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ヤヌザイ復帰決定、ラノッキアに移籍間近報道…プレミアリーグの移籍最新トピックス!

 今のところは先行投資やリーズナブルな戦力補填がほとんどで、トッププレイヤーのニュースはまだ入ってきておりませんが、プレミアリーグの移籍市場が動き始めました。既に移籍が決まった選手のなかで、いちばんのニュースは「ドルトムントに出されていたアドナン・ヤヌザイのレンタル解消」でしょう。マンチェスター・ユナイテッドで将来を嘱望されていたベルギー代表のアタッカーは、プレミアリーグ2節のアストン・ヴィラ戦で決勝ゴールを挙げる上々のスタートを切りながら、今後の出番は減ると判断されてレンタルでドイツに出されていました。

当時のファン・ハール監督は、「サイドにはデパイ、マタ、バレンシア、アシュリー・ヤング、中央ではルーニー、エレーラ、フェライニがいるからヤヌザイは不要」と考えたのだと思われますが、これは甘かったといわざるをえません。プレミアリーグデビューのデパイがチームへのフィットに苦しみ、バレンシアは長期離脱。当初は計算に入れていなかったジェシー・リンガードの成長で何とか格好はついたものの、前線のオプションが足りない状態でここまできていました。

一方のヤヌザイは、「ファンタスティック4」絶賛売出し中のドルトムントで、途中出場ばかりの6試合ノーゴール。マン・ユナイテッドから1年先にチームに合流していた元同僚・香川真司やマルコ・ロイス、ムヒタリアンといった錚々たるメンバーの陰に隠れ、出場機会が増える兆しはありませんでした。たった4ヵ月でのマンチェスター・ユナイテッド復帰に、「だったら何で出したの⁉」とツッコミを入れる方もいらっしゃるかもしれませんが、慌てて大物に手を出すのではなく、夏の放出し過ぎをいさぎよく認めて若手をクラブに戻した判断には納得です。粗削りで、判断力などいろいろ課題がある選手ではあるものの、まだ20歳。シュート力とスピードが売りのアタッカーは、化ける可能性は充分です。リンガードやアンドレアス・ペレイラと切磋琢磨しながら、ゴールという目に見える結果で苦戦中のクラブに貢献してもらえればと思います。

リヴァプールは、レッドスター・ベオグラードのセントラルMFマルコ・グルイッチと、16歳のポーランド人GKカミル・グラバラを獲得しましたが、前者は来季への準備で後者は先行投資。本格的な補強の第1号は、インテルで出場機会を失った元イタリア代表CBアンドレア・ラノッキアということになるのかもしれません。27歳と選手としてピークを迎えるはずの年齢なのに、キャプテンマークを剥奪され、今季スタメン1試合と苦しんでいるのは、度重なる負傷の影響もあるでしょう。イタリアメディア「ガセッタ・デロ・スポルト」は、ラノッキア本人はリヴァプール移籍OK、早ければ今週中の決定もあると報じておりましたが、インテルが望む900万ユーロ(約11億5000万円)の完全移籍かレンタルかで交渉中ともいわれており、予断を許さない状況です。

ケガが多い選手が、いきなりクロップサッカーの輪に入って大丈夫なのかという懸念はあるものの、アストン・ヴィラでレミ・ガルド監督に気に入られなかったテイアゴ・イロリのレンタルバックとセットで捉え、それなりの補填はできそうと前向きに考えたほうがいいでしょう。ここからの1ヵ月で負傷者の半分は戻ってくるクロップ監督にとっては、1月が踏ん張りどころです。

ASローマのアルゼンチン人FWフアン・マヌエル・イトゥルベを決めて、冬のマーケットにおけるプレミアリーグの獲得第1号となったボーンマスは、さらにビッグネームを獲ろうとしていると伝えられています。ACミランからモナコにレンタル移籍したものの、リーグ・アン15試合ノーゴールと結果を出せず、買い取りオプションは行使されないといわれているステファン・エル・シャーラウィ。まだ23歳ながら、停滞モードに入ったアタッカーにはイタリアのクラブも関心を示しているようで、ボーンマスにイトゥルベを渡したローマや、ジュゼッペ・ロッシがいなくなるかもしれないフィオレンティーナなどの名前が取り沙汰されています。

プレミアリーグ16位と残留争いの真っ最中のボーンマスは、5ゴールを挙げてトップスコアラーだったカルム・ウィルソンが長期離脱となり、グレン・マーレーの3ゴールが最多という貧攻チーム。エドワード・ハウ監督は、レスターのヴァーディとマフレズ、ワトフォードのイガロとディーニーのように、イトゥルベとエル・シャーラウィーという前線のコンビの相乗効果で現状打破を図ろうとしているのでしょうか。今季プレミアリーグに初めて昇格したクラブがイタリアの名門との争奪戦に勝った、などという話が飛び込んでくれば盛り上がります。旗色は悪そうですが…。

サンダーランドはバイエルン・ミュンヘンからDFヤン・キルヒホフを獲得。アーセナルはバーゼルのMFモハメド・エルネニー、ノリッジは、ディナモ・ザグレブ所属のポルトガル代表SBイヴォ・ピントにリーチ。さらに今後は、サイド・ベラヒーノ、ボージャン・クルキッチ、ケヴィン・ミララス、アンドロス・タウンゼントなどにも移籍話が湧いてくるかもしれません。残り3週間、冬の移籍市場が静かに終わることはないでしょう。引き続き、注目してまいります。

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“ヤヌザイ復帰決定、ラノッキアに移籍間近報道…プレミアリーグの移籍最新トピックス!” への5件のフィードバック

  1. グローリーグローリー より:

    ヤヌザイが帰ってきてもって感じです。戻したって事は使うって事なんでしょうけどヤヌザイを入れると攻撃のテンポがさらに悪くなりそうだしネガティヴなイメージしか湧きません。彼よりもペレイラを使ってあげてほしいです。

  2. より:

    更新ご苦労様です。&明けましておめでとうございます(本年初コメントなもので)

    自分もラノッキアが獲れればイロリも返ってくるし、ひとまずCBは何とかなるんじゃないかなと思ってます。
    ラノッキアも怪我が多いので、その点は気になりますが、1ヵ月粘ってもらえば何人か復帰しますし。
    他にもSBは二人とも元気ですが、彼らの控えがいないのも気になります。
    前線はオリジが戻ってくるまでベンテケでいくしかないかなと。
    ベンテケは空中戦強いし、前でキープできるは心強いですが、仕掛けとスピードに難があり、いまいちパッとしないですね。
    だけど、大事なとこで得点してくれてる事実もあるんですよねぇ。

    今は怪我人が多すぎてどこ補強していいのかよくわからなくなりました。
    こんな事は今までになかったので、これから先が不安でいっぱいです。
    せめてFAカップとってEL出場圏内に残ってくれれば、来季からを楽しみにできるですが。

  3. シティズン より:

    エルシャーラウィ程の選手がボーンマスに買われるとなるといよいよプレミアバブルに嫌気がさしてきます
    シティからの誘いを泣きながら断ったと言われるエルシャーラウィがボーンマスに行った日にはエルシャーラウィ大ファンの自分としては非常に複雑な気分です
    怪我しやすい選手なのでプレミアは相性最悪
    どうせならローマやヴィオラに移籍して活躍している姿みたいです

  4. nyonsuke より:

    更新お疲れ様です。

    レッズにスボディッチの話はどうなったのですかね?
    今は緊急事態ですので、即戦力が望まれます。
    イタリアをでたことないラノッキアよりは、英語も話せクロップ監督の申し子たるスボディッチのほうが早く順応できると思います。
    ラノッキアもいい選手ですので、来てくれれば有難いですが。
    また、イロリがローンバックされたので、期待しています。
    期待の若手で年代別代表ではポルトガルの中心選手ですので、クロップ監督のもと化けることができれば大きいですよね。
    SBはフラナガンのコンディションを待ちつつスミスとランドールでもいいですが、クラインとモレノの疲労を考えると一人獲得してもいいかもしれません。
    今日のFAカップと来週のアーセナル、マン・ユナイテッド戦でクロップ監督の意図が少しはみえるでしょうか。
    しかし、ボーンマスにエル・シャーラウィとは…、プレミアバブルはえらいことになってきましたね。

  5. ゆうま より:

    ボーンマスがエル・シャーラウィ、ニューカッスルがラカゼットを狙い
    アーセナルがエルネニー狙いってのもなかなかシュールですな

    名うてのスペランカーであるキルヒホフがサンダーランドというのも意表を突かれました

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