2022.10.01 マンチェスター・ユナイテッドの話題
貫くか、守るか。戦々恐々のマンチェスターダービー、「ペップじゃないほう」の戦術を予想!
プレミアリーグの月間表彰で、MVPにマーカス・ラシュフォード、最優秀監督にエリック・テン・ハフが選ばれました。おめでとう!といいつつ、喜びは半分です。エリザベス女王の崩御により、多くのゲームがキャンセルとなった9月は、最下位レスターと首位アーセナルに勝っただけ。オールド・トラフォードでミケル・アルテタのチームを倒したご褒美をいただきました!というような受賞です。
今回は、「こんなんナンボあってもいいですからね(ミルクボーイ風)」と明るく流して、10月に密度の濃い連続受賞をめざしましょう。今月は何と!公式戦9試合。プレミアリーグは6試合で、マンチェスターダービーの後、エヴァートン、ニューカッスル、トッテナム、チェルシー、ウェストハムというひどい…いや、やりがいのあるスケジュールです。
さて、そんなわけで、明日はいよいよマンチェスターダービー。リーグ戦は65勝52分49敗、カップ戦は12勝1分8敗と勝ち越しているのですが、過去10年は公式戦トータルで10勝3分12敗と貯金を食いつぶしています。
プレミアリーグ4連勝と調子を上げてきたアウェイチームは、敵地エティハドでどんな戦い方を見せてくれるのでしょうか。「BBC」のインタビューに応えたダニー・マーフィーは、マン・ユナイテッドサポーターの苛立ちを誘うような表現で「テン・ハフのジレンマ」を指摘しています。
「クリスティアン・エリクセンとブルーノ・フェルナンデスの2人をマンチェスター・シティ戦でも起用するのか。それとも今回ばかりは、よりディフェンシブなセットアップとして、2人の適切なホールディングプレーヤーを選択するのか。テン・ハフは決断しなければならない」
「カゼミーロのような優秀な選手が、リーグ戦初先発を待っているとなれば、スコット・マクトミネイと組ませてディフェンスを強固にしようという誘惑に駆られるだろう」
「しかし、もしテン・ハフがクリエイティブな選手をひとり外したら、ユナイテッドが負けたとき、なぜ勝っているチームを変えたのかと詰められるだろう」
「エリクセンとフェルナンデスのプレイがよかったので、テン・ハフは彼らに固執すると思うけど、もし何も変えずに負けたら、同じような質問にぶつかるだろう。なぜこのような試合で、カゼミーロを起用しなかったのか、と」
読んだ瞬間、「どっちにしてもウチは負けるんかーい!」とツッコミを入れてしまいましたが、さておき。テン・ハフが自らのスタイルを貫くのか、守りに入るのかは興味深いテーマです。
プレスをかけてパスコースを限定し、奪ったら手数をかけずにゴールに迫る戦い方を徹底するなら、マクトミネイとエリクセンがセンター。ブルーノ、サンチョ、アントニー、ラシュフォードを前に揃えるでしょう。
これに対して、デブライネをエリクセン、ハーランドをヴァランにチェックさせる戦術は厳しいと判断すれば、5-3-2でスタートするのではないでしょうか。SBはダロトとルーク・ショー、中央にマグワイア、ヴァラン、リサンドロ・マルティネス。カゼミーロをアンカーに据えて、マクトミネイ、エリクセンを脇に置く3センター。最前線はラシュフォードとブルーノです。
いずれにしても、決定的なパスを出せるエリクセン、ハイテンションのマクトミネイ、ラシュフォードを動かすブルーノは、外さないのではないかと思います。いかがでしょう。最悪なのは、守ったのに前半で勝負を決められてしまう展開です。
フィロソフィーか、リアリティか。前者でいくなら、参考になるのは3-3のドローに持ち込んだエディ・ハウのニューカッスル。後者を取るなら、カウンターからリードを得たクリスタル・パレスの前半です。私の予想は5バック。「弱気な見立てを吹き飛ばすような攻めの戦術を」というささやかな願いはあれど、ハーランドとデブライネはさすがに…!
今回は、「こんなんナンボあってもいいですからね(ミルクボーイ風)」と明るく流して、10月に密度の濃い連続受賞をめざしましょう。今月は何と!公式戦9試合。プレミアリーグは6試合で、マンチェスターダービーの後、エヴァートン、ニューカッスル、トッテナム、チェルシー、ウェストハムというひどい…いや、やりがいのあるスケジュールです。
さて、そんなわけで、明日はいよいよマンチェスターダービー。リーグ戦は65勝52分49敗、カップ戦は12勝1分8敗と勝ち越しているのですが、過去10年は公式戦トータルで10勝3分12敗と貯金を食いつぶしています。
プレミアリーグ4連勝と調子を上げてきたアウェイチームは、敵地エティハドでどんな戦い方を見せてくれるのでしょうか。「BBC」のインタビューに応えたダニー・マーフィーは、マン・ユナイテッドサポーターの苛立ちを誘うような表現で「テン・ハフのジレンマ」を指摘しています。
「クリスティアン・エリクセンとブルーノ・フェルナンデスの2人をマンチェスター・シティ戦でも起用するのか。それとも今回ばかりは、よりディフェンシブなセットアップとして、2人の適切なホールディングプレーヤーを選択するのか。テン・ハフは決断しなければならない」
「カゼミーロのような優秀な選手が、リーグ戦初先発を待っているとなれば、スコット・マクトミネイと組ませてディフェンスを強固にしようという誘惑に駆られるだろう」
「しかし、もしテン・ハフがクリエイティブな選手をひとり外したら、ユナイテッドが負けたとき、なぜ勝っているチームを変えたのかと詰められるだろう」
「エリクセンとフェルナンデスのプレイがよかったので、テン・ハフは彼らに固執すると思うけど、もし何も変えずに負けたら、同じような質問にぶつかるだろう。なぜこのような試合で、カゼミーロを起用しなかったのか、と」
読んだ瞬間、「どっちにしてもウチは負けるんかーい!」とツッコミを入れてしまいましたが、さておき。テン・ハフが自らのスタイルを貫くのか、守りに入るのかは興味深いテーマです。
プレスをかけてパスコースを限定し、奪ったら手数をかけずにゴールに迫る戦い方を徹底するなら、マクトミネイとエリクセンがセンター。ブルーノ、サンチョ、アントニー、ラシュフォードを前に揃えるでしょう。
これに対して、デブライネをエリクセン、ハーランドをヴァランにチェックさせる戦術は厳しいと判断すれば、5-3-2でスタートするのではないでしょうか。SBはダロトとルーク・ショー、中央にマグワイア、ヴァラン、リサンドロ・マルティネス。カゼミーロをアンカーに据えて、マクトミネイ、エリクセンを脇に置く3センター。最前線はラシュフォードとブルーノです。
いずれにしても、決定的なパスを出せるエリクセン、ハイテンションのマクトミネイ、ラシュフォードを動かすブルーノは、外さないのではないかと思います。いかがでしょう。最悪なのは、守ったのに前半で勝負を決められてしまう展開です。
フィロソフィーか、リアリティか。前者でいくなら、参考になるのは3-3のドローに持ち込んだエディ・ハウのニューカッスル。後者を取るなら、カウンターからリードを得たクリスタル・パレスの前半です。私の予想は5バック。「弱気な見立てを吹き飛ばすような攻めの戦術を」というささやかな願いはあれど、ハーランドとデブライネはさすがに…!
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