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偏愛的プレミアリーグ見聞録

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リヴァプールに激震!マイケル・エドワーズの後を継いだジュリアン・ウォードがたった1年で退任!

フェンウェイ・スポーツ・グループ(FSG)がクラブ売却を検討していると報じられたリヴァプールに、激震が走っています。マイケル・エドワーズSDの後を継いだジュリアン・ウォードが、たった1年で退任することが決まりました。

リヴァプールにとっては、青天の霹靂。「スカイスポーツ」によると、「10年以上働いたから、休みたい」というSDの意志は固く、慰留に努めたスタッフから失望の声が挙がっているそうです。加えて、人望が厚かったリサーチ・ディレクターのイアン・グラハムも今季限りでクラブを離れることが決まっており、リクルーティング部門の立て直しが急務となりそうです。

ユルゲン・クロップ、マイケル・エドワーズ、マイク・ゴードン。停滞していた名門クラブのチーム強化のプロセスを変えた「トライアンフ」は、たった1年で崩壊しました。エドワーズが去り、FSG社長のマイク・ゴードンも、日常的な運営から離れています

せめてジュリアン・ウォードを頼りたかった指揮官は、補強においても主軸として働かなくてはならなくなりました。リクルーティング部門の責任者であるデイヴ・ファローズさんや、チーフスカウトのバリー・ハンターさんが残るとはいうものの、データを駆使したアプローチのクオリティーを維持するのは難しいのではないでしょうか。

「PA通信」は、「2026年まで契約を延長したクロップ監督は、ビリー・ホーガンCEOとタッグを組んで強化を推進することになる」と伝えています。4日ほど前に「FSGのリヴァプール売却に関する最新トピックス」と題した記事で、オーナーが変われば指揮官にとって悩ましい状況になる可能性ありと書いたのですが、たった数日で組織は激変してしまったようです。

FSGがクラブの売却を推進すると決めたとしても、新たなオーナーが見つかるまでに、相当の時間を要するでしょう。オーナーシップの着地がどうなろうとも、リクルーティング部門における責任者のアサインを急がなければなりません。

2015年のクロップ就任後、プレミアリーグ、FAカップ、カラバオカップ、欧州スーパーカップ、クラブワールドカップを制し、チャンピオンズリーグは優勝1回、ファイナル進出3回。ヨーロッパリーグでも決勝で戦っています。欧州最強の座に手が届くようになったリヴァプールは、暗黒の時代への逆流を回避できるでしょうか。今はただ、早期の新SD決定を願うしかありません。


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