2022.12.23 マンチェスター・ユナイテッドの話題
エリクセン&ラシュフォードでバーンリーに快勝!巻き返しを期すテン・ハフが解決すべき5つの課題。
ワールドカップでファイナルに進出したリサンドロ・マルティネスとラファエル・ヴァランはお休み。マグワイアは病欠で、ダロトはハムストリングを痛め、ルーク・ショー、アントニー、フレッジはベンチスタートです。カタールでプレイした8人を欠いたマンチェスター・ユナイテッドは、バーンリーとのカラバオカップ4回戦をイレギュラーな布陣で戦うことになりました。
GKドゥブラフカ、DFワン=ビサカ、カゼミーロ(!)、リンデロフ、タイレル・マラシア。2センターはエリクセンとマクトミネイ、2列めにラシュフォード、ブルーノ・フェルナンデス、ガルナチョ、最前線にマルシアルという陣形です。クロアチアとの準々決勝で120分プレイしたカゼミーロは、CBとしてスタメンに名を連ねています。おつかれさまです…!
チャンピオンシップで首位を走る相手とはいえ、本拠地オールド・トラフォードでの一戦です。ポープもタルコフスキもベン・ミーもいなくなったバーンリーなら、2-0勝利は順当でしょう。いや、それにしても、2つのゴールシーンは鮮やかでした。
先制は27分、ブルーノ・フェルナンデスがボックス右に出したサイドチェンジはパーフェクト。ワン・ビサカがスライディングで中央に高速クロスを入れると、エリクセンの豪快なボレーがゴールのど真ん中に突き刺さりました。57分の2点めは、右サイドで奪ったカウンター。自陣からドリブルでゴール前まで持ち込んだラシュフォードが2人をかわし、鋭い一撃を左隅に収めました。
最大の収穫は、キレキレだったワン=ビサカ。アシスト、チャンスメイク、ドリブル突破2回と攻撃に貢献したSBは、デュエル&空中戦の勝率90%という彼らしいスタッツを残しています。この日のようなプレイを続けられれば、テン・ハフ監督の補強ポイントをひとつ減らすことができます。
3位ニューカッスルと4位トッテナムに迫っているマンチェスター・ユナイテッドは、プレミアリーグの後半戦で追い込むために、いくつかの課題をクリアしなければなりません。「ロナウドの代役」「サンチョとマルシアルの復活」「若手の育成」「CBの安定化」「主力のリフレッシュ」。最初に決着をつけるべきは、冬の補強でしょう。
前線の最有力候補は、左サイドを主戦場とするコーディー・ガクポ。PSVで公式戦24試合13ゴール17アシストのアタッカ―を獲得できれば、調子を上げてきたラシュフォードと負傷が癒えたマルシアルにセンターをまかせ、右にアントニーが入る布陣でも戦えるようになります。
心身に問題を抱えているサンチョも、復活すればサイドのスペシャリストとして機能してくれるはずです。ガルナチョとエランガを加えると、3つのポジションに7人。ヤングスターたちの成長によって、チーム内の競争が活性化すれば、得点力は自ずと上がってくるのではないでしょうか。
ガクポ以外の候補に目を向けると、ベンフィカのゴンサロ・ラモスはルイ・コスタ会長のガードが堅く、ナポリのオシムヘンは1億ポンドがネックです。ドルトムントの18歳CFユスファ・ムココを獲るなら、エランガやガルナチョを大事にしたほうがいいでしょう。オランダ代表が難しければ、夏までは現有戦力でがんばると腹を決めてもいいのではないかと思われます。
一方、最終ラインのベストメンバーはダロト、ヴァラン、リサンドロ・マルティネス、ルーク・ショー。テン・ハフ監督のミッションは、ワン=ビサカとマグワイアの評価です。復活させられればOK、難しいと判断して補強するもOK。ライプツィヒのヨシュコ・グヴァルディオルやナポリのキム・ミンジェが候補となっていますが、理想はイングランド人たちの復活です。
中盤はカゼミーロ、エリクセン、ブルーノがファーストチョイスですが、彼らがいない試合をどうまわすかを考えておかなければなりません。フレッジはいいとしても、ファン・デ・ベークは覚醒の気配がなく、マクトミネイはイージーミスとラフプレーが心配です。ここは補強よりも、プレスの連動性と中盤のスペースのカバーリングを向上させることを考えるべきでしょう。
以上、マンチェスター・ユナイテッドの課題をひととおり挙げてみました。ロナウドの離脱が、ブルーノ、ラシュフォード、マルシアル、サンチョらの発奮につながってくれればと願っています。再開後の3試合は、ノッティンガム・フォレスト、ウルヴス、ボーンマス。3連勝でTOP4に食い込み、いい雰囲気でマンチェスターダービーを迎えられればいいですね。
GKドゥブラフカ、DFワン=ビサカ、カゼミーロ(!)、リンデロフ、タイレル・マラシア。2センターはエリクセンとマクトミネイ、2列めにラシュフォード、ブルーノ・フェルナンデス、ガルナチョ、最前線にマルシアルという陣形です。クロアチアとの準々決勝で120分プレイしたカゼミーロは、CBとしてスタメンに名を連ねています。おつかれさまです…!
チャンピオンシップで首位を走る相手とはいえ、本拠地オールド・トラフォードでの一戦です。ポープもタルコフスキもベン・ミーもいなくなったバーンリーなら、2-0勝利は順当でしょう。いや、それにしても、2つのゴールシーンは鮮やかでした。
先制は27分、ブルーノ・フェルナンデスがボックス右に出したサイドチェンジはパーフェクト。ワン・ビサカがスライディングで中央に高速クロスを入れると、エリクセンの豪快なボレーがゴールのど真ん中に突き刺さりました。57分の2点めは、右サイドで奪ったカウンター。自陣からドリブルでゴール前まで持ち込んだラシュフォードが2人をかわし、鋭い一撃を左隅に収めました。
最大の収穫は、キレキレだったワン=ビサカ。アシスト、チャンスメイク、ドリブル突破2回と攻撃に貢献したSBは、デュエル&空中戦の勝率90%という彼らしいスタッツを残しています。この日のようなプレイを続けられれば、テン・ハフ監督の補強ポイントをひとつ減らすことができます。
3位ニューカッスルと4位トッテナムに迫っているマンチェスター・ユナイテッドは、プレミアリーグの後半戦で追い込むために、いくつかの課題をクリアしなければなりません。「ロナウドの代役」「サンチョとマルシアルの復活」「若手の育成」「CBの安定化」「主力のリフレッシュ」。最初に決着をつけるべきは、冬の補強でしょう。
前線の最有力候補は、左サイドを主戦場とするコーディー・ガクポ。PSVで公式戦24試合13ゴール17アシストのアタッカ―を獲得できれば、調子を上げてきたラシュフォードと負傷が癒えたマルシアルにセンターをまかせ、右にアントニーが入る布陣でも戦えるようになります。
心身に問題を抱えているサンチョも、復活すればサイドのスペシャリストとして機能してくれるはずです。ガルナチョとエランガを加えると、3つのポジションに7人。ヤングスターたちの成長によって、チーム内の競争が活性化すれば、得点力は自ずと上がってくるのではないでしょうか。
ガクポ以外の候補に目を向けると、ベンフィカのゴンサロ・ラモスはルイ・コスタ会長のガードが堅く、ナポリのオシムヘンは1億ポンドがネックです。ドルトムントの18歳CFユスファ・ムココを獲るなら、エランガやガルナチョを大事にしたほうがいいでしょう。オランダ代表が難しければ、夏までは現有戦力でがんばると腹を決めてもいいのではないかと思われます。
一方、最終ラインのベストメンバーはダロト、ヴァラン、リサンドロ・マルティネス、ルーク・ショー。テン・ハフ監督のミッションは、ワン=ビサカとマグワイアの評価です。復活させられればOK、難しいと判断して補強するもOK。ライプツィヒのヨシュコ・グヴァルディオルやナポリのキム・ミンジェが候補となっていますが、理想はイングランド人たちの復活です。
中盤はカゼミーロ、エリクセン、ブルーノがファーストチョイスですが、彼らがいない試合をどうまわすかを考えておかなければなりません。フレッジはいいとしても、ファン・デ・ベークは覚醒の気配がなく、マクトミネイはイージーミスとラフプレーが心配です。ここは補強よりも、プレスの連動性と中盤のスペースのカバーリングを向上させることを考えるべきでしょう。
以上、マンチェスター・ユナイテッドの課題をひととおり挙げてみました。ロナウドの離脱が、ブルーノ、ラシュフォード、マルシアル、サンチョらの発奮につながってくれればと願っています。再開後の3試合は、ノッティンガム・フォレスト、ウルヴス、ボーンマス。3連勝でTOP4に食い込み、いい雰囲気でマンチェスターダービーを迎えられればいいですね。
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