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偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

リヴァプールがジュード・ベリンガムの争奪戦から撤退!? 最優先ターゲットはチェルシーのMFか?

「BBC」「Goal」「スカイスポーツ」など、現地メディアが一斉報道。リヴァプールがジュード・ベリンガムの争奪戦から撤退するようです。昨夏以降は、レアル・マドリードとの一騎打ちながらトップランナーと報じられていたのですが、プレミアリーグで8位に沈んだクラブは、1億2000万ポンド(約200億円)といわれる移籍金を払う気はないといわれています。

「スカイスポーツ」によると、2016年以降のリヴァプールの補強と売却の収支は、マイナス2億4600万ポンド(約409億円)。8億ポンドを超えるチェルシーとマンチェスター・ユナイテッドの1/3以下で、エヴァートン、アストン・ヴィラ、ウルズスを下回っています。

ワイナルドゥム、マネ、サラー、ファン・ダイク、ナビ・ケイタ、アリソン、ジョッタといったワールドクラスを続々と引き入れる一方で、ベンテケ、サコ、コウチーニョ、ソランケ、ダニー・イングス、ブリュースターらをいいお値段で売却しています。プレミアリーグを制覇するまでのマイケル・エドワーズの仕事は、素晴らしいのひとことです。

2021年の夏以降は、イブラヒマ・コナテ、ルイス・ディアス、コーディー・ガクポを獲得したものの、高齢化が進んだ中盤を強化できず、今季はCL出場権を失うピンチに直面しています。ジュード・ベリンガムは、チームの中枢を立て直すうってつけの人材だったのですが、ダルウィン・ヌニェスを超える高額となると、二の足を踏むのもよくわかります。

「スカイスポーツ」は、「デクラン・ライスとモイセス・カイセドに切り替えた」と報じていますが、ハマーズのアンカーはアーセナルの本命で、ブライトンの若手は契約を延長したばかり。両者ともにハードな交渉になるのは確実で、成功確率は低そうです。人選は、違うポジションを強くすると伝えている「フットボールロンドン」のほうが、リアリティがあります。

チェルシーとの契約が残り1年となる24歳のアタッカーは、延長交渉をする気配がありません。今季プレミアリーグは23試合3ゴール2アシストと、彼らしくない数字を残しており、骨盤の負傷も相まって直近の公式戦10試合は先発ゼロです。

獲得を熱望しているといわれるクロップ監督に口説かれれば、指揮官が決まっていないチームを離れて、頂点を奪還しようとしているクラブに移籍するという選択肢を取る可能性が高まります。FFPを気にしなければならないチェルシーは、高額のサラリーを支払う余裕がなく、ナビ・ケイタを手離すレッズのオファーのほうが魅力的に映るかもしれません。

ブルーズがプレミアリーグで8位以下に終わり、欧州への道が閉ざされれば、それなりの移籍金が手に入る選手や高額サラリーのベテランはマーケットに出されるでしょう。ツィエク、オーバメヤン、ロフタス=チーク、アスピリクエタらが並ぶリストに、メイソン・マウントも足されるのでしょうか。レッズの動きとブルーズのシーズンの終え方に注目したいと思います。


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