2023.01.26 トッテナムの話題
スパーズ残留か、マン・ユナイテッド移籍か?現地メディアがハリー・ケインの未来を多角的に解説!
プレミアリーグ21節、フラムとのロンドンダービーは、トッテナムにとって厳しい一戦でした。テテ、アントニー・ロビンソン、ボビー・リード、ウィリアンが左右から繰り出したクロスは16本。中央で競り負けるシーンが目立ち、このところミスが目立つロリスが危険なファンブルを犯すシーンもありました。
必死に守るチームを救ったのは、やはりハリー・ケインです。前半終了間際にソン・フンミンの短いパスを足元に収めると、中にまわりこんでリームをかわし、右足一閃。三笘薫のような絶妙なコースのミドルに、GKレノは一歩も動けません。スパーズでの通算ゴールは266となり、ジミー・グリーヴスと並んで歴代1位。次の1発は、プレミアリーグ通算200発めのメモリアルです。
4位マンチェスター・ユナイテッドとの差は3ポイント。しかしライバルは1試合消化が少なく、2年連続のCL出場権獲得は、依然として厳しい状況です。そんななかで、ハリー・ケインの未来が話題になっています。夏になれば、スパーズとの契約は残り1年。手離したくないクラブは、延長交渉を進めようとしています。
11歳でスパーズのユースチームに加わり、18年をノースロンドンで過ごしてきたストライカーは、アラン・シアラーが持つプレミアリーグ260ゴールというレコードを更新したがっているようです。であれば、移籍先の最有力候補はマンチェスター・ユナイテッド。ピッチの上でTOP4の座を争っている2つのクラブは、稀代のゴールゲッターを巡る綱引きを繰り広げています。
「Tottenham striker’s future explained from all angles amid reported Man Utd interest」。マンチェスター・ユナイテッドが興味を示しているなかで、スパーズの10番の未来を多角的に論じているのは、「スカイスポーツニュース」を担当しているメリッサ・レディさんとポール・ギルモアさんです。
本人、ノースロンドン、マンチェスターの3つの立場について、彼らはこう整理しています。ハリー・ケインについては、「スパーズとの契約延長についてはオープン、しかしタイトルを獲得したい気持ちは強い。コンテ監督が残留し、補強を進めるなどクラブが野心を示さなければ移籍に傾く。行き先は、プレミアリーグ記録の更新が狙える国内のクラブ」としています。
これに対してスパーズは、「何とか交渉を再開してエースを説得したいが、契約が残り1年となるとマン・シティを撃退したときのように強気にはなれない。話がまとまらず、売却という最終手段しかなくなった際には、ライバルではなくバイエルン・ミュンヘンやレアル・マドリードなど海外と交渉したい」。放出という結論になる可能性は、低いとはいえません。
マンチェスターについては、「ストライカー獲得は、夏に取り組むべき最優先課題。彼らの補強を見ると、ヴァラン、カゼミーロ、エリクセンなど『血統書付きの経験豊富な選手』と、アントニーやジェイドン・サンチョのような高いポテンシャルを持つヤングスターのバランスによって、今も将来も強いチームをめざしているように感じられる」となります。
カゼミーロの加入で、明らかに強くなったマン・ユナイテッドは、30歳の選手にビッグマネーを投じるのを躊躇しないでしょう。ましてやハリー・ケインなら、エリクセンとの化学反応が期待できます。ロナウド去りし後の席は、イングランド代表のキャプテンがぴったりはまるようにメンテナンスされている感があります。
スパーズとしては、エースの前にアントニオ・コンテ監督との問題を解決しなければなりません。大型補強を求める指揮官に、イタリアのクラブから声がかかったら、それだけで交渉はハードになりそうです。コンテ体制の継続を断念した場合は、ポチェッティーノ復帰という奥の手で、エースの引き留めをめざすかもしれません。
冬の補強は、エヴァートンからハイジャックしたビジャレアルFWアルノー・ダンジュマと、交渉が長引いているスポルティングCPのペドロ・ポロで打ち止めでしょうか。これだけでコンテ監督が納得するとは思えず、12ヵ月の契約延長オプションの発動については、今季の着地を見届けてから是非を決めることになりそうです。
マン・シティのときと同様に、未来は予測不能ですが、思い切って予想しましょう。ダニエル・レヴィ会長は、今度こそお金を選択するのではないかと思います。ただし、行き先はマンチェスター・ユナイテッドではないと見ます。ドイツの強さを表現したガリー・リネカーさんの名言をもじって、この話にオチをつけましょう。
「トランスファーマーケットは、シンプルなものだ。2つのクラブが契約の条件について必死に交渉し、最後はチェルシーがさらう」
必死に守るチームを救ったのは、やはりハリー・ケインです。前半終了間際にソン・フンミンの短いパスを足元に収めると、中にまわりこんでリームをかわし、右足一閃。三笘薫のような絶妙なコースのミドルに、GKレノは一歩も動けません。スパーズでの通算ゴールは266となり、ジミー・グリーヴスと並んで歴代1位。次の1発は、プレミアリーグ通算200発めのメモリアルです。
4位マンチェスター・ユナイテッドとの差は3ポイント。しかしライバルは1試合消化が少なく、2年連続のCL出場権獲得は、依然として厳しい状況です。そんななかで、ハリー・ケインの未来が話題になっています。夏になれば、スパーズとの契約は残り1年。手離したくないクラブは、延長交渉を進めようとしています。
11歳でスパーズのユースチームに加わり、18年をノースロンドンで過ごしてきたストライカーは、アラン・シアラーが持つプレミアリーグ260ゴールというレコードを更新したがっているようです。であれば、移籍先の最有力候補はマンチェスター・ユナイテッド。ピッチの上でTOP4の座を争っている2つのクラブは、稀代のゴールゲッターを巡る綱引きを繰り広げています。
「Tottenham striker’s future explained from all angles amid reported Man Utd interest」。マンチェスター・ユナイテッドが興味を示しているなかで、スパーズの10番の未来を多角的に論じているのは、「スカイスポーツニュース」を担当しているメリッサ・レディさんとポール・ギルモアさんです。
本人、ノースロンドン、マンチェスターの3つの立場について、彼らはこう整理しています。ハリー・ケインについては、「スパーズとの契約延長についてはオープン、しかしタイトルを獲得したい気持ちは強い。コンテ監督が残留し、補強を進めるなどクラブが野心を示さなければ移籍に傾く。行き先は、プレミアリーグ記録の更新が狙える国内のクラブ」としています。
これに対してスパーズは、「何とか交渉を再開してエースを説得したいが、契約が残り1年となるとマン・シティを撃退したときのように強気にはなれない。話がまとまらず、売却という最終手段しかなくなった際には、ライバルではなくバイエルン・ミュンヘンやレアル・マドリードなど海外と交渉したい」。放出という結論になる可能性は、低いとはいえません。
マンチェスターについては、「ストライカー獲得は、夏に取り組むべき最優先課題。彼らの補強を見ると、ヴァラン、カゼミーロ、エリクセンなど『血統書付きの経験豊富な選手』と、アントニーやジェイドン・サンチョのような高いポテンシャルを持つヤングスターのバランスによって、今も将来も強いチームをめざしているように感じられる」となります。
カゼミーロの加入で、明らかに強くなったマン・ユナイテッドは、30歳の選手にビッグマネーを投じるのを躊躇しないでしょう。ましてやハリー・ケインなら、エリクセンとの化学反応が期待できます。ロナウド去りし後の席は、イングランド代表のキャプテンがぴったりはまるようにメンテナンスされている感があります。
スパーズとしては、エースの前にアントニオ・コンテ監督との問題を解決しなければなりません。大型補強を求める指揮官に、イタリアのクラブから声がかかったら、それだけで交渉はハードになりそうです。コンテ体制の継続を断念した場合は、ポチェッティーノ復帰という奥の手で、エースの引き留めをめざすかもしれません。
冬の補強は、エヴァートンからハイジャックしたビジャレアルFWアルノー・ダンジュマと、交渉が長引いているスポルティングCPのペドロ・ポロで打ち止めでしょうか。これだけでコンテ監督が納得するとは思えず、12ヵ月の契約延長オプションの発動については、今季の着地を見届けてから是非を決めることになりそうです。
マン・シティのときと同様に、未来は予測不能ですが、思い切って予想しましょう。ダニエル・レヴィ会長は、今度こそお金を選択するのではないかと思います。ただし、行き先はマンチェスター・ユナイテッドではないと見ます。ドイツの強さを表現したガリー・リネカーさんの名言をもじって、この話にオチをつけましょう。
「トランスファーマーケットは、シンプルなものだ。2つのクラブが契約の条件について必死に交渉し、最後はチェルシーがさらう」
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