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偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

プレミアリーグで初の首位攻防戦!ノースロンドンダービーのエキサイティングなデータまとめ!

久しぶりに開催されるプレミアリーグ2022-23シーズン。ランチタイムキックオフの最初のゲームは、192回めとなるノースロンドンダービーです。過去の戦績は、アーセナルが79勝51分61敗でリード。「BBC」によると、「1992年にプレミアリーグが始まって以来、最もエキサイティングなローカルダービー」です。

1試合あたりのゴール数を見ると、ノースロンドンダービーが2.85、マンチェスターダービーは2.76、ビッグロンドンダービーは2.71で、マージーサイドダービーは2.26。アーセナルVSチェルシーは、過去6試合のうち3つがアウェイチームの勝利ですが、ノースロンドンは圧倒的にホームチームが優勢です。

ハイベリーとエミレーツで開催されたプレミアリーグ30試合は、ガナーズが17勝11分2敗。最後に敗れたのは2010年です。一方、ホワイト・ハート・レーンとトッテナム・ホットスパーでは、スパーズが13勝12分5敗。最後のアウェイ勝利は2014年、トマシュ・ロシツキが右足アウトにかけた素晴らしいミドルを決めた0-1まで遡ります。

さて、今回のエミレーツは、どんな試合になるのでしょうか。両者ともに、「フツーのノースロンドンダービーではない」と気合が入っているのではないかと思われます。アーセナルが1位、トッテナムが3位の首位攻防戦!どちらかが首位で戦うのは2007-08シーズン以来で、実に15年ぶりです。

前回は、アーセン・ヴェンゲル率いるガナーズが、セスクの2アシストで2-1で勝利(ゴールはアデバヨルとベントナー!)。今日のゲームでスパーズが勝てば、「イングランドリーグが始まってから134年めで、ノースロンドンダービーで初めて首位交代(暫定ですが)」というビッグイベントとなります。

本日の最注目ポイントは、「好対照のエース」でいかがでしょうか。これまでのデータを読み込むと、アーセナルがあっさり勝利となりますが、ダービーにおけるストライカーのスタッツにフォーカスすると、スパーズに対する期待感が高まります。

ハリー・ケインは、ライバルとのプレミアリーグで15戦13発!ロンドンのクラブ相手に歴代最多の43ゴールを決めている10番は、ガナーズ戦においてもトップスコアラーです。ノースロンドンダービーは、特定のカードでは最多となる21本のPKが決まっているのですが、こちらでもスパーズのエースが成功させた6本は歴代1位です。

一方、ガブリエウ・ジェズスのダービーは最悪です。マンチェスター・ユナイテッドと戦った12試合はノーゴール。4勝2分6敗は、ペップのチームの戦績とは思えません。ただし彼は、自らがゴールを記録した50試合で47勝3分という無敗神話を持っています。エミレーツで決めた4試合は3分1敗と勝利なしのハリー・ケインは、ジェズスとのゴール合戦となると旗色が悪そうです。

最後に、思わず笑ってしまったデータを紹介して、この稿を締めさせていただきます。アーセナルの公式サイトによると、「スパーズは、われわれの本拠地では過去29試合で1回しか勝っていない」。冒頭で紹介したとおり、アーセナルは過去30試合のホームゲームで2敗しかしていないのですが、そのうちの1敗はプレミアリーグ初年度です。

そこだけ削って、「過去29試合(というハンパな切り方)で1敗」にします?こんなほほえましい記事を読むと、ますます盛り上がりますね。キックオフまで、14時間。ノースロンドンもマージーサイドもマンチェスターも、ダービーとなると昼からそわそわしてしまいます。レッドカードやビミョーなVARのない、エキサイティングな展開を期待しましょう!


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