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偏愛的プレミアリーグ見聞録

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ブノワ・バディアシルを獲得したチェルシーは、ミハイロ・ムドリクのハイジャックを画策!?

契約は7年半!プレミアリーグで10位に転落したチェルシーがモナコのCB獲得を発表しました。「BBC」によると、21歳のブノワ・バディアシルの移籍金は3500万ポンド(約55億6000万円)。17歳だった2018-19シーズンにファーストチームに加わった長身のフランス人は、5シーズンめで公式戦135試合6ゴールという数字を残しています。

U-16から各世代のユース代表として活躍し、9月にはフランス代表デビュー。チェルシーの公式サイトに掲載されているバイオグラフィーと獲得を伝えるニュースの行間から、ヤングスターに対する期待の大きさが窺えます。

「194cmで空中戦に強いDFであると同時に、足元のボールさばきにも定評があり、後方からのビルドアップや逆サイドへのロングパスでプレイを切り替えることもできる。圧倒的なスピードがあり、クラブレベルでは4バックと3バックの両方を経験している」

「スカイスポーツ」のカヴェ・ソルヘコル記者によると、チェルシーはライプツィヒのクロアチア代表DFヨシュコ・グヴァルディオルも狙っていたのですが、高額の移籍金を見て断念したそうです。7年半という長期契約に至ったのは、3500万ポンドの移籍金の償却期間を延ばすことによって、ファイナンシャルフェアプレーへのインパクトを軽減するためと見られています。

チアゴ・シウヴァ、アスピリクエタ、クリバリ、トレヴォ・チャロバー、フォファナ…リース・ジェームズとククレジャまで入れると、CBをこなせる選手が7人もいるチェルシーは、夏にベテランを手離そうとしているのでしょうか。

中盤にも、21歳のベンフィカMFエンソ・フェルナンデスを引き入れようとしており、エンゴロ・カンテとジョルジーニョのいずれかが退団する可能性があります。ライプツィヒのクリストファー・エンクンクが夏に到着するといわれている前線は、アーセナルと相思相愛と報じられていたミハイロ・ムドリクが最有力候補になっているようです。

アルゼンチン代表MFを巡る交渉は、バイアウト条項の1億500万ポンド(約167億円)を払いたくないチェルシーが、ディスカウントと分割払いを持ち掛けて頓挫したと伝えられています。もともと売る気がないベンフィカは、当然これを拒否。移籍金が下がらなければ、チェルシーはターゲットを切り替えるといわれており、このまま破談になってしまうかもしれません。

対してアーセナルからのハイジャックのほうは、シャフタール・ドネツクのダリヨ・スルナSDがチェルシーVSマンチェスター・シティを観戦している姿が目撃されています。8500万ポンドをできるだけ下げたいアーセナルが交渉に失敗すれば、ムドリクの行き先はウェストロンドンになりそうです。

オーバメヤンがフィットせず、得点力不足に悩むポッター監督は、前線にタレントを加えたいでしょう。ムドリクか、ドルトムントのユスファ・ムココか、あるいは…!? CB獲得に成功したチームの次なる補強に注目です。(ブノワ・バディアシル 写真著作者/Werner100359)


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