ファン・デル・サールに続け!オランダ代表の大物GKがフラムに降臨
そう、ファン・デル・サールといえば、ステケレンブルクの経歴は、マンチェスター・ユナイテッドのレジェンドであるこの大先輩とそっくりです。「アヤックスでデビュー→脚光を浴びて代表入り→意気揚々とイタリアへ→失敗→失意のフラム入り」。ファン・デル・サールは、95年に当時敵なしといわれたアヤックスのチャンピオンズリーグ優勝に貢献するなど、約10年オランダで活躍した後、ユヴェントス入り。しかし、イタリアではミスが多く非難の的となり、ブッフォンにポジションを追われてフラム移籍。フラムでも当初は不安定なプレイが目立ったものの、やがて自信を取り戻し好プレイを連発。これを観たサー・アレックス・ファーガソンにマンチェスター・ユナイテッドに引っ張られ、2008年には雨のモスクワで行われたチェルシーとのチャンピオンズリーグ決勝で、アネルカが蹴ったPKをストップして再びビッグイヤー獲得。翌年、1311分のプレミアリーグにおける連続無失点記録更新と「V字回復ストーリー」を辿ったわけですが、後輩のオランダ代表GKもいい線いっているんです、これが見事に。
今シーズン、ステケレンブルグはASローマで批判の矢面に立ち、ウルグアイ人のゴイコエチェアにポジションを奪われたことで「フラム購入可能価格」に市場価値が下がる、というV字回復に必要な失意と試練のときをしっかりゲット(?)しました。ここからフラムで活躍すれば、きっとプレミアリーグのどこかのチームから声がかかるでしょう。…そうですね、しばらくGKで悩みそうなリヴァプールやアーセナルであれば、チームと一緒にV字回復、ということでよりドラマティックでいいかもしれません。それもこれも、まずはフラムで活躍してからのお話です。イタリアで心痛めてプレミアリーグにやってくる、足元のボールが得意な「ファン・デル・サール2世」の意地を見守りましょう。
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