2022.10.31 プレミアリーグ観戦記2022-23プレミアリーグ観戦記
【Arsenal×Nottingham Forest】確変ネルソン、圧巻トーマス!5発ゲットのアーセナルが10勝一番乗り!
アルテタ監督の11人は、いつものメンバー。GKラムズデール、DFベン・ホワイト、ウィリアム・サリバ、ガブリエウ、冨安健洋。中盤センターはトーマスとジャカ、2列めはサカ、ウーデゴーア、マルティネッリ。最前線にガブリエウ・ジェズスの4-2-3-1です。
プレミアリーグ14節の相手は、最下位ノッティンガム・フォレスト。開始1分で右足を削られたサカは、大丈夫でしょうか。アーセナルは、5分という早い時間に先制ゴールをゲットしました。縦パスをカットした冨安健洋が、脇にいたマルティネッリへ。サカにサイドチェンジを通した11番は、斜めに走ってニアに入り、7番のクロスをヘッドで右隅に叩き込みました。
1-0としたガナーズの次のミッションは、ドローで終わったセインツ戦で得られなかった2点めです。7分にボックス右に流れたジェズスは、サカの縦パスを受けて切り返し、左足でシュート。ボールは思うように曲がらず、ファーポストの外を抜けていきます。
プレミアリーグ最下位チームの最初のチャンスは8分。ボックス手前でジャカから奪ったフロイラーのミドルは、ラムズデールの正面です。11分のショートコーナーから、サカが中央にクロスを入れると、冨安健洋の右足ボレーはブロックされました。
15分にカットインしたサカは、倒れながら前にいたジャカにパス。落としをもらったジェズスの一撃は、スティーヴ・クックが足に当てています。2度めのチャージに顔をしかめているサカは、足を気にしているように見えます。
19分のカウンターは、ジャカから左の冨安。後ろでもらったトーマスがボックス左に浮かし、上がったジャカが中央に折り返すと、マルティネッリのボレーはロディがゴールライン上でクリアしました。サカがピッチに座り込んだのは26分。歩き方を見る限り、大事を取っての交代ではないでしょうか。右サイドに入ったのは、ファビオ・ヴィエイラではなくネルソンです。
29分のウーデゴーアのFKは、壁にヒット。32分にトーマスのミスを突いたリンガードは、中央からのミドルをミートできません。36分に右に流れたウーデゴーアは、後ろのジェズスにショートパス。右足のダイレクトショットは、枠を越えていきました。
43分、クヤテのグラウンダーをサリバがカットすると、こぼれ球を拾ったガブリエウがリンガードの足元にパスを出してしまいました。決定的なボレーは、ベン・ホワイトが体を投げ出してブロック。直後にギブス=ホワイトがFKを中央に浮かすと、クヤテのヘッドはラムズデールが懐に収めています。
前半は1-0、シュート数は9対4、オンターゲットは2対1。トーマスの絶大な安定感、ジャカのポジショニング、ウーデゴーアの意外性のあるフィード…中盤が機能しているガナーズに足りないのはゴールだけです。
後半が始まり、待望の追加点は49分。トーマスの素晴らしいロングフィードからジャカが左に持ち込み、ジェズスが右に流したボールを受けたのはリース・ネルソンです。キックフェイントでフロイラーをかわして放ったシュートは、ディーン・ヘンダーソンにセーブされますが、こぼれ球に先着した2発めが左隅に突き刺さりました。
さらに52分、左からマルティネッリが仕掛けたカウンター。クロスをトラップしたジェズスが、ウーデゴーアとのパス交換から狭いコースを通したラストパスはパーフェクトでした。イエーツを背負ったネルソンが右足のワンタッチで流し込み、3-0。今季プレミアリーグで、ニューカッスルの次に失点が少ない首位チームが、ここからポイントを落とすという結末はないでしょう。
さらに57分、右サイドのネルソンに展開したトーマスが、オーバーラップしてボックス手前へ。2ゴールのウインガーが転がしたボールを右隅に収めたコントロールショットは、ノースロンドンダービーのリプレイです。サカと代わったネルソンは3つのゴールに絡む大活躍。アルテタ采配は大成功でした。
4-0とした直後の59分、ブレナン・ジョンソンのミスパスをカットしたウーデゴーアのラストパスで、GKと1対1になったジェズスは、右足のフィニッシュを足でブロックされてしまいました。63分に冨安とマルティネッリが下がり、セドリクとファビオ・ヴィエイラ。ヨーロッパリーグの最終節と、ビッグロンドンダービーを見据えた交代策でしょう。
67分、またもトーマスが美しいロングフィードを通し、ジェズスが再びディーン・ヘンダーソンと1対1。腿に当てたトラップが大きくなったストライカーは角度を失い、足でブロックされました。75分にサリバとジャカがお役御免。左サイドにティアニーが入り、セドリクが右で、ベン・ホワイトがCBという布陣でしょう。エンケティアの公式戦全試合出場は続行です。
ガナーズの最後のゴールは78分。トーマスが縦に入れたボールをジェズスが落とし、左にボールをずらしてコースを作ったウーデゴーアがゴール左上に叩き込みました。ゴールショーをクリーンシートで畳んだアーセナルが、2ケタ勝利一番乗り。MVPネルソンという当然の声に笑ってうなずきつつ、私のNo.1は断然トーマスです。
112本のうち103本のパスを通し、成功率92%。惚れ惚れするロングフィードが4本あり、デュエルは3戦全勝。完璧なコントロールショットをはじめ、この試合のダイジェストだけで、彼のプロモーションフィルムを作れるのではないでしょうか。
2アシストのジェズスがゴールをゲットしてくれれば、マネージャーもチームメイトも文句なしだったと思われますが、あらゆる角度から放った7本のシュートはすべて決まらず。エースが外すのを見て、悔しがっていたジャカとベン・ホワイトが印象的でした。
デブライネに次ぐ6アシストの9番には、ビッグロンドンダービーこそは主役になってもらいましょう。最後に、ピッチの外にいた勝利の立役者を紹介して、この稿を締めたいと思います。エミレーツを盛り上げたグーナーたち。ゴールシーンはもちろん、タックルやサイドチェンジにも盛大な拍手が送られるスタジアムは、プレミアリーグらしい最高の雰囲気でした。
プレミアリーグ14節の相手は、最下位ノッティンガム・フォレスト。開始1分で右足を削られたサカは、大丈夫でしょうか。アーセナルは、5分という早い時間に先制ゴールをゲットしました。縦パスをカットした冨安健洋が、脇にいたマルティネッリへ。サカにサイドチェンジを通した11番は、斜めに走ってニアに入り、7番のクロスをヘッドで右隅に叩き込みました。
1-0としたガナーズの次のミッションは、ドローで終わったセインツ戦で得られなかった2点めです。7分にボックス右に流れたジェズスは、サカの縦パスを受けて切り返し、左足でシュート。ボールは思うように曲がらず、ファーポストの外を抜けていきます。
プレミアリーグ最下位チームの最初のチャンスは8分。ボックス手前でジャカから奪ったフロイラーのミドルは、ラムズデールの正面です。11分のショートコーナーから、サカが中央にクロスを入れると、冨安健洋の右足ボレーはブロックされました。
15分にカットインしたサカは、倒れながら前にいたジャカにパス。落としをもらったジェズスの一撃は、スティーヴ・クックが足に当てています。2度めのチャージに顔をしかめているサカは、足を気にしているように見えます。
19分のカウンターは、ジャカから左の冨安。後ろでもらったトーマスがボックス左に浮かし、上がったジャカが中央に折り返すと、マルティネッリのボレーはロディがゴールライン上でクリアしました。サカがピッチに座り込んだのは26分。歩き方を見る限り、大事を取っての交代ではないでしょうか。右サイドに入ったのは、ファビオ・ヴィエイラではなくネルソンです。
29分のウーデゴーアのFKは、壁にヒット。32分にトーマスのミスを突いたリンガードは、中央からのミドルをミートできません。36分に右に流れたウーデゴーアは、後ろのジェズスにショートパス。右足のダイレクトショットは、枠を越えていきました。
43分、クヤテのグラウンダーをサリバがカットすると、こぼれ球を拾ったガブリエウがリンガードの足元にパスを出してしまいました。決定的なボレーは、ベン・ホワイトが体を投げ出してブロック。直後にギブス=ホワイトがFKを中央に浮かすと、クヤテのヘッドはラムズデールが懐に収めています。
前半は1-0、シュート数は9対4、オンターゲットは2対1。トーマスの絶大な安定感、ジャカのポジショニング、ウーデゴーアの意外性のあるフィード…中盤が機能しているガナーズに足りないのはゴールだけです。
後半が始まり、待望の追加点は49分。トーマスの素晴らしいロングフィードからジャカが左に持ち込み、ジェズスが右に流したボールを受けたのはリース・ネルソンです。キックフェイントでフロイラーをかわして放ったシュートは、ディーン・ヘンダーソンにセーブされますが、こぼれ球に先着した2発めが左隅に突き刺さりました。
さらに52分、左からマルティネッリが仕掛けたカウンター。クロスをトラップしたジェズスが、ウーデゴーアとのパス交換から狭いコースを通したラストパスはパーフェクトでした。イエーツを背負ったネルソンが右足のワンタッチで流し込み、3-0。今季プレミアリーグで、ニューカッスルの次に失点が少ない首位チームが、ここからポイントを落とすという結末はないでしょう。
さらに57分、右サイドのネルソンに展開したトーマスが、オーバーラップしてボックス手前へ。2ゴールのウインガーが転がしたボールを右隅に収めたコントロールショットは、ノースロンドンダービーのリプレイです。サカと代わったネルソンは3つのゴールに絡む大活躍。アルテタ采配は大成功でした。
4-0とした直後の59分、ブレナン・ジョンソンのミスパスをカットしたウーデゴーアのラストパスで、GKと1対1になったジェズスは、右足のフィニッシュを足でブロックされてしまいました。63分に冨安とマルティネッリが下がり、セドリクとファビオ・ヴィエイラ。ヨーロッパリーグの最終節と、ビッグロンドンダービーを見据えた交代策でしょう。
67分、またもトーマスが美しいロングフィードを通し、ジェズスが再びディーン・ヘンダーソンと1対1。腿に当てたトラップが大きくなったストライカーは角度を失い、足でブロックされました。75分にサリバとジャカがお役御免。左サイドにティアニーが入り、セドリクが右で、ベン・ホワイトがCBという布陣でしょう。エンケティアの公式戦全試合出場は続行です。
ガナーズの最後のゴールは78分。トーマスが縦に入れたボールをジェズスが落とし、左にボールをずらしてコースを作ったウーデゴーアがゴール左上に叩き込みました。ゴールショーをクリーンシートで畳んだアーセナルが、2ケタ勝利一番乗り。MVPネルソンという当然の声に笑ってうなずきつつ、私のNo.1は断然トーマスです。
112本のうち103本のパスを通し、成功率92%。惚れ惚れするロングフィードが4本あり、デュエルは3戦全勝。完璧なコントロールショットをはじめ、この試合のダイジェストだけで、彼のプロモーションフィルムを作れるのではないでしょうか。
2アシストのジェズスがゴールをゲットしてくれれば、マネージャーもチームメイトも文句なしだったと思われますが、あらゆる角度から放った7本のシュートはすべて決まらず。エースが外すのを見て、悔しがっていたジャカとベン・ホワイトが印象的でした。
デブライネに次ぐ6アシストの9番には、ビッグロンドンダービーこそは主役になってもらいましょう。最後に、ピッチの外にいた勝利の立役者を紹介して、この稿を締めたいと思います。エミレーツを盛り上げたグーナーたち。ゴールシーンはもちろん、タックルやサイドチェンジにも盛大な拍手が送られるスタジアムは、プレミアリーグらしい最高の雰囲気でした。
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