを受けたハーランドは、右隅を狙ったシュートをジョゼ・サに止められ、詰めたフォーデンは枠に収められません。

マン・シティの3点めは70分。右サイドのデブライネが前にいたハーランドに当て、縦のリターンをもらうと、ニアに入ったグラウンダーに先着したフォーデンが左隅に流し込みました。70分に、女王の在位70年を称える拍手が鳴り響くと、マフレズ、ギュンドアン、フリアン・アルバレスが加わり、ウルヴスの足が止まり始めました。

今日の最大の収穫は、77分にパルマ―に後を譲ったジャック・グリーリッシュのパフォーマンスでしょう。パス成功率94%、ドリブル成功4回、デュエルは9勝2敗で左サイドを支配。好調のデブライネが抑えられた際に、左のプレーメイカーがボックス脇を崩せれば、ハーランドやフォーデン、マフレズのゴール数が格段に増えるはずです。

攻めながらゲームをコントロールしたマン・シティが、ウルヴスの反撃を封じて0-3快勝。最後まで必死に戦ったホームチームのオンターゲットは、序盤にゲデスが左から打った1本だけでした。5勝2分で暫定首位に立った王者は、アカンジも早々にフィットし始めており、これといった懸念はありません。ハーランド11発、デブライネ6アシスト…やばいです。


おもしろいと思っていただけた方は、お時間あれば、下のブログランキングバナーをクリックしていただけると大変うれしいです。所要時間は5秒です。何とぞよろしくお願いいたします!


コメントを残す